ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

高尾山登山

同期会終了後、しばらく東京に滞在。今日は高尾山へ行く。

f:id:battenjiiji:20190529104444j:plain

高尾駅の天狗像

テレビなどで高尾山登山の話題が出るたびに、「面白そうな山だなぁ。」と思い、いつか行きたいと思っていた。しかし東京に行く機会はあってもなかなか高尾山まで足を延ばす機会はなく、長年見送っていたが、今回、思い立ったら吉日とばかり行動を起こすことにした。東京から電車を乗り継ぎまずJ R 中央線で高尾駅へ行く。高尾駅のホームには高尾山のシンボルでもある天狗さんが出迎えてくれる。

f:id:battenjiiji:20190529105453j:plain

高尾599ミュージアム

京王高尾線高尾山口10時に到着。登山を始める前に、予備知識を得るため599ミュージアムに行く。「TAKAO 599 MUSEUM」は高尾山に生息する動植物の展示や映像を行い、高尾山登山についても情報発信している「観光」「学習」「交流」の3つの機能を併せ持つ八王子市が管理する自然博物館で、2015年にオープンした新しい施設である。そこでコースマップをいただき出発する。

f:id:battenjiiji:20190529111628j:plain

高尾山ケーブルカーもみじ

私が選んだ今日の登山コースは1号路(表参道コース)でテーマは“高尾山の自然と歴史”である。また、このコースは途中までケーブルカーで行けるので運動不足の私にとって願っても無いコースである。

ちなみに、高尾山ケーブルカーは高尾山の麓から中腹の間の標高差271メートルを6分ほどで結ぶ日本一急勾配のケーブルカーである。

ケーブルカーで中腹の高尾山駅に到着。これからは徒歩で頂上目指す。

f:id:battenjiiji:20190529114746j:plain

開運蛸杉

歩き始めたらすぐに展望台に出るが、今日は曇りで、しかも今にも雨が降りそうな天気で景色もよく見えない。展望台を過ぎたら、 「たこ杉」が見えてくる。この「たこ杉」と呼ばれる大木は、昔、参道開さくの際、工事の邪魔になるところから伐採しようとしたら、一夜にして根が後方に曲折したとの伝説からきている巨木である。

f:id:battenjiiji:20190529115759j:plain

男坂女坂分岐点

蛸杉を過ぎ、緑を楽しみながら登ってくると分岐点到達。右に行くとなだらかな坂の女坂、左に行くと階段が続く男坂という案内がある。当然、右の 女坂を選択する。

f:id:battenjiiji:20190529122613j:plain

高尾山薬王院有喜寺

女坂をゆっくりゆっくり登って、杉を布施した人のご芳名が延々と続く大杉原を過ぎると高尾山薬王院有喜寺に着く。薬王院は今から1200年前に開山された真言宗の寺院で御本尊は「飯縄大権現」である。高尾山の天狗は古来、御本尊様に従いお護りする随身であり、開運や魔除けなどの力を備えているらしい。

f:id:battenjiiji:20190529124523j:plain

高尾山山頂599.15メートル

薬王院で願叶輪潜(願い叶う輪くぐり)などをして、小学生に追い越されながらゆっくり登って行くとやっとの思いで頂上到達。

f:id:battenjiiji:20190529130734j:plain

頂上広場の賑い

頂上広場はハイキングで登ってきた小学生で賑わっていた。

小学生はここでお弁当を開くが、あいにく食べ始めるとあめがポツポツと落ちてきた。小学生が「雨が降ってきた。先生、お弁当食べれない。」と先生に訴える。「雨が降ったら、どうしたらお弁当食べれるか自分で考えて行動してね。」ベテランの先生は落ち着いてこれも勉強ですと返事する。

f:id:battenjiiji:20190529131450j:plain

4号路つり橋コース案内標識

下山コースは4号路のつり橋コースを通って帰ることにした。つり橋コースは鳥のさえずりを聴きながら森の中を歩くコースで、また高尾山で唯一のつり橋“みやま橋”がある人気コースと案内にあった。

f:id:battenjiiji:20190529134022j:plain

みやま橋

みやま橋で小学生に追いついた。小学生は4号路を歩きながら木の名前を質問したり虫の観察などしながら森の中のハイキングを楽しんでいるようだった。

f:id:battenjiiji:20190529143214j:plain

京王高野山温泉 極楽湯

15時10分 京王高野山口駅に無事到着。途中通り雨がポツリポツリしたが、大した影響もなくラッキーだった。さすがに汗びっしょりなので駅の隣にある極楽湯でゆったりと温泉に浸り汗を流して帰ることにした。

山歩きの後の温泉が今日の一番のごちそうであった。