今回の参議院選挙に、れいわ新選組から立候補した伊勢崎賢治さんがみごとに当選した。伊勢崎賢治さんの当選インタビューをネットで拝見した。
「とうとう国会議員になってしまいましたけど、今のお気持ちを聞かせてください」と言う山本代表の質問に対して、伊勢崎賢治氏は次にように語っていた。
「ご存知のように、私は、ガザのこととか、日米地位協定のこととかをずっと学者として取り組んできましたが、今度それを国会議員として超党派で取り組むことになります。その準備など既に関係者の方々とメールのやり取りも始めています。
私の場合はやることが決まっているので、そのミッションをとにかく任期中にやり遂げようと思います。私が担当するミッションというのは私の経験を活かした特殊任務ということになるわけですが、それは、一つ目は日米地位協定の改定です。そのために、日米地位協定を超党派で考える会議の開催を進めます。この問題は一党でできることではありません。日本の総力で取り組まなければならない問題だからこそ、超党派の会議を開くことが必要です。自民党から共産党に至るまであらゆる党の意見を持ち寄りそれをまとめて行くというタフなネゴティエイションが求められます。まず会長を誰にするかから始まりますが、これは日本にとって避けて通れない問題であり、まずこれに取り組みたいと思います。それが一つです。
二つ目は、ーつ目と関連することですが、韓国の政治家との繋がりを持つことを始めます。日米地位協定の裏には、実はもっと深刻な問題があります。それは朝鮮国連軍軍事協定です。朝鮮国連軍というのは在韓米軍のことです。在韓米軍は国連のキャップをかぶっています。実は、朝鮮国連軍は国連が解体できない国連軍になっているのです。これは冷戦時代の遺物です。でも、アメリカは国連のために朝鮮半島にいるんだという形をとるために、国連軍という名称を外しません。国連軍という名称はアメリカにとって存在意義を示す飾りです。
朝鮮国連軍というのはアメリカ軍、韓国軍を中心に9カ国が加入しています。しかし、日本はそこには入っていません。でも、朝鮮国連軍が開戦決定をすれば、日本は自動的に交戦国になります。厄介なことに、日本には何ひとつ決定権はありません。このことについては、日本は完全に植民地扱いになります。だから朝鮮国連軍は日本にとって、自動交戦装置です。むちゃくちゃだと思いませんか?独立国にもかかわらず、自分たちの意思が全くそれに関して反映されない仕組みができています。問題はこのことについて日本人が知らないということです。政治家もそれに触れようとしないということです。韓国ではこの問題について、これは国家主権に関わる問題として取り組む動きがあります。韓国はこの問題について国内世論が二分化されています。だから、韓国の社会と韓国の政治家と我々が結びつくことによって、朝鮮国連軍を解体するということに取り組みたいと思います。これも任期中に、超党派で取り組みたいと思います。これは、日本国にとって絶対やらなければならないことだから必ずやっていきます。
さらに、やりたいことを言います。いま、ヘイトスピーチが起こっています。それが高じてヘイトクライムになり、それがさらに大量殺戮になり、一つの属性を抹消するジェノサイドに繋がって行きました。私たち人類は二度とジェノサイドを起こさないようにと願ってジェノサイド条約を作った。しかし、日本はこのジェノサイド条約に入っていないことが問題であると思います。
これに関連して、一般の殺人と大量殺人の違いは、大量殺人は治的な意思で行われることです。だから大量殺人においては、殺人の実行犯よりも、それを煽った人間である政治家を重く裁く考え方である上官責任が国際法の基本です。しかし、この考え方が日本では全然できていません。日本では、指示を受け実行した者だけが処罰され、上は見逃されてしまう仕組みです。上官責任が日本の法体系にはないのです。日本は権力者にとってあまりに都合のいい国過ぎます。ジェノサイド条約の加入を目指し、併せて上官責任が問える法体系の実現を目指します。これを変えなければと思います。
そして、最後のミッションは次の世代にビジョンを示すことです。日本として、特に隣人諸国と対話しながら北東アジアの平和のビジョンを示したいと思います。これは日本にとって絶対必要なことです。現在は、遠く離れたアメリカと一緒になって緊張を煽りに行くようなことをやっていますが、これでは日本国はアジアで生きていけない。安全保障は軍事じゃなくて、外交です。これは実現まで多くの時間を要するので、私の在職中に実現はできないだろうけど、そのビジョンを後に続く人たちに示したいと思います」
伊勢崎賢治さんのインタビューを聞きながら、これくらい大きなミッションを実現するために私は国会議員になったという議員はどのくらいいるのだろうかと思った。今回、多くの国会議員が誕生したが、やりたいというミッションは何もなく、単にコスパの良い就職口として、立身出世のため国会議員を目指した人も半数はいるのではないかと思う。伊勢崎賢治さんの動きを期待を持ってウオッチしていこうと思う。