11月16日から2泊3日の「JR九州観光列車の旅」で熊本・鹿児島へ行く。今回のJR旅行については、自分で計画を立て、旅行社に依頼せず自分で切符の手配をしようと思い、切符の発売日である1ヶ月前の９時に緑の窓口に並び切符の獲得に挑戦した。人気の観光列車は発売と同時に完売になり私が希望する時間帯の予約がとれず、やむなく時間変更を余儀なくされることもあったが、なんとか希望通りの日程でJR九州の切符を確保できた。苦労して取った観光列車の旅を１ヶ月間楽しみにしてきた。そしていよいよ実行のときがきた。
第一日目の今日は長崎から人吉までの旅である。
朝から長崎駅に急ぐ。今日はこれ以上の晴天はないと思われるほどの好天に恵まれた。余裕を持って長崎駅に到着して、待合室で出発を待っていると、構内放送で「只今、列車の運行に遅れが出ております」というアナウンスが流れていた。
私が乗る予定の８時４６分発特急かもめ10号はすでにホームに入ってスタンバイしている。かもめ号は白いかもめを想像していたが、今日のかもめ10号は787系の「つばめ」が代行するらしい。この車体に描かれている「つばめ」のトレインマークを確認して乗車。かもめ10号に乗車して出発を待っていると定刻に出発した。、安心していたら、諫早駅出発時には只今7分遅れとアナウンスしていた。私は新鳥栖駅で新幹線さくらに乗り換えるが乗り換え時間は10分しかない。このまま遅れがさらに出ると予定が狂うと心配しながら新鳥栖駅へ向かう。かもめが頑張ってくれて新鳥栖駅では５分遅れに戻してくれた。５分あれば乗り換え大丈夫。
新鳥栖駅で降車したら、新幹線ホームに急ぐ。私がホーム到着と同時に新幹線さくらが入構する。新鳥栖駅から熊本駅までの２４分間の短い旅であるが私の九州新幹線初乗車である。新幹線「さくら」は速いが揺れないし振動が少ない。滑るような快適な走りであった。
熊本駅に到着したら、早速「クマモン」がお出迎え。次の出発時間まで4時間あるので、熊本市内散歩に出かけることに決定。
熊本市内で昼食をとりながらの４時間散歩は熊本城散歩に決定。熊本城周遊に便利な「しろめぐりん」に乗車する。便利で安いという噂で乗車した「しろめぐりん」は噂以上に楽しいものだった。乗車して車内アナウンスを聞いていると、いろんな芸能人がアナウンスしている。志村けんさん、武田鉄矢さん、美川憲一さんなど面白おかしく案内してくれるのでこれが楽しい。よく聞くとこれはすべてコロッケさんのものまね車内アナウンスである。コロッケさんは熊本出身で、熊本市のわくわく親善大使を務めておられるということであった。アナウンスを楽しみながら熊本城のビューポイント熊本市役所へ行く。
平成28年の熊本地震により被災した熊本城は現在復元工事が行われていた。完成まで20年以上かかるほどの大工事が行われている。一日も早い修復を祈りたい。
市役所からの熊本城の眺めを楽しんだ後は、歩いて「城彩苑」へ行く。途中清正公の前を通って、熊本城の歴史体験と城下町独自の食文化などを楽しめるグルメスポットでもある「城彩苑」に行く
熊本城がもっと楽しくなる歴史と文化の発見ゾーン熊本城ミュージアムで「熊本城バーチャルリアリティー〜不落の名城を読み解く〜」のVR映像を見る。熊本城の秘密が明かされておもしろい。食事をしながら熊本の歴史を思いっきり楽しんでいると列車の出発時間が迫っている。急いで熊本駅に向かう。
今日の一番の観光列車は「かわせみ・やませみ」である。発売と同時に満席になるというなかなか人気の高い列車である。１５時22分発の熊本発人吉行きの「かわせみ・やませみ5号」に乗車する。列車は球磨川沿いに進みなかなか風情がある景色を楽しめる。また、車内では専属スタッフによる観光案内が行われ、昔話などの民話の紹介があったり、写真撮影サービスやスタンプカードプレゼントがあったりお客様に楽しんでもらう様々な工夫がされており、楽しい有意義な時間を過ごすことができた。
列車は定刻１７時に人吉駅到着。観光列車の旅第一日目を無事に終了。今夜は人吉温泉で疲れを癒す。
