ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

2020-01-01から1年間の記事一覧

「沈みゆく大国 アメリカ」を読む

この本は現在のアメリカの医療、介護の現状をありのままに描写したルポルタージュである。そして著者は日本の医療、介護がアメリカと同じ方向に進んでいることを危惧している。 第1章はアメリカの老人介護の実態が書かれていた。 アメリカの介護産業を一言で…

白木峰高原とコスモス

朝、日の出時間なのに暗い。雨は上がっているが、つい先ほどまで降っていたせいで、地面はしっかり濡れている。そしてまだ厚い雨雲に包まれて太陽は見えない。昨夜、晴れたらコスモスを見に行こう、天気が悪かったら「伊王島スパ」に行こうと連れ合いと話し…

「ルポ 貧困大国アメリカ」を読む

著者 堤 未果「ルポ 貧困大国アメリカ」 アメリカ大統領選挙がいよいよ佳境に入っている。大統領選挙のニュースを始め黒人差別事件など様々なアメリカのニュースを目にするが、最近のアメリカ発のニュースは想像を絶するものがある。昔の良きアメリカを彷彿…

「Ark Land Spa」へ行く

伊王島アイランドにスパができたと聞いた。子供連れで楽しめる愉快な施設という話である。関東に住んでいる孫が来た時に使えるかもしれないと思い、下見に行くことにした。 月曜日、午前10時半、駐車場にはたくさんの車が停まっている。かなり人気のようだ。…

「増田小夜 芸者 苦闘の半生涯」を読む

l 左:表紙 右:扉の著者と著名 本書は、大正の終わりに信州に生まれ、幼くして子守、それから芸者に売られ、戦後は様々な職業を経てきた女性が30歳過ぎにまとめた半生記である。この本には社会の底辺に生きるということがどういうことなのかが記されている…

香焼ウオーキング

青点からスタートして青点に戻る周回コース。歩行距離5.67km、最低高度0m、最高高度100m、総上昇高度136m、天気晴れ、温度20度、湿度62% 久し振りに香焼早朝ウオーキングをを楽しんだ。今日はいつもの総合公園コースを歩きながら、途中、釣り場の状況確認を…

日本が売られる その2

堤 未果さんの「日本が売られる」の続きを読む。 水道民営化政策で水が商品化され、国民の生存権が脅かされる状況が世界各国で起こったことは恐怖でしかない。それだけにとどまらず、次は「種子」が商品化されて食の安全保障が脅かされる状況になってきてい…

「日本が売られる」

堤 未果さんが書いた「日本が売られる」を読んだ。 裏表紙の解説に 「水と安全はタダ同然、医療と介護は世界トップ。そんな日本に今、とんでもない魔の手が伸びているのを知っているだろうか?法律が次々と変えられ、米国や中国、EUなどのハゲタカどもが、我…

高橋美穂さんのインタビュー記事

『「大坂なおみのマスク」に日本の多くの 選手が沈黙。高橋美穂「残念です」』 高橋美穂さんのインタビュー記事を見た。タイトルは上記の通りで、このタイトルだけ読むと高橋美穂さんが大坂なおみさんを「残念です」と批判しているようにも取れる表現なので…

「評伝 孫基禎」を読む その2

「評伝 孫基禎」の中には、氏の誕生から亡くなるまでの様々な出来事やエピソードが書かれてあった。読みながら考えさせられたことも多くあった。そのいくつかを記す。 左:ベルリン五輪 孫基禎等の表彰式 右: メキシコ五輪トミー・スミス等の表彰式 1936年ベ…

「評伝 孫基禎」を読む

評伝 孫基禎 著者寺島善一 「日本がカウントするオリンピック金メダルのうち、国内に存在する金メダルは一つ足りない。その一つは韓国にある。」と本の中に書かれていた。 1910年の韓国併合から1945年の日本敗戦までの35年間、日本は朝鮮半島を植民地支配し…

むのたけじさんの言葉

むのたけじさんは私が敬愛する人物の一人である。先日、長崎新聞に「鎌田慧の忘れ得ぬ言葉」という記事が載った。そこにはむのたけじさんの言葉があった。 ご存知の方も多いと思うが、むのさんは元朝日新聞の記者で、20代の頃のむのさんは朝日新聞の従軍記者…

「ハウステンボスの挑戦」を読む

ハウステンボスの創業者、神近義邦氏(78歳)の訃報が長崎新聞に掲載された。型破りの発想と行動力で長崎バイオパークや長崎オランダ村、ハウステンボスを生み出し観光県・長崎に貴重な財産を残した方である。関係者から多くの痛む声が聞かれた。 私は年間パス…

ショワージギング入門

友達がショワージギングをしている。ショワージギングとは岸(ショワー)から メタルジグという小魚のように作られた金属を疑似餌として魚を釣る方法らしい。私は、魚釣りは疑似餌でなく本当の餌をつけて釣るのが正道と思っていたので、疑似餌を使うショワージ…

大坂選手への批判と大坂選手の反論

大坂なおみさんが全米オープンで優勝したことと人種差別に抗議する態度を表明したことを先日のブログに書いたが、大坂選手の人種差別に対する抗議行動が批判を浴びていたことを知って驚いた。 全米オープンの前哨戦であるウエスタン&サザン・オープンでベス…

大坂なおみさんを賞賛

テニスの4大大会の一つである全米オープン女子シングルス決勝で大坂なおみさんが元世界ランキング1位のビクトリア・アザレンカさんに1ー6、6ー3、6ー3で逆転勝ちして2年ぶり2度目の優勝を果たした。 大坂なおみさんの復活の姿を見れて大変嬉しい。 ビクトリ…

ときめきを感じない総裁選

サンデーモーニングを見た。 その中で、安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選が話題になった。自民党総裁選に立候補したのは石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長の三氏である。 総裁選挙は安倍政権の路線継承か修正かを争点として争われる…

新政権へ問うメディア支配

安倍晋三首相(党総裁)の後継を決める総裁選のニュースが賑わっている。そういう中、新政権に対する様々な質問がなされている。長崎新聞に、新政権に問う(メディア支配)というタイトルで「安倍政権のメディア私物化」をテーマにした専修大学教授の山田健太氏…

台風10号対策と経過

大型で非常に強い台風10号は特別警報級の勢力を保ちながら7日未明本県(長崎県)に接近する見込みという台風情報が繰り返しニュース等で流されていた。 台風が私が住む長崎市に最接近するのは7日(月)早朝らしい。 5日(金)、保険屋さんから電話が入る。「台風が…

「欲望の経済を終わらせる」を読む

「欲望の経済を終わらせる」は財政学者である慶應義塾大学教授の井手英策氏の著書である。 この本の中で、様々な国際比較調査(2015)が書かれてあった。仕事についての調査(2015年)は41の国・地域での日本の順位である。「失業の心配がない」は41カ国中40位、…

安倍首相の負のレガシー

安倍晋三首相はこの8月24日には、佐藤栄作内閣の7年8カ月を抜き、史上最長政権になったのもつかの間、8月28日、官邸で辞任表明を行った。 それに伴い、安倍晋三首相は日本と日本国民に何を残したか、安倍首相のレガシーは何かという話題が様々なところで行わ…

早朝サイクリング

台風の影響でしばらく天気が悪かったが、今日の天気予報は晴れである。今日は、久しぶりにサイクリングに行くことにした。サイクリングコースは香焼小学校を出発点にして伊王島の最西端にある灯台まで行って戻るコースである。 赤点を出発して赤点に戻る周回…

『「助けて」と言える国へ』を読む

奥田知志さんと茂木健一郎さんの共著である『「助けて」と言える国へ』を読んだ。 奥田さんはキリスト教会の牧師さんでNPO法人「北九州ホームレス支援機構」の理事を務めている方である。また、茂木さんは脳科学者である。この本はお二人の対談で構成されて…

ハウステンボスの休日 その2

ハーバータウンから見たアムステルダムシティー 朝、6時に目が覚める。目を開けて部屋を見回して「ああ、そうだ、ハウステンボスに泊まってるんだ」と納得する。ハウステンボスに泊まってやりたいことがあった。それは早朝散歩の写真撮影である。今まで日航…

ハウステンボスの休日 その1

c 新型コロナウイルス対策でステイホームしている。どこにも行かない夏を過ごしている。県内でいいから、一泊でもいいからどこかに行きたいねと連れ合いが言う。昼間は暑いから歩き回れないけど、県内でどこか楽しめるところはないだろうか、と言いながら二…

東京オリンピック中止?

人によって言うことが大きく異なり、「アスリートファースト」どころではない東京五輪の2021年夏の開催問題。予定通り開催か? 中止か? さらに延期か?など様々な予想が飛び交っている。 そういう中、スポーツライターの小林信也さんが書いた『東京五輪「中…

姉の通院に付き添う

私は現在70歳である。私は三男一女の四人兄弟の三番目になる。一番上は姉で今年79歳で、今も健在である。二番目の兄は44歳の時に亡くなった。一番下の弟は3年前に64歳で亡くなった。 3年前に一番下の弟を送った時に私は姉と話をした。「いよいよ兄弟二人にな…

サンデーモーニング 「風を読む」を見た

75回目の「終戦の日」を迎えて、戦後生まれが、日本人の85%に達するなど、「戦争の現実」を語り継ぐ人々の数が年々減りつつある中、8月16日のサンデーモーニングは「風を読む」コーナーで先人たちが残した声に、改めて耳を傾ける企画を行った。 番組の中で、…

長崎のお盆風景

8月13、14、15日、お盆の行事が行われた。 長崎のお盆は中国風である。長崎のお盆の著しい特色は、丘や山の中腹にある墓地が全て燈火のイルミネーションに飾られることと8月15日の夜の精霊流しの絢爛さである。 徳川幕府の天明時代後期(1790年頃)に書かれた…

「牛疫」を読む

新型コロナウイルスが猛威をふるっている。新型コロナウイルス感染者が世界で2000万人を超え、死者は74万人に拡大している。今日の長崎新聞には新型コロナウイルスの感染禍は今後数十年に長期化するという予測もあり、人類は息の長い対応を迫られているとい…