ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

雲仙を楽しむ その2

2日目の雲仙は、最初におしどりの池散策を楽しむ。おしどりの池は周囲2.5kmの人工湖である。池の周囲には遊歩道が造られて気軽に湖畔の散歩を楽しむことができる。

 

湖畔巡りをしながら、一ヶ所だけ紅葉を見つける。今年は、温暖化の影響か雲仙でも紅葉の時期が遅れているという話であったが、確かに周りを見ても紅葉はほとんど見ない。しかし、すぐ近くに1箇所だけでも見れたのはラッキーであった。

 

おしどりの池散策を終えて、雲仙仁田峠へ向かう。途中、仁田峠第二展望所に立ち寄る。ここ第二展望所は平成新山を間近に見ることができる展望台である。、平成新山は1990年(平成2年)11月に始まり5年間続いた噴火活動によってできた山である。ここでは、見るたびに自然の猛威を感じる。

 

仁田峠に到着。仁田峠は紅葉の名所であるが、今年の紅葉の色つきはあまり良くないようだ。地球温暖化が秋を失くし、我々から四季を奪っていくのを見ると、地球温暖化は脅威だとあらためて思う。

 

紅葉はあまり見ないが、ピンクの花を咲かせ始めている木々もある。近づいてみると、ミヤマキリシマである。ミヤマキリシマは1000m以上の高地の火山性土壌に根付くツツジの一種である。温かいので開花を間違えたのだろうか。低地ではソメイヨシノが花を咲かせたという話がニュースで流れていたが、それと同じことなのだろう。

 

仁田峠に来たら、必ずロープウェイに乗る。仁田峠駅から妙見岳山頂駅までの標高差170mを約3分で上って行く。高度差170mを歩いて登っていくと、私だったら60分かかる。そこを3分で行けるのは素晴らしいといつも思う。

 

ロープウェイが動き出した。どんどん上るにつれていろんなものが見えてくる。昨夜泊まったホテルや今朝散歩したおしどりの池が見えてきた。さらに上っていくと車を停めた駐車場が小さく見える

 

妙見岳山頂駅に到着。ここは標高1333mである。気温9度ここまで来るとさすがに寒い。ジャンパーのフードを被り、展望台まで上っていく。

 

妙見岳展望台から平成新山(1483m)を見ると、手前の普賢岳(1359m)と平成新山が重なって見える。平成新山普賢岳が噴火してできた山である。今では、平成新山も安定しているので、普賢岳の頂上を通る登山道も今は復活しているようだ。そこまでいくと平成新山がもっと間近に見れる。一度は行ってみたい登山コースである。

 

妙見岳展望台を堪能して、ロープウェイで下山する。下山するロープウェイの中から紅葉を撮る。雲仙は春のツツジ、夏のヤマボウシ、秋の紅葉、冬の霧氷と一年を通して楽しめる場所である。

 

雲仙観光を終わって、島原に行く。島原に行く目的は二つある。一つは島原の百花台公園の下見そして一つは島原の郷土料理である具雑煮である。百花台公園の下見は、孫が来た時に遊びに行く公園探しである。百花台公園は広くて施設も充実しているという話を連れ合いが聞いて、一度見に行きたいというので今回立ち寄ることにした。

 

この公園は実に広い。サッカー場やテニスコートもあり、0歳児から高校生まで全ての年齢がいろんな遊びや運動などを楽しめるようにできている施設である。幼稚園児の孫が楽しめるターザンの森へ行くと立派な複合遊具が置かれていた。

 

さらに公園の遊歩道を進んでいくと0歳児から遊べる芝生広場があり、そこには小さい子用の遊具が置かれている。

 

さらに進んでいくと「子供のとりで」というお城が現れた。小学校高学年から1歳児まで幅広く孫がいる私どもにとって、この公園はどの年齢にも満足させられるとっておきの公園になりそうである。今回の雲仙旅行の1番の収穫になった。

 

仁田峠を見物した後、広い百花台公園を歩き回っていたらお昼になった。ちょうどいい時間になったので、今日の目的である島原の郷土料理の具雑煮を食べに行く。島原の具雑煮の名店は島原城の前にある姫松屋さんである。そこで、お餅たっぷりの具雑煮をいただいた。

雲仙に来たら帰りは具雑煮を食べて帰路につくのは我が家の定番コースである。今回も定番コースで雲仙を最後まで楽しむことができた。毎年、いつものようにこのコースをいつまでも楽しめたらと思う。