ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

香焼早朝ウオーキング

青点をスタートして矢印方向に進み青点に戻る循環コース。距離7.17km、最低高度3m、最高高度110m、総上昇高度208m、消費カロリー773kcal、天気曇り、温度29度、湿度74%

一年かけて減量に取り組んできて、それなりに効果が出たことを喜んでいたが、最近、体重が少し増加傾向にある。体重が増加する原因は、酷暑のため戸外での運動が少なくなっているからである。できたら週3回は戸外での運動をするようにいわれていたが、最近はよくて週一回、しない時は全くしないときもある。メタボ解消のため早朝ウオーキングに取り組むことにした。

 

スタート地点は香焼シンボルパークである。シンボルパークを出て県道29号線に沿って歩道を南西方向に進んでいく。しばらく行くと左手に香焼小学校が見えてきた。風速2〜3mの風が時おり吹くが、この時間の風は熱風ではなく、気持ちが良い。

進んでいくと壁にペーロンレリーフを発見。香焼町ペーロンの盛んな町である。夏の夕刻になるとペーロンのかねと太鼓の音が聞こえていたが、コロナでここ2〜3年聞かなくなった。桟橋で釣りをしている人がいるので何を釣っていますかと尋ねるとアジを釣っているという。今釣れなくても時間が経てばここにアジが寄って来るので気長に待てば必ず釣れるらしい。頑張ってくださいと言って別れる。

香焼町桟橋を過ぎて次は魚見大橋へ上っていく。階段を150段ほど上ることになるが、ここの階段は奥行きが長い。右足で階段を上るとずっと右足で上ることになる。ずっと右足で上ると右足だけが痛くなる。ステップを変えて今度は左足で上っていく。途中交代をしながらやっと上り切る。

上り切って橋の上から進行方向を見ると海の向こうに野母半島が見える。また、振り返って、今来た方向を見ると上ってきた階段とその先には香焼港と桟橋が見える。風が吹いて気持ちが良い。

魚見大橋からの眺めを楽しんだ後は、魚見岳公園の展望台へ行く。山道を上っていくと船の形をした展望台が見えてきた。階段を上って展望台へいく。標高は60mである。ここから隣町の深堀町方面を見る。香焼町は元々島であった。1971年、写真の部分を埋め立てて、本土側の深堀町と陸続きになった。今も島のままであったらどんなに不便か想像もできない。

魚見岳展望台展望を楽しんだ後、野母半島を左に見ながら海岸線に沿って進んでいく。きれいな砂浜は尾上の海水浴場である。子供が小さい頃はここで海水浴をしていたことを思い出す。

左:ペチュニア   中:ガザニア  右:マツバボタン

歩道沿いに花壇が設置されている。花壇の花を見るのも楽しい。その花壇の中に植えられている花はいろいろだが、ペチュニアガザニアマツバボタンを今日のコースではよく見かけた。これらの花は真夏の強い日ざしの中でも元気に咲くから好まれるのだろう。

海岸線に沿って美しい花を楽しみながら進んできたが、ここからまた次の展望台目指して上っていく。上っていくと、男性の方が歩道沿いの除草作業をされていた。近所の方がボランティアで除草作業をされているようだ。暑いのに有難いことである。感謝しながら上っていくと香焼総合公園入り口に到着。展望台は総合公園の中にある。

 

総合公園の広い駐車場脇の歩道を通って高台にある展望台を目指す。小高い丘の上にある展望台に行くには150段ほどの階段を上っていく。少し疲れてきたのか階段を上る速度が落ちてきた。一歩一歩踏み締めて上っていく。

展望台からの眺めは最高である。すぐ眼下に伊王島大橋伊王島の全景が見える。そして横に目を移すと高島が小さく見える。高島の約100km先に五島列島があり、それを過ぎると茫洋たる大海原が広がりその先は上海である。コロナが終息したら、五島や上海へ行きたいと思う。

 

展望台からの眺めを楽しんだ後は、公園内の遊歩道を通って下りていく。これからは下りと平地のみになるのは有難い。途中、白い花がたくさん咲いている木を見つけた。何の花だろうと思って近づくとキョウチクトウであった。長崎ではキョウチクトウは原爆の花である。あの原爆の日も、キョウチクトウが美しく咲いていた。長崎の被爆者の方の詩歌によくキョウチクトウが出てくる。

 

公園の遊歩道を下りてきて海岸線に戻ってきた。ウオーキングを始めた頃は気持ちの良い風が吹いていたが、今は少し生温い風になってきた。始めた頃より間違いなく気温も上がってきた。海岸線に沿って進んできてスタート地点も近くなった。振り返ると伊王島が遠くに見える。今日はいい汗かいたようだ。メタボにならないためにこれからもできるだけ週三回の戸外での運動を心がけたいと思う。