ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

白木峰高原とコスモス

朝、日の出時間なのに暗い。雨は上がっているが、つい先ほどまで降っていたせいで、地面はしっかり濡れている。そしてまだ厚い雨雲に包まれて太陽は見えない。昨夜、晴れたらコスモスを見に行こう、天気が悪かったら「伊王島スパ」に行こうと連れ合いと話していた。今日は「伊王島スパ」に決まりと思っていたところ、10時を過ぎたら一転、太陽が照り出し絶好の行楽日和になった。急遽変更して白木峰高原へコスモスを見にいくことにした。

 

 

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自宅から白木峰高原まで1時間半のドライブである。白木峰高原は五家原岳の中腹(高度330m)に位置する約1万平方メートルの景勝地である。この高原の斜面地に、いま20万本のコスモスが見事に咲き誇っているというニュースが流れていた。今日は広い駐車場に多くの車が停まっている。秋晴れに誘われて多くの人が訪れていた。

 

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コスモスは色とりどりであるのが楽しい。ピンク、紅、白、黄色など約20品種のコスモスが秋晴れの陽に照らされて輝いている。スマップの「世界に一つだけの花」を思い出す。ピンク、紅、白、黄色、どれが一番でなくて、どれもみんなきれいだ。

「小さい花や大きな花      一つとして同じものはないから      No1にならなくてもいい

もともと特別なonly one」

 

 

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穏やかな日差し、爽やかな風、そして20万本のコスモスがそよ風に揺られている様子は、コスモスが風とともにダンスを踊っているような雰囲気で見てて楽しくなる。

ここ白木峰高原からの展望もまた壮大である。コスモスの眼下に広がる諫早平野有明海そして遠くに見える雲仙普賢岳の大パノラマを楽しみながら芝生でお弁当をいただく。

 

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コスモスを満喫した後、白木峰高原はコスモスだけでなく天文台も有名な場所であることを知って、隣にある天文台に寄ってみようということになった。天文台の名前は「コスモス花宇宙館」と言う。

 

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左:太陽観測用の天体望遠鏡          右:アークトウルス観測用の天体望遠鏡

入館すると「今、4階の屋上で天体観測の実習をやってますので、良かったらどうぞ」と誘われたので参加させてもらった。今日の日中の天体観測は太陽の観測と一等星アークトウルスの観測がおこなわれていた。参加者は小学生2人、中学生1人、大人6人の合計9名であった。最初の太陽の観察では日食メガネを渡されて直接太陽を見て大きさと色を観察した。次に天体望遠鏡で太陽を見て色と太陽フレアの観測を行った。残念ながら私は太陽フレアまでは見えなかったが、結構見えるようだ。また一等星のアークトウルスは昼間であっても明るいので見えるようだ。しかし、今日の夕刻は薄雲がかかり始めたのではっきり確認できなかった。今日の天体観測で地球と太陽の大きさの比較であるとか人間の見える色の波長の問題などを確認できた。いくつになっても知ることは面白い。

 

 

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イカバス停

コスモスを楽しんで、宇宙の勉強をして帰る途中、バス停に大きなスイカが置いてある。この大きなスイカのオブジェは何?と思ってよく見るとバス停になっている。案内板を見たら、フルーツバス停通りと書いてある。この通りにはまだまだフルーツのバス停があるようだ。スイカバス停の待合所の中にバス停の案内板が置かれている。しかし、ここまで大きく作らないといけないのだろうかと思うくらい大きい。コロナの時代だから三密を避けるためにもこの大きさが必要なのかもしれないと納得する。新しいフルーツバス停を探しながら進んでいく。

 

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左:イチゴバス停                       右:メロンバス停
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左:トマトバス停                                  右:ミカンバス停

バス停は座って待つ椅子もなければ、雨や暑さをしのぐ屋根もないバス停も多い中、こんな立派なバス停は羨ましい限りである。聞くところによるとずいぶん前からフルーツバス停はあるらしい。それにしてもペンキも塗りたてみたいに新しいのは常に手入れがなされているからであろう。サービス精神の表れかと思うと感心する。

 

 

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今日は久しぶりに自然を満喫した。これだけのコスモスの群生を見ると見事というしかない。美しいものを見るのは本当に楽しい。これだけのコスモスをここまで立派に育てるには相当の労力を要しただろうと想像する。尽力された方々に感謝である。