定年退職して仕事をしていなくても、今週は、毎日次から次に忙しいことが起こった。ゆっくりできるのは日曜日だけである。今日は待ちに待った日曜日。いつものようにサイクリングに出かけることにする。今日の目的地は水辺の森公園である。そして、その後余力があれば、久しぶりに東山手を歩くことにしよう。
水辺の森公園は長崎市内の港湾部に設けられた公園で市民の憩いの場所である。また、すぐ隣は国際観光船が接岸する埠頭で、国際観光船の観光客も散歩に訪れる場所でもある。
水辺の森公園の隣の埠頭には今日も国際観光船が入港していて、水辺の森公園ではたくさんの外国の観光客の方が散歩をしていた。長崎は日本の西の果てであるが、発想を変えて、アジアから日本を見ると長崎は日本の玄関口にあたる。長崎はこれからも日本の玄関の役割をしっかりと果たしていくべきだと思う。
公園は「水の庭園」と「大地の広場」と美術館がある区域を巡る「アートプロムナード」と公園の東側を巡る「水辺のプロムナード」の四つに区画されている。「水の庭園」では小さい子供達が渚遊びできるような設計がされており、また周りの芝生では読書などされて過ごされている方も多い。「大地の広場」は広い芝生広場と小川が流れる森で構成されており子供達が元気に走り回ったりする様子が見られる。四つの区域は運河で区画されており、運河沿いに遊歩道が作られ気持ちの良い散策が楽しめる。
運河沿いの遊歩道は公園の四つの区画を結ぶルートであると同時に、遊歩道から見る各区画の風景や雰囲気を楽しむことができる。季節によって、時間帯によってその表情が変わっておもしろい。因みに、遊歩道1は「大地の広場」にある遊歩道で、遊歩道2は「水辺のプロムナード」の遊歩道である。
アートプロムナードは美術館を中心に造られた遊歩道である。その一角には彫刻が展示されていた。ハンマー投げの選手を表しているのかもしれないが、案内は何もなかったので自信がない。
今日は、この小川に入って遊んでいる子供達はいなかったが、夏は子供達がこの小川に入って水しぶきををあげながらはしゃぎまわっていた。夏、ここでは子供達の歓声が絶えることはない
「大地の広場」の小川を通り過ぎると林の中に遊歩道が続いている。緑の中の散策も楽しい。さらに秋が深まる頃、落ち葉に埋まった林を散策するのもまた楽しい。
「水辺の森公園」は長崎港の出船入船を見通すことができる。そして、港の外を見ると女神大橋が正面に見える。「水辺の森公園」に来て芝生に座ってコーヒーを飲みながら出船入船を見ていると、ほっとする。そんな平和な日々がいつまでも続いて欲しいと思う。