ミサイル配備が進む南西諸島の石垣島で令和のおしゃべり会が行われた。れいわ国会議員6名と石垣島島民との対話集会は、前線基地の緊迫感を感じる集会であった。
南西諸島のミサイル配備は、自民党・公明党が主体となって、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会等の野党の賛成で勧められてきた政策である。目的は、台湾有事を含む中国の脅威に備えるためとしているが、これは、アメリカの対中国政策の一環である。ウクライナ戦争は、ウクライナがアメリカの代理でロシアと戦争する代理戦争と言われているように、南西諸島のミサイル配備は、アメリカが日本の領土で対中国の代理戦争を画策しているものと考えるべきである。アメリカにとって、南西諸島のミサイル配備は一番格安に対中国戦争を始めることのできる起爆装置である。アメリカと覇権を争うようになった強大国家中国は、アメリカにとって脅威である。その中国を、自ら傷つくことなく弱体化させるためには、ウクライナと同じように遠い戦争を仕掛けるのが一番有効であるとアメリカ中枢は当然考えている。南西諸島のミサイル配備は全てそれにつながるものである。そのような認識のもとに対話集会が行われた。
質問 台湾有事は起こるんでしょうか
回答 中国が台湾を侵攻するという台湾有事の蓋然性は低いと思います。そして、中国は脅威ですか?考えてみてください。国家の国防に関する脅威は果たして中国だけですか、ロシアだけですか、北朝鮮だけですか、では、海岸線にたくさん並んでる原発の脅威はどうですか?食料の自給率の脅威はどうですか?国家にとって、脅威と言うのはたくさんあります。でもその脅威を選ぶのは政治家です。客観的に脅威を査定して選択すると言う方程式は存在しません。脅威というのは全て政治家の恣意行為です。脅威の選択は、政治家によって都合のいいように作られるのです。権力を持った政治家の声が大きければ、それが脅威になるだけです。脅威を煽る人がいます。
台湾有事というのを考えてみてください。海や空でたまに起こる小さな衝突ではないんです。中国の人民解放軍が台湾海峡を渡って、台湾を占拠して軍事統治して、それも5 〜6年にわたり統治して、都合の良い政権を作るというシナリオです。そのようなシナリオを実行することは不可能です。それは、世界の近代史を見れば明らかです。アメリカとNATOが束になってもアフガニスタンを占領できなかった。大国のロシアが小国のウクライナを3年経ても占領できないのと同じです。
質問 台湾有事の問題で、説明を聞いて理解できることは、中国が台湾を侵攻するという可能性は低いけど、ここ南西諸島という中国の目の前で中国に向けてミサイルを設置し、日本は臨戦体制を敷いている。そしてアメリカの対中国政策によっていつ、ここで戦火が開かれるかわからないという切羽詰まった状態に置かれている。戦火が開かれ、中国軍が侵攻した時のために、島の中に戦闘をしない非武装地帯を設けたり、現地の人や現地の自衛隊が白旗をあげて降伏することは可能ですか
回答 現状の日本の法律にそのようなことを規定する法律を見たことはありません。しかし、悲惨な戦禍を見てきた私の経験を踏まえて申しますが、生ぬるいことをいうなどと思わないでください。私からすると、私たち日本国の憲法9条の発想は、まさに白旗をあげることだと思っています。それも、自分たちの命を守るための命乞いのために白旗をあげるのではなく、相手のことも考えて、お互いの子供達のことを考えて白旗をあげるのです。それが憲法9条の精神です。しかし、残念ながら、専守防衛は許されると戦うことも可能にしてしまったが、もともと憲法9条の精神は白旗をあげることだと思っています。
質問 現在の脅威は、日本と中国の問題から発するのではなく、アメリカの中国政策から発するものと理解します。日米地位協定によって、アメリカは他国と戦争する場合に、日本の基地を自由に使うことができる。そのために、日本は戦争する気がなくても、アメリカによって戦争に巻き込まれる恐れがあるという話は本当ですか。もし本当であれば、自由に使えないように日米地位協定を変えることができますか?
回答 日米地位協定の中身について、アメリカが自由に日本の基地を使うことがでできるのは本当です。だから、日本は、日本の意思に関係なくアメリカの戦争に自動的に参戦することになります。日米間でそういう取り決めをしています。そして、それを変えることも可能です。私はそれをやろうと思ってれいわ新選組から政治家になりました。
質問 日米地位協定の改正はおおいに期待します。れいわ新選組では、どのようなスパンでこの改正を行う計画ですか?
回答 (伊勢崎賢治氏)私の計画では、私の任期期間中の3年でぜひ達成したいと思っています。(大石あきこ氏)今、伊勢崎賢治さんが3年で改正したいと述べましたが、伊勢崎賢治さんが意欲を持って取り組むことを、党としても全面的に支持して全党あげて取り組む覚悟です。しかし、この問題は、ここでお約束できるような簡単なことでは有りません。自民党は日米地位協定を、そのままにしたいと今も思っています。また、日米地位協定の改正については野党は必ずしも一つになっていません。アメリカ軍については反対だが、軍備拡張については賛成だから日米地位協定はあったほうがいいと思う野党もいます。れいわ新選組の弱小政党では簡単にできる話ではない。むしろ、我々にはどうにもできないくらいの重い課題です。しかし、だからと言って、これをそのまま放置すると、間違いなく戦争に巻き込まれる可能性が高いので全力で取り組みます。合わせてこの問題は国民全員の問題であり、国民の強い後押しがなければどうにも動かない問題であるということも強調しておきたいと思います。
南西諸島ではミサイル配備がなされ、有事の避難計画が提示され、その避難も遠い先の話ではなくいつでも出て行ってくださいというような状況のようだ。
中国と日本の間に武力衝突しか解決の道はないという問題は存在しない。日中間の武力衝突を望んでいる日本人はいないと思っていた。ミサイル配備に伴う南西諸島の戦争危機はアメリカの政策のためだから日米地位協定はぜひ改正して戦争に巻き込まれないように早急にしなければならないと思った。
しかし、不平等な日米地位協定を支持するのは自民党だけと思っていたが、自民党ばかりでないことを知って驚いた。日本の軍備拡張に賛成している野党は日米地位協定の改正について消極的だったり、無視したりしている。日米地位協定の不平等の改正を主張しているのは、れいわ新選組と共産党と社民党くらいしかいないような話であった。南西諸島のミサイル配備に賛成するのは戦争をしたがっていることと同じだと思うし、それを支持するのは自民党だけと思っていたら、多くの野党もミサイル配備を支持していたと知って驚いた。戦争をしたがっている日本人がこんなに多いのかと知って驚いた。これでは日米地位協定の改正は簡単にいかないと思うが、何としても改正を実現したい。れいわ新選組を支持したいと思う。