ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

長崎稲佐山 スロープカー

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長崎稲佐山の中腹駐車場から山頂展望台までを約8分で結ぶスロープカーがついに完成し、2020年1月31日より運行を開始している。孫が来崎したとき連れて行こうと思う。今日はスロープカーの下見に行くことにした。

 

 

スロープカーは、傾斜地を移動できる斜面走行モノレールである。長崎稲佐山スロープカーは、空調を完備し、急勾配の斜面も客室内は常に水平を保ち走行する。もちろん、車椅子での乗車も可能である。

稲佐山スロープカーは2両編成の80人乗りで、約80mの高低差がある中腹駅から山頂駅間500mを8分で結んでいる。

 

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車窓は360度総ガラス張りで、香港、モナコ、とともに「世界新三大夜景」に認定された長崎の夜景がパノラマで楽しめるように設計されている。

 

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ジェットコースターみたいなレールをスロープカーは登って行く。スピードはそんなに速くないが、急勾配のレールを見ると緊張する。しかし、モノレールは常に水平を保ち不思議な感じがする。

 

 

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急勾配も平地でも車内はいつも水平を保ち走行するので安心する。ケーブルカーみたいに階段状になっていないのが不思議。

 

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高度が上がるにつれて、車窓から見る市街地の眺めが広がっていく。世界三大夜景をスロープカーでも楽しめるようだ。

 

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高度を上げて、登りきったらジェットコースターでは急降下ののスリルが待っているが、スロープカーは安全第一の静かな走りに満足する。

 

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予定通り8分で山頂駅に到着する。山頂駅は新築で何もかも新しい。山頂駅からは五島へ続く海が見える。山頂駅からの眺めも良い。

 

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山頂駅から遊歩道を通って展望台へ向かう。展望台は総ガラス張りのビルで屋上も展望台になっているが、冬の寒い時期は屋内からも夜景が楽しめる作りになっている。

 

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展望台の手前の広場で「450年のきもの」という名前のモニュメントを発見。説明文に「この彫刻は、日本とポルトガルの友好450年を記念してポルトガル共和国リスボン市から長崎市に寄贈され、マリオ・ソアレス大統領ご臨席の下、除幕されました。

1993年10月」とあった。

 

 

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稲佐山展望台から長崎港を見る。稲佐山は標高333mで、長崎市内を中心に長崎港外まで大パノラマを楽しむことができる。2012年に世界新三大夜景に選ばれた長崎の夜景をこの展望台から手軽に楽しむことができる。

 

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世界新三大夜景都市の長崎テーマ曲「長崎夜曲」を葉加瀬 太郎さんが作曲した。ホールには「長崎夜曲」が流れ、雨の日、夜景が見れない時のために夜景の写真が準備されていた。

 

稲佐山展望台へのアクセスは従来の車とロープウエイの二つの方法に、さらにスロープカーが加わり、アクセスが大変便利になった。特に、自然の中に溶け込むようなデザインのスロープカーは大好きになった。孫と一緒に早く来たいと思う。