今日は用事で大村市に行くことになった。大村市は長崎空港がある街なので、長崎からはリムジンバスがたくさん出ている。大村市にはリムジンバスで行くことにした。
長崎駅前にあるバスターミナルに行き、大村市内経由のリムジンバスのチケットを買った。空港直行便は1時間に何本も走っているが、大村市内経由の便は1時間に1本の割で走っている。私がバスターミナルに到着したのは大村市内経由のリムジンバスが発車したばかりで、次の発車まで約1時間待つことになった。
ここのバスターミナルからはリムジンバス以外にも、福岡、大分、熊本、宮崎など各地に高速バスがでている。昔、長女が宮崎に住んでいた時、ここのターミナルからよく高速バスで宮崎に行ったことを懐かしく思い出した。
出発までしばらく時間があるので、駅前の高架広場を散歩していたら、いかにも修学旅行らしい10人くらいの男女の中学生のグループに出会った。路面電車で市内観光をしてきたのだろうか、電停から高架広場に上がって来ていた。みんな楽しそうにしニコニコしている。制服を着ていたので制服に書かれている漢字を読もうとしたら、読めない。通りすがりに耳に入ってくる言葉は中国語である。
17、8年ほど前、長女が高校生の時、修学旅行先は中国だった。それが今は中国の中学生が日本に修学旅行に来る時代になったようだ。最近は中国の中学生や高校生のグループを、長崎でよく見かけるようになった。
南島原市のホームページを見ていたら、中国上海の中学生が南島原の加津佐中学校を訪れて交流を行なったという記事が載っていた。それぞれが自国の文化を紹介しあったり、歌を歌ったり、七夕にちなんで短冊に願い事を書くなどして楽しい交流会を持ったという記事が掲載されていた。私が今日長崎駅の高架広場でみた中学生も、県内のどこかの中学校を訪問して交流をしたと思う。隣人同士、特に若い人たちがこの草の根交流を広げていくことがお互い理解を深めていく一番の方法だと思う。
どんなに時代は変わっても、このように日中間の交流が深まっていくことを嬉しく思う。そして、ますます深まっていって欲しいと願う。