関東に住んでいる長女が子供二人を連れてお盆帰省をしている。私にとって可愛い孫である。二人のうち、女の子は五才で今幼稚園に行っている。下は男の子で三才である。彼も今年から幼稚園に行っている。孫たちが長崎に到着以来、家内がお世話をしているが、私は仕事で迎えに行けなかったし、まだ会っていなかった。今年の6月、私が長女の家に遊びに行き、孫たちと一緒に遊んだ。その時以来2ヶ月ぶりの再会だった。私が玄関を開けてそーっと孫たちが食事している部屋に入っていき、「こんにちは」と声をかけると、二人は「爺じ!爺じ!」と言って、再会をとても喜んでくれた。
今朝は男の子が早起きして、私に遊ぼうという。「おはよう。爺じと一緒に公園に行きたい人?」と質問すると、ニコッとして「はーい」と返事する。それで、今朝は公園まで早朝散歩することにした。公園に行く途中、彼が何か一所懸命話をしている、よく聞いてみるとその公園にあるブランコに乗って遊ぶと言っていた。(その公園は何回か行っている)
ブランコが終わったら、次にライオンの乗り物が目の入った。そのライオン君目指して一直線に走っていく。そしてライオン君の周りを回りながら乗れるかどうか観察している。「一人で乗れる?」と聞くと「うん」と大きくうなづいて足を高く上げて自分で乗った。あとはブンブン前後に大きく揺すって遊ぶ
海賊船みたいな形をした滑り台を発見。どこから上るのか、海賊船の周りを回って上り口を探す。いろんな上り口があったけど、この縄はしごが1番簡単な上り口みたいだ。「ここから上に行ける?」と尋ねるが黙っている。もう一周回って上り口を探している。自分の上り口はここしかないと決心したのか、縄はしごに足をかけて上り始める。手足を交互に出してしっかり縄はしごに足をかけて慎重に上っていく。そして無事に登頂成功。滑り台を楽しむ。
滑り台の次は、鉄棒発見。鉄棒は得意で、大好き。駆け寄って鉄棒にぶら下がる。ブラン、ブラン、ブラン、何回かすると止まる。これ以上すると手が痛くなるらしい。休みながらブランブランを繰り返す。
砂遊びをしたいと言うので砂場に行く。爺じも一緒に砂遊びしようと思いアンパンマンとバイキンマンを作ることにした。爺じが「バイキンマンをつくりたい人?」と聞くと「イヤー」と返事が返って来る。今度は「アンパンマンを作りたい人?」と尋ねると、また「イヤー」という返事が返ってくる。爺じは無視してバイキンマンとアンパンマンを作るが、孫君はそれには興味をしめさず、黙々と自分で何かを作っていた。
一時間近く公園で遊んだ。この公園で遊んだのは半年前だったろうか?あの時は、まだブランコもこんなに上手にできなかった、もちろん鉄棒もうまくなかった。半年の間に確実に成長していることを実感する。誰にも邪魔されず孫君と二人だけで過ごした朝のひとときは、爺じにとってまさに至福のひとときでした。
「ありがとう。また、遊ぼうね。」