ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

自民党総裁選について

  2025年自由民主党 総裁選挙が行われている。ちょうど1年前の9月にも、2024年自由民主党総裁選挙が行われ、2024年(令和6年)9月27日に新しい自民党総裁に石破茂氏が選出された。昨年の自民党総裁選後のネットニュースなどでは、「石破茂は、まだマシだ。高市早苗氏、小泉進次郎氏という最悪の結果は免れた」などという評価が掲載されていた。2024年に、もし当選したら最悪の結果と言われた人たちが、2025年では先頭集団にいるというから自民党は本当に進歩しないのだとあらためて思った。

 2024年の総裁選前、当時の岸田首相は自民党の「裏金事件」と「統一教会問題」についての国民からの不信感を払拭できず辞任に追い込まれた。だから、2024年の総裁選の最大のテーマは「裏金事件」と「統一教会問題」だったはずである。自民党が国民の信頼を回復したいのなら、この2つにケジメをつけるしかなかったはずである。
 しかし、2024年の総裁選候補者は誰一人、裏金事件の「再調査」に前向きな候補はいなかった。また、統一教会問題に対する対応も同じだであった。ニュース番組で、司会者から「総裁になった場合、統一教会問題について再調査を行う方は挙手を」と求められたが、手を挙げた候補はひとりもいなかった。そして、このことは2025年総裁候補者も同様である。
 「裏金問題」と「統一教会問題」を自民党は解決できない。自民党は「裏金」と「統一教会」に支えられた集団であり、「裏金」と「統一教会」にまみれているのが自民党であるということが明確である。自民党と反社集団である統一教会とは一体化しており、その意味では自民党も反社集団と同じと言えるのではないかと思う。

 昨年の総裁選の時に、雑誌の読者投稿欄に「もし〇〇をやめるなら、自民党に投票しよう」という下記の投稿が掲載された。面白かったので今も記憶に残っている。一年後この投書は有効かどうか考えたいと思って読み直してみた。
「・紙の健康保険証を取り上げて、マイナンバーカードの強制をやめるなら
地震の活動期にもかかわらず、原発再稼働を進めるのをやめるなら
・買い取り量を制限して、再生可能エネルギーの普及の邪魔をやめるなら
・伝統的家族観にのっとって、選択的夫婦別姓すら認めないのをやめるなら
憲法違反の敵基地攻撃能力を持ち、武力で外国を脅すのをやめるなら
・沖縄に米軍基地を押し付けて、国民より米国を大切にするのをやめるなら
・企業団体からの献金をもらって、大企業優先の政治をやめるなら
・先の戦争の加害責任をなかったことにして、次の戦争の準備をやめるなら
・災害のたびに体育館での雑魚寝という、避難生活をさせ続けるのをやめるなら
日本学術会議の独立性を侵し、軍事態勢に協力させるのをやめるなら
放射能汚染水を処理水だと言い張って、世界の海を汚すのをやめるなら
どれも全部、できるわけがない。そんなことしたら、自民党でなくなってしまうから」と書かれていた。

 一年経て、この投書を読み返して、一つも国民のためになることをしていないというのがよくわかる。軍拡という自分達の利益につながることはぶれることなく推進し、それによって国民の生活が苦しくなることなど自民党にとって痛くも痒くもない、他人事である。
 一年経っても何年経っても、自民党は、国民にとって良い政治というのは期待できない。日本の資産を、国民のために活用するのではなく、権力を使って自分の利益として食い物にするのが自民党だと思う。そういう自民党の総裁選など興味もなければ関心もない。とにかく、このような反社集団みたいな政党に騙されないようにしなければとあらためて思う。