ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

結婚式雑感

 

 

私は心臓の持病を持っている。昔だったらとても長生きはできないところだが、医療技術の進歩によって現在まで生き長らえることができている。

単に生きながらえるだけでなく、飛んだり跳ねたり走ったり自由にでき、健常者となにひとつ変わらない生活を営むことができている。この医療技術の進歩に、私自身驚くと同時にその恩恵を受けていることに深く感謝している。、普段は、心臓のことを特別意識しないで私は生活している。しかし、先週の日曜日は心臓のことを意識した1日になった。

 

日曜日、我が家の今年一番のイベントである次女の結婚式がおこなわれた。私は娘をエスコートしてバージンロードを歩いた。私は歩きながら今日まで生きてて良かったと思った。

今日、もし私が生きていなかったら、このバージンロードを娘の手を引いて歩いたの誰だっただろうか?私の妻が私の代役をしただろう、と思う。そのとき、妻は立派に私の代役を果たしてくれただろう。しかし、それでも娘には淋しい思いをさせてしまっただろうと思う。娘に淋しい思いをさせないだけでも生きてて良かった、と娘をお婿さんに手渡して背中を見送りながら思った。

今日、娘の結婚式に立ち合って、披露宴の場で娘から感謝の手紙を読んでもらった。父親として母親として特別なことをしてきたわけではないが、娘から最高の勲章を貰ったと思う。生きてて良かったと思った。

 

結婚式の前日、明日の結婚式を無事に済ませたいと思うたびに、普段特別、意識をしない持病の心臓が思い起こされ、ちょと不安になった。思い起こすたびに、明日まで生きたいと思った。

 

私の心臓も頑張ってくれて、私も役割を果たすことができ、無事に結婚式を済ませることができた。安堵した。