ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

「シナモンレーズンロール」作りに挑戦 

「楽しいパン作り」講座の最終回の課題は「シナモンレーズンロール」である。これまでのパン作りは失敗作もなく、美味しいパンを作ることができた。最終回も是非美味しいパンを作りたいと思いながら張り切って参加した。

シナモンレーズンロール(6個分)の材料は次のとおりである。
生地(強力粉150g、砂糖10g、塩3g、イースト3g、温水100cc、ショートニング10g、レーズン40g)   フィリング(シナモン5g、砂糖20g、無塩バター15g)    アイシング(粉糖50g、水5〜6g)

 

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まず、生地作りをする。強力粉、砂糖、塩、イーストの粉類を正確に計量してボウルに入れて混ぜ合わせる。そこに仕込水の温水100ccを加えてひとまとまりになるまで捏ねていく。ボウルの中で捏ねていくと手にまとわりついていた生地がひとまとまりになってきたらボウルから出して台の上で叩く動作を繰り返す。台の上に生地を叩くように打ちつけ、少し長く伸びた生地を折り曲げて、またそれを台に叩くように打ち付ける動作を繰り返す。教室の各テーブル台からパン、パン、パン、パンと生地を叩く音が鳴り響く。パンの名前はこの音から生まれたのではないかと勝手に想像する。この叩く動作をすればするほど美味しいパンができると言われている。先生の10分間頑張ってという指示を受けて、皆さん熱心に取り組む。男性受講者が面白がって「この野郎!」「この野郎!」と言って叩く作業を行なっていたら、「パン作りの時は汚い言葉はやめましょう。叩く時も愛情を持って行ってください」と先生から注意を受ける。私も面白がって「この野郎!」と言おうとしていた言葉を飲み込む。


10分間の叩く動作を終えて、次にショートニングを入れる。ボウルの中でショートニングをしっかり生地に入れ込み、それをさらに台の上でこねて馴染ませ、さらに叩く動作を10分間繰り返す。女性陣の中には疲れから動作が緩慢になっている人もいる。美味しいパン作りは体力がいるとあらためて思う。

生地作りが完成したところで、レーズンを入れ込む。市販のレーズンはオイルコーティングされているものが多いのでそのまま使うと生地に馴染みにくい。ぬるめのお湯で湯通ししてそれをキッチンペーパーで拭いて使用した方が生地に馴染みやすいということであった。
レーズンをしっかり生地に入れ込んだら餅みたいにきれいに丸めて、表面をピンとまくが張るように整える。それを小さなボウルに入れて、その小さなボウルごと温水が入った大きなボウルに入れて湯せん発酵をさせる。2倍になるくらいまで時間は30〜40分要す。

 

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湯せん発酵して2倍くらいまで大きくなった生地を縦20cm、横15cmほどに引き伸ばして、今日のフィリングであるシナモン、砂糖、バターをミックスしたペーストを生地に塗って引き伸ばしていく。シナモンペーストを塗った生地をロール状に巻いて、そのロールを六等分にカットしてアルミカップに入れて、再度(20〜30分くらい)お湯で簡単発酵をする。
その後、180度に予熱したオーブンで12分間焼く。焼きあがったら、粗熱が取れたところで粉糖と水を混ぜてアイシングを作りシナモンレーズンロールパンにかけて完成である。

 

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焼き上がったパンを受講者同士お互いに見比べる。出来上がりを見ると、生地作りの「叩くこねる」をしっかりやった方のパンは、やっただけパンが大きくふっくらと焼きあがっている。生地作りで「叩くこねる」の工程で手を抜いたらパンの出来上がりがひと回り小さい。先生が言っていた叩けば叩くほど捏ねればこねるほど美味しくできますというのはこういうことなんだと納得した。パン作りは手を抜けないと思った。

 

試食する。形は相変わらず不細工だがシナモンの香りレーズンの旨味そしてアイシングの甘味が絡んだまあまあの仕上がりである。自己採点は合格とした。連れ合いにみやげとして持ち帰り、試食してもらい今回も合格点をもらった。秋の公民館講座は今回で終了だが来年度も公民館講座が予定されているようだ。来年度は、また違った種類のパン作りを計画していますという先生の話であった。パン作りを体験してもっと美味しいパンを作りたい、もっと見栄えのいいパンを作りたいと思う。パン作りは楽しい。来年度も、また受講したいと思う。