ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

「ひろゆき、辺野古の座り込み抗議に、誰もいない」

ネットニュースを見ていたら、「ひろゆき辺野古の座り込み抗議に、誰もいない」という見出しを見つけた。記事の内容はつぎの通りであった「2ちゃんねる開設者の『ひろゆき』こと西村博之氏が、沖縄県辺野古の米軍新基地建設に反対する座り込み抗議運動を揶揄するかのような言動をしたことで物議を醸している。リベラル派の人々から猛批判が起きて炎上状態となったが、ひろゆき氏を支持する声も多くあり、抗議活動へのひとつの問題提起として賛否両論となっているようだ。ひろゆき氏は3日、自身のTwitter辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で撮影した写真と共に『座り込み抗議が誰も居なかったので、0日にした方がよくない?』とツイート。写真には『新基地断念まで座り込み抗議』『不屈3011日』と書かれた看板があり、ひろゆき氏はその横で満面の笑みを浮かべながらピースサインをしている。『座り込みしていない時があるのだから日数表示はウソだ』と揶揄するような内容だといえそうだ。
 これに対して、沖縄大学学生自治会のアカウントが『辺野古の座り込み行動は、工事のための車両が来る9時、12時、15時に合わせて行われます。なので、次の日も座り込みをするために、夕暮れごろには誰もいないということはよくあります』と説明した上で、『辺野古のことを真面目に考え、報道する姿勢がある人なら、こんな無責任な発言はできません』と抗議した」とあった。

ひろゆき氏は座り込みの定義について「その場に座り込んで動かないこと。目的をとげるために座って動かない」という意味があるとし、座り込みという言葉の使い方にも問題があると言っていた。それはひろゆき氏の意見で、そういう考え方をする人の発言は自由だが、私はひろゆき氏の意見に反対である。私は、沖縄大学自治会の学生が出した「辺野古のことを真面目に考え、報道する姿勢がある人なら、こんな無責任な発言はできません」というコメントに賛成である。ひろゆき氏の掲載した写真と同様、辺野古基地建設反対運動が揶揄されているようで不愉快に思った。

この件について、ネット番組が視聴者アンケートを行い、その結果を発表していた。 「問 ひろゆきさんの沖縄座り込み発言が話題になっています。皆さんはどう思いますか?」というアンケートの結果は次の通りであった。「ひろゆきだし、別に何とも思わない31%、 あれは良くないでしょう12%、 ひろゆき流石、支持3%、 ひろゆきふざけるな!怒った!16%、 そもそも知らない38% 」という結果であった。

私は、そのアンケート結果を見て驚いた。ネットアンケートだからアンケートの対象は若者が中心になると思うが年齢構成はわからない。アンケート結果を見ると、ひろゆき支持が3%であり、次にひろゆきに反対する人は合計28%であり、そして一番驚いたことは無関心が合計69%であったことである。辺野古問題は沖縄問題であるが、単に沖縄だけの問題ではなく日本の問題と言われているにもかかわらず、約70%の人は興味もないし関心もないという意識しか持っていないことに驚いた。辺野古基地問題は沖縄の地方の問題で、本土の人間にとって関係のない問題なのだろうか。いや、そうではない。辺野古問題は私たちの税金に直結した問題である。辺野古基地建設には私たちの税金2兆3千億円が投入される予定と言われていたが、基地建設の過程で軟弱地盤という問題が発覚して、現在の土木技術では辺野古に基地は建設できないとまで言われている。どんなに予算を増額しても完成時期の見通しさえも立たないと言われていることから、沖縄県はじめ様々の方が再考を求められているにもかかわらず、現政権は唯一の解決策と言って強行している。強行するならさらなる建設費の増額になることはもちろんだが、税金をドブに捨てることと同じと言っても良い。辺野古基地建設は東京オリンピックと同じ一部の者の金儲けのためにやってるとしか思えない。

辺野古問題に無関心と答えた人に言いたい。あなたが汗して納めた税金がドブに捨てられているけど、いいのですか。あなたが汗して納めた税金が意味のない使い方をされているけどいいのですか。政府は、沖縄が辺野古に反対しているからか沖縄への交付金を減額しているが、建設不可と言われている辺野古には無制限に税金を投入する計画のようだ。日本は昔豊かなお金持ち国家と言われたこともあっったが、今はお金持ち国家ではなく衰退国家と言われている。財政的に困窮している今、日本を再建するためには少しも税金を無駄にはできない。東京オリンピックのように、一部の政治家と政商がグルになって資金を水増したり中抜きしたり税金を好き勝手に使われていて、国が成長できるはずがない。このような税金の使い方をされている限り国家は衰退へ向かうしかない。辺野古基地問題は私たちの税金が適正に使われているかどうかの問題でもある。決して沖縄県民だけの問題ではない。私たちは、税金の使われ方にもっとシビアな目を向けなければならない。東京オリンピックで私たちの税金がいかに食い物にされたかを忘れないようにしたい。政治家は税金を食い物にする人種であるというくらいの感覚で政治家を見ていく必要があると思う。