ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

安倍国葬反対

新宿西口アルタ前国葬反対デモ

 9月27日に実施予定の安倍晋三元首相の国葬中止を求める集会とデモが8月16日、東京・新宿駅周辺であったというニュースを見た。この集会は、ルポライター鎌田慧さんや作家の沢地久枝さんら、これまで憲法の解釈変更により集団的自衛権の行使を容認し、改憲原発再稼働を進めようとする安倍政権を批判してきた有識者が呼び掛けたものである。この集会で「国葬反対」「やめろ国葬」などと書かれたプラカードを持った約1000人(主催者発表)が「国葬は民主主義と相いれない」などと声を上げた。呼び掛け人の一人で評論家の佐高信さんは「人間は一人で生まれ、一人で死ぬ。(国葬実施で)死ぬことに格差を設けるな。国葬は民主主義の破壊だ」と述べ、また、呼び掛け人の作家落合恵子さんが「森友・加計学園桜を見る会などの疑惑を解明しないまま国葬するわけにいかない。反対の声を後ずさりさせない」と訴えると、参加者は「そうだ」と声を上げていたと書かれていた。


 首相経験者として国葬が行われるのは、1967年の吉田茂氏以来、戦後2例目となるが、岸田文雄首相は、異例ともいえる国葬を決断した理由として、憲政史上最長となる8年8カ月の長期政権であったことや、東日本大震災からの復興、アベノミクスをはじめとする経済再生、外交の展開など、さまざまな分野で実績を残したことを挙げている。
しかし、国葬に至った法的根拠がないことや葬儀のために国費が使われることを問題視する意見も出ているなか、安倍元首相が関与したとされる森友・加計学園問題、「桜を見る会」問題の責任追及や、旧統一教会との関係性の解明などが終わらない段階で国葬を決めるのは時期尚早との意見も上がっている。

 さまざまな議論を呼んでいるこの国葬について「文春オンライン」編集部がメールマガジン登録者を対象に「安倍晋三元首相の国葬緊急アンケート」を実施し、その結果が発表された。
アンケートは「あなたは安倍元首相の国葬についてどう思いますか?」という質問に対して「賛成」「反対」「どちらともいえない」の3つの選択肢の中から1つを回答するもので、その結果、15歳から93歳までの幅広い年齢の方々から2981人の回答が集まり内訳は男性が2046人、女性が933人、無回答が2人であった。結果は、「賛成」が499人(16.7%)、「反対」が2375人(79.7%)、「どちらともいえない」が107人(3.6%)と「反対」が圧倒的多数を占める結果になった。

反対者の意見の一部は以下の通りである。
桜を見る会モリカケ問題、財務省赤木さんの自死などの問題が全く解決していない。疑惑が多すぎて、本来は裁判で裁かれなければならない人物だと思うため国葬反対」(42歳・女性)

「総理の在任期間が最長とはいえ、長いだけ。生前いろんな疑惑もあったし、法律の整備も強行したりやりたい放題だったいわくつきの政治家に対して税金使っての国葬はありえない」(36・女性)

国葬を取り仕切るのが電通という噂があるのが一つ。安倍氏統一教会の関係が全く無いわけでないのが一つ。コロナ流行の時期に大勢の人間が葬儀に集まるのも、いかがなものかと思う。コロナで亡くなった人は家族にも会うことができず、寂しい亡くなり方をした人が大勢いるのに、税金で一人の人間のために多額の金銭を使用するのも賛成できない」(54・女性)

「困窮している家庭の子どもたちが国内にたくさんいるのに…。これ以上税金の無駄遣いをしないでください。一個人の葬儀に国民の血税を使わないでください」(34・女性)

秋葉原の選挙演説で『あんな人たちに負けるわけにはいかない』と言ったように、国民を味方と敵に分けて、前者には優しく、後者には厳しくしています。そして、自分の考えと異なるヒトには残酷な仕打ちをしているように思います。このような気質が森友学園加計学園問題、桜を見る会などの問題を引き起こしたものと思います。味方か敵かで判断されていた『元総理』の葬儀を、国全体で行うことには疑問を感じます」(66・男性)

「国会で嘘をつき続け、自らの支持者に対して首相の地位を利用した利益供与をした人が、国葬に値するとは思えない」(59・男性)

自民党統一教会の関係についていろいろな問題が指摘されている中、それを明白にせず国民の税金を使う事には反対です」(60・女性)

「『国葬に閻魔が呆れる嘘の数』という川柳が今、話題になっている。記憶力のある人々は安倍晋三にこの思いを持ち続けている。国費を、そのようなふざけた使い方をすべきではない」(71・女性)

「国会で100回以上も嘘をついた人間を国葬扱いなんて冗談でないと思う。見送りたいと思う方達は見送れば良いが国葬には値しないと思う。国会でまで堂々と嘘をついて良い、と言う人間を国が礼賛するのを見て子供はどう思うのか」(51・女性)

私も国葬に反対である。そして、皆さんが国葬反対で述べていることを支持します。自民党の茂木幹事長は国葬反対の声について「国民から『国葬はいかがなものか』との指摘があるとは、私は認識していない。」と語っていたが、国民の声に耳を傾けない傲慢な自民党の幹事長らしい意見である。安倍元首相は国を守ると言いながら、国民が他国の宗教団体から巨額の金銭を巻き上げられていることには目を瞑り、さらに名称変更によって被害が拡大することに手を貸したと言われている。自分らの利益のためには国民がどのように扱われようとも無関心という態度を示してきた。そのような人物を国葬なんてありえないと思う。安倍氏銃撃によって露見した統一教会問題を考えると、統一教会が宗教団体の資格を剥奪されるのはもちろん、所属議員の多くが反社集団である統一教会と繋がりがある自民党は解党すべきではないかと思う。心ある自民党員の出現を待ちたい。