ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

山本太郎と桜を見る会

れいわ新選組山本太郎氏が行なっている「山本太郎桜を見る会」をネットで見た。「桜を見る会」については、安倍元首相が支援者を招待して行った公職選挙法違反や政治資金規正法違反の疑いがある「安倍元首相の桜を見る会」が有名であるが、「山本太郎氏の桜を見る会」はそのようないかがわしいものではない。山本太郎氏の桜を見る会は安倍元首相のように支援者を饗応して買収するためのものではなく、山本太郎氏が直接、市民と対話をする集会であった。山本太郎氏はこの対話集会を行いながら全国行脚をしているようだ。

駅前広場で、山本太郎氏がマイクを握り、通行中の皆さんに呼びかける。「私はれいわ新選組の代表をしています山本太郎と申します。れいわ新選組は、衆参あわせて5議席の小さな国政政党です。私はその代表をしている山本太郎です。今からこの場所で皆さんから直接、山本太郎にご質問、ご意見をぶつけていただき、山本太郎がそれにお答えさせていただくという時間を持ちたいと思います。政治に興味がない、詳しく知らない、そういう方も大歓迎です。あなたが頭に浮かんだことを山本にぶつけてください。それにお答えさせていただきます。と言ってもたかだか山本太郎ですので知らないこともあります。その時は、みなさんの中で理解されている方がおられましたら、ぜひ山本太郎に助け船を出してください。ぜひ、山本太郎に教えてやってください。よろしくお願いします。皆さんからいただいた苦言、提言が私たち、れいわ新選組の政策に繋がっていくこともあります。どうぞ、ご遠慮なく、友達とカラオケに行ってマイクを握る軽い感覚でご意見をいただきたいと思います。お時間のない方はチラシだけでもお持ちください。チラシには、「知ってください日本の現状を」と書いてあります。日本は25年間景気が悪い状態が続いています。先進国で25年間景気が悪い国は日本だけです。どの国も成長し、どの国も賃金が上がっています。ところが日本は25年間成長せず、賃金は下がりっぱなしです。この原因はなぜでしょうか。それは政治です。政治による経済政策の失敗です。政治による労働環境の破壊を始めさまざまな失敗によって衰退国家になってしまいました。この現状をなんとかして変えていきたいと思います。どのようにして変えていくのか、政治で悪くなったのだから、政治で変えていくしかありません。25年間の衰退国家になっていく過程で、資本家は益々富み、反面多くの国民の暮らしは疲弊していきました。非正規が増えて、働いても働いても楽にならない状態が続いています。それは、政治が一部の者に富が集中するような政策を行い、反面、非正規を始め国民には自己責任を押し付けています。こんな生き辛い社会は自然にできたものではなく、自民党の政策によってもたらされたものです。それを変えなければこの生き辛い社会は、ますます生き辛くなります。もう政治に何も期待しないという人がいます。だから、選挙に行かないという人が日本では5000万人います。投票権を持つ人の半数は政治を諦めて選挙に行っていません。でも、どうか諦めないでください。諦めることは自民党を利することになるのです。思う壺です。諦めて、決して良くなることはありません。一緒に人間の尊厳を取り戻すために、将来に不安を抱えることなく暮らせる社会を実現するために力を貸してください。一緒に戦ってください。

いろんな方が手を上げ、山本太郎氏に質問をする
衆議院議員を辞職して参議院に立候補するのはなぜか?
消費税を廃止して日本は大丈夫なのか?
半数が棄権をする日本の選挙制度について改善点あるか?
ウクライナ危機と憲法改正についてどう思うか?
原発を含めエネルギー政策についてどのような考えか?
核共有と敵基地攻撃能力についてどう思うか?
聴衆からさまざまな質問が行われ、山本太郎氏がその一つ一つに丁寧に答えていく。中にはパソコンの資料を提示しながら数字をグラフ化して説明をするので話がわかりやすい。聴衆の方からの質問を受けながら、それに答える形で、れいわ新選組はどのような社会をめざしているのかということを示し、そのためにこういう手順でことを進めたいということを説明していく。この対話集会で市民に向けてれいわ新選組が取り組んでいることを積極的に開示して、れいわ新選組はどのような社会を作ろうとしているのかを明らかにしている。
政治家の街宣活動は、安倍元首相の場合などは壇上から一方的に話をするだけで、ヤジがあればたちまち会場から排除するようなことがよく行われているが、山本太郎氏の街宣活動では排除することはない。ヤジを飛ばす人があれば、他人の発言中は静かにお願いしますと注意をするが、そのかわりあなたにもマイクを回しますということで発言してもらい、それにも真摯に応答している。右翼の街宣車がボリューム一杯にして近寄ってきたら、右翼の街宣車に静かにしてくださいと注意をし、そして代表者がここでマイクを握って発言するように進める。いろんな人がいろんな発言を行い、山本太郎氏は、その人たちにもれいわ新選組の立つ位置と進む方向を示しながら賛成できるところがあれば私たちに力を貸してくださいと訴える。

山本太郎氏の話には美辞麗句はない。そして、これほど真実の言葉で聴衆に訴える政治家を日本では見たことはない。これは、聴衆の真実の声に真剣に答える人の叫びだと思った。山本太郎氏の対話集会は冬の寒い日々も行ってきたそうだ。寒空で吹きさらしのところで何千人もの人が2時間もじっと立って彼の演説をきいていることもあったと聞いた。れいわ新選組は市民政党である。大企業や宗教団体などの後援組織もない市民政党が少数とはいえ議員を抱えていることは日本の希望である。れいわ新選組のこれからの躍進に大いに期待したい。