ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

伊王島へサイクリング

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青点をスタートして青点に戻る往復コース。距離16.65km、最高高度51m、最低高度0m、上昇高度122m、消費カロリー520kcal、天気曇り、気温8度、湿度49%


オミクロン株の感染拡大が続いている。長崎県にも、「蔓延防止等重点措置」を適用する方向で検討に入ったというニュースが流れている。先月までは長崎ではコロナ感染者ゼロが続き、このまま収束するのではという期待を抱いていたが、オミクロン株が長崎でも見つかったというニュースが出たと思ったら倍倍ゲームで蔓延している。家族からあまり出歩かないようにと注意され、引き篭もりみたいな生活になっている。引き篭もり生活の中、運動不足解消のため今日は隣町までサイクリングをすることにした。

 

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スタート地点は、香焼町のシンボルパークである。シンボルパークには造船の町香焼らしく香焼で誕生した有名な船の写真が飾られている。その中に南極観測船として活躍した「宗谷」の写真があった。宗谷はここ香焼の造船所で誕生したようだ。

 

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出発点をスタートしてしばらく進むと、海沿いの道に出る。天気予報は曇りとなっていたが、この時間は青空である。気温8度だがそんなに寒いと感じない。手袋を持ってきたが、今のところ手袋も必要ない。右手を見ると三菱重工香焼工場の巨大クレーンが見える。そのクレーンにあった大きなスリーダイヤのマークが消えている。香焼工場は大島造船所に譲渡されたようだ。

 

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一般道から外れて香焼総合公園内の道路を通行するため海老瀬側入口から公園に入る。公園の入口には門扉が設置してあり、その門扉を開けて公園に入る。門扉を開けていると、近所の猫さんが二匹寄ってきて私を観察している。「このオッサン挨拶なしで通るつもり?」とでも思っているのだろうか?あいにくお土産の品は何も持ち合わせていない。「ごめんなさい」と詫びて通る。

 

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公園内の道路を快適に進む。工事作業をしている人を見かけたが、それ以外、誰も通らない。散歩している人もいない。香焼も過疎地ということを実感する。密にならないことはいいことだと思いながら進んできたら、海の向こうに伊王島大橋と目的地の伊王島が見えてきた。

 

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伊王島大橋を渡る。伊王島大橋は緩やかな傾斜になっている。この上りは空に向かって昇っているような気分になる。海の青と空の青に包まれて昇っていく時、何か楽しいことが起こるような期待感と充足感を覚える。私はここを通る時に感じる気分が好きだ。左手の沖合には軍艦島が見えてきた。

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伊王島大橋を渡り切ったらその先にアイランド長崎のホテルなどの施設が見えてくる。伊王島は島全体がリゾートランドである。そして、周りには大海原がどこまでも広がっている。

 

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伊王島大橋を渡り切って最初に目にするのは荘厳な伊王島教会の。姿である。この小さな島にこのような立派な教会があることに驚くが、まさしく隠れキリシタンの時代から営々として受け継がれてきた信仰の賜物であろう。伊王島に来て教会を見るたびに、禁教時代も守り続けた信仰の篤さを思う。

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伊王島は自転車天国である。伊王島町内の道路は自転車通行帯が設けられてある。車の通行も少ないし、さらに自転車通行帯が設けられてあるので自分のペースで走ることができ、快適である。

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伊王島海水浴場へ行く。伊王島海水浴場は「コスタ・デル・ソル」というらしい。これはスペイン語で「太陽の海岸」という意味らしい。さすがに一月なので、太陽の海岸には一人もいない。

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案内所に「コスタ・デル・ソル」のポスターが掲示されていた。そのポスターには泳いで楽しむだけでなく、シーカヤックやサップボードなどいろんな楽しみ方が描かれている。夏にはコスタ・デル・ソルでそのような遊びをしてみたいと思う。沖を五島行きのフェリーが通る。五島にもまた行きたいと思う。

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コスタ・デル・ソル」で誰もいない海を楽しんだ後は折り返して戻ることにする。戻りは「乗越トンネル」を通って戻ることにした。乗越トンネルには伊王島の名所である「伊王島教会」と「伊王島灯台」のレリーフが飾られている。どちらも白い建物で伊王島によく似合う。

 

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乗越トンネル抜けると海岸線に沿った道路が2km続く。ここが伊王島で一番気持ちの良い道路である。伊王島サイクリングを一番楽しめる道路がこの海岸線である。太陽を正面から受け潮風を感じながら走る。爽快である。

 

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海岸線に沿って走っていくと遠くに伊王島大橋が見えてきた。そのまま進んで行くと伊王島大橋を右上に見る位置に近づき、しばらく伊王島大橋と並走する。ここまできたら伊王島大橋の取り付け道路は近い。

 

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伊王島大橋の取り付け道路を上ってきて伊王島大橋を渡る。伊王島大橋は中間地点まで上りである。ゆっくりと上っていく。途中、今日初めて自転車と行き違う。伊王島大橋を過ぎてしばらく進んだところで振り返ると、伊王島教会とホテルが対岸に見える。これから先は伊王島は見えなくなるが、伊王島はいつ行っても気持ちが良い。コロナで引き篭もりがまだまだ続くが、サイクリングで気分転換しながらこの苦難を乗り越えようと思う。