ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

宮崎ダム公園に行く

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宮崎ダム西彼杵半島の川原町を流れる宮崎川に造られた治水ダムである。宮崎ダム公園はダム湖周辺の緑豊かな湖畔緑地と景観を活かし、宮崎ダムと一体的に整備された公園である。この広い園内にはウメ、サクラ、ツツジなどさまざまな植物が植えられている。中でも記念樹として植えられた約500本のウメは梅の広場(梅林)として毎年園内を彩っている。宮崎ダムの梅もそろそろ見頃ではと思うが、もう一つ自信がない。昨日は雨で外に出ることができなかったが、今日は天気が良い。陽気に誘われて、宮崎ダムのウメの下見に行くことにした。良ければ連れ合いに報告して、一緒に来たいと思う。

 

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広い園内にはウメ、サクラ、ツツジなどさまざまな木々が植えられている。桜の園ではまだ枯木みたいな木々ばかりであるが、梅林に行くと寒さに負けじとばかり見事に花を咲かせている。梅は満開までにはなっていないが、すでに五分咲きと言っていいのではないかと思う。

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梅林には白梅、紅梅、そして桃梅の3種がそれぞれの色を誇るように咲いていた。白も赤もピンクも青い空に映えてどれも美しい。花の色がさまざま有れば、カラフルでより美しい。見てて楽しくなる。同じ植物で花の色が違うのは何故なのか、詳しくは知らないが、これも受粉の可能性を高める知恵なのかと思う。


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満開になっている梅の木の横で枯れ木のままの木がある。これは梅の木のみたいだけど梅の木ではないのかなと思う。でも、この木は桜の木ではない。どう見ても梅の木である。そこで枝を一本づつ丁寧に見ていく。すると、まだ開花していないが、ふくらんできている蕾がたくさん枝に見える。枝先のつぼみの方が蕾がより大きい感じがする。固い蕾が1日1日少しづつ成長している様子がわかるようだ。開花までもう一息というみたいな感じがする。早い遅いの違いはあっても、どの木々も寒さに負けず精一杯頑張っているという思いを感じる。

 

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梅林の中に、赤い実をつけた木が植えられている。クロガネモチである。クロガネモチは高さ3m〜10mほどで街路樹としても人気がある樹木である。冬でも常緑の葉が美しく、この赤い実はハトやムクドリの好物らしい。クロガネモチの緑の葉と赤い実は正月やクリスマスの飾り付けにも最適らしい。

 

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左右の梅の木が成長してトンネルみたいになっている。その梅の木のトンネルを通って上っていく。青空の下、梅の花のトンネルを通るだけで幸せな気分になる。この広い公園ではめったに人に合わない。広い駐車場には3台しか車は止まっていなかった。その車の方だろうか、階段をご夫婦が下りて来られた。こんにちはと挨拶しながら行き違う。

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ダム公園の一番高台になる展望広場に行く。展望広場は芝生広場が広がり東屋などが設置されている。ここで食べるお弁当も美味しそうである。芝生などよく手入れされていて、清掃が行き届いている。展望広場からすぐ下を見ると、ダムとその先に公園が広がっている。公園の先には寺岳がその勇姿を見せている。一番下の駐車場からここまで上ってくると結構いい運動になる。

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今日の梅林の下見をしながら、いいことを思いついた。これだけ見事に梅の花が咲き乱れているのだから、それを利用しない手はない。めでたい紅白の写真を撮ろうということで紅梅と白梅の交差点をいろいろと物色し、場所や角度を工夫しながらめでたい紅白の梅写真を撮った。
紅白のめでたい写真を見ると幸せを呼び寄せ、気分が楽しくなる。

 

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宮崎ダム公園の梅の花の下見を終えて帰る。駐車場の出入り口の橋の欄干は鶴をデザインしてある。この宮崎ダムの上空は鹿児島県出水市で越冬した鶴が繁殖地のシベリアに帰る北帰行のルートになっている。その鶴が、北帰行の帰途ここで羽根を休めるようにという願いを込めて鶴が描かれているようだ。

 

梅は、これから2月末まで楽しめるようだ。その間に、連れ合いを誘ってもう一度来たい。その時、北帰行の鶴がここ宮崎ダムで羽根を休めていたら最高だと思う。梅と鶴を楽しめることを期待したい。