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朝起きて、外を見る。曇っているが雨は降りそうにない。久しぶりに散歩をしようと思い外に出る。今日の散歩コースは釣り人の様子を見るため海岸コースに行くことにする。海岸目指して歩き始めたら、前から知り合いが歩いてくる。顔を見合わせて挨拶すると、彼が開口一番「肥えたね！」と言う。しばらく世間話をして別れる。彼も散歩の途中だったようだ。それにしても「肥えたね」はぐさりと胸にこたえる。少し痩せるように頑張ろうと思うが、最近、食事が美味しいのでついつい食がすすむ。女性に「肥えたね」は禁句だが、女性に限らず男性にも禁句にして欲しいと勝手なことを考えながら歩いていく。
海岸に出て対岸の桟橋を見ると親子が釣りをしている。ちょうど子供が何か釣ったみたいで子供の竿がしなっている。父親がたも網を持って釣り上げを手伝って無事に釣り上げたが、獲物は何かわからない。護岸に沿って進んでいく。この時間だと必ず一人、二人この護岸で釣り人を見かける。今日はいないのかなと思いながらどんどん進んでいくと、ずーと先に一人だけ釣り人を発見する。その釣り人に近づいて声をかける。「何を釣っているのですか？」「イカです。水イカです」と言いながら仕掛けを作っていた。仕掛けができたら近くの藻に釣り糸を垂らして食いを待つ作戦みたいだ。竿二本を竿受けにセットしたあと、釣り人は座ってタバコを吸いながらコーヒー飲みながら竿の動きを観察している。こんなのんびりした釣りもいいなと思う。
護岸から離れて防波堤の海岸に来た。ここの防波堤ではテトラポットの上で釣りをしている人を時々見かけることがある。先まで見るが、今日はここで釣りをしている人はいないようだ。防波堤の上から沖を眺めると気持ちが良い。そのまま平均台を歩くつもりで防波堤の上を歩いて行く。
防波堤の上を平均台よろしくバランスを崩さないようにして真っ直ぐ歩いてきた。目の前の高台に深堀教会の白い壁が見えてきた。教会の下の漁港の岸壁でも釣り人をよく見る。今はまだ、釣りをしている人はいないようだが、釣り人らしき人が2〜3人岸壁に見える。近くに寄って見ると、岸壁から釣り糸を垂らして釣りを始めた。ショアジギングをやっているようだ。ショアジギングはエサを必要としないので、手軽にできて若い人に人気らしい。
左折をして海岸線を離れて行く。しばらく歩くと信号交差点に出る。その交差点を再度左折してあとは長い直線を進んでスタート地点へ戻って行く。歩きながら歩道の脇を見るといろんな草花が生い茂っている。左端はヨモギというのはわかった。ヨモギは春に若芽を摘んで餅に入れることから餅草と呼ばれたり、葉裏の毛を集めてお灸に用いることから、ヤイト草と呼ばれたりする植物である。しかし、ほかの植物の名前はわからない。今、受講している薬草講座で出てきたような感じがするが、よく覚えていない。次回講座で質問しようと思う。
久しぶりの香焼散歩は気分的に爽快であった。運動量としては海岸線コースだったのでアップダウンが少なく少し物足りない感じであった。しかも、釣り人観察や植物観察で立ち止まることが多くスローペースすぎたかなと思う。もう少し運動を意識したウオーキングをしたいと思う。
今日の散歩途中で「肥えたね」と指摘されたが、このように言われるのは今日が初めてではない。ここ2ヶ月ほどひさしぶりに会う人から、会うたびに「肥えたね」と言われ続けている。そこでメタボ防止対策のためヘルスメーターを新らしく購入して体重管理をすることにした。先日届いて使い始めたばかりである。昨日と比べてどうなったか毎朝測定している。
今日も測定した。体重は昨日より0.1kg増加している。これは少しショックである、食事は控えめにしているのに増えるなんて許せない気分である。BMIは肥満1度、体脂肪率(軽肥満)、内臓脂肪(過剰)、昨日と同じく肥満の警告が続いて出る。新しいヘルスメーターはいろんな測定結果が絵文字で表示される。ほとんどの測定結果は心配顔だったり、涙顔だったり暗い表情が多いが、その中で一つだけニコニコ笑顔表示がある。それは体内年齢である。体内年齢が実年齢より若くなっている。これは体重と筋肉の関係らしい。これが良好ということである。ところが足腰年齢はまた涙顔である。足腰年齢は実年齢より老けているという評価である。足腰年齢は体重に占める脚部の筋肉量の割合によって評価されるということである。現在の肥満は軽度1である。このメタボを解消するためには筋肉を作らななければならない。要するに鍛えるしかない、運動するしかないとヘルスメーターは教えている。運動すれば肥満を解消でき、体内年齢はさらに改善され、足腰年齢も同時に改善される。目標を立てて取り組みたい。半年後、そして一年後を楽しみに頑張ろうと思う。
