ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

4・9伊王島散歩

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青ピンからスタートして矢印の方向に進み青ピンまで戻る周回コース。距離4.73km。所要時間1時間38分。上昇高度29m。天気うす曇り 温度12度 湿度71%

 

コロナウイルスの拡散防止のため、外出自粛要請がでている。家族に感染させてはいけないので、毎日、自宅でおとなしくして過ごしている。でも、今朝目覚めたら太陽が燦々と輝いているので散歩に行こうと思い立った。人出の少ない場所であれば問題ないと判断して、今日は伊王島の「海を見ながらゆっくり歩こうコース」を散歩することにした。伊王島伊王島沖ノ島の二つの島が橋で結ばれてできている。今日は沖ノ島の周回道路を散歩することにした。

 

このコースは伊王島の宿泊の観光客の方がサイクリングやウオーキングでよく利用するコースである。もしウオーキングされている方がいたら、お互い迷惑にならないよう離れて歩こうと思う。

私は伊王島大橋を渡り、伊王島大橋下にある駐車場に車を停めてそこから出発する。

 

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左手に海を見ながら海沿いの道を歩く。今日は薄曇りで風はない。穏やかな日差しを浴びて、潮の香りを楽しみながら歩く。気持ちが良い。しばらく歩くとヤシの木が植えられている一画に到着。ヤシの木の下に立って海を眺めると島崎藤村の「椰子の実」の歌を思い出す。そして南国情緒を感じる。

コロナの問題が起こっていなければ、今日もサイクリングやウオーキングの人の姿が見られていたはずなのにサイクリングやウオーキングする人は一人も見かけない。

 

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ウオーキングしながら左手の海の方を見ると沖合に島が見える。高島である。高島には長崎発伊王島経由の高速船が通っている。高島まで高速船で12分の航海である。高島は昔、炭鉱で栄えた島である。今はマリンレジャーで賑わいを見せ始めている。

 

 

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伊王島沖ノ島の二つの島が橋で結ばれて一つの島になった。それを伊王島と呼んでいる。今日の「海を見ながらのんびり歩くコース」は沖ノ島の周回コースである。沖ノ島には車が通れる周回道路はなかった。今から25年前に造られた道路である。この4つの橋もそのときにかけられたものである。

 

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橋の欄干にはランニングやサイクリングがデザインされていて楽しい。また橋の名前が記されたコンクリートの台にはヨットとか灯台などがデザインされていて楽しいモニュメントになっている。

 

 

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乗越トンネルは沖ノ島周回道路の唯一のトンネルである。長さ286m、幅員6.5m、高さ4.5mのカーブしているトンネルである。トンネルの入口と出口にはトンネルの名前とともに、名前の横に伊王島の特徴を描いた大きなレリーフが掲げられている。このレリーフがなかなか楽しく好評である。

 

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伊王島港ターミナルに到着。伊王島港は伊王島沖ノ島の境に位置する港である。伊王島には橋が架かり車で来ることもできるが、高島行きの船が1日8便寄港する。それで、伊王島から長崎まで船で行くこともできる。観光客の皆さんは長崎から船で来島され船旅の旅情を楽しむ方もおられるようだ。

 

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伊王島、馬込教会はいつ見ても美しい。馬込教会は伊王島のシンボルである。江戸時代伊王島沖ノ島の島民のほとんどが隠れキリシタンだった。明治になり、カトリックに復帰した信徒たちは赴任神父と手を取りあって、信仰のアイデンティティとなる荘厳な教会堂の建立へ邁進し、長い年月をかけた信徒の労働奉仕や全世界からの寄付などにより建立された教会である

 

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伊王島大橋平成23年3月に開通した緩やかにカーブするシルエットの美しい橋である。幅員8m、橋長876m、海面高25mである。伊王島大橋を車で通行する時は周りの海の青と空の青に包まれて走る感覚は異次元に向かって走っている錯覚を起こすことがある

 

伊王島はやすらぎのリゾートアイランドである。残念ながら、今はコロナでお客さんが途絶えている。伊王島を心地よい潮風とともに歩くだけで、確かにココロとカラダが解きはなされていくのを実感することができる。一日も早くコロナが収束して、賑いが戻ることを祈りたい。