親しい女性と話している時に、その女性が「最近の政治の話は不愉快なことが多すぎます」と言って、政治について話をはじめた。私は高市首相の台湾有事についての批判かなと思って聞いていたら、全く逆の、高市首相擁護の発言であったので驚いた。
彼女は次のように語っていた。
「日本では、政治の場で女性が活躍しようとすると、必ず、日本の古い考えの年寄りの男たちが女性を潰しにかかりますね。年寄りで古い考えを持った男を日本のドンと言うのか知らないけど、またそういうのがいるのかどうかも知らないけど、必ず女性が活躍しようとすると男たちによって潰されますね。このような男尊女卑の古い考え方では日本はどうにもならないと思います。なんとか高市さんには負けないで欲しいと思います。どうか潰されないように頑張ってほしと思います」と語っていた。
そして、「高市さんは首相になって1ヶ月も経ってないのに、今、さかんに批判されているでしょう。おかしいと思いませんか?始まったばかりなんだから、もっと温かい目で見守るという気持ちが必要と思わないですか?女性だからといってことさら厳しくされている感じがするけど、あなたはどう思いますか?」と尋ねられた。
私は、「いや、高市首相のやっていることは、日本にとっては大きなマイナスですよ。高市首相は首相の資質に欠けるといってもいいくらいです。早く首相をお辞めになったほうがいいと思います。」と言ったら、「あなたも古い考えの男性ですね。男性が女性より偉いと思っているのかもしれないけど、これからの時代、女性蔑視は許されませんよ」と怒られてしまった。
そして、その女性は続けて次のように語っていた。
「高市さんの良いところをよく見てください。高市さんは強いリーダーシップを持っていると思いませんか。あんなにはっきりと発言する人は女性には珍しいです。こんなに自信を持って語る人が首相にいましたか。私は、高市さんに女性として突出した才能を感じます。安倍晋三さんの後を引き継いだ日本の首相は菅首相、岸田首相、石破首相と続きましたたが、どれも、はっきりとものを言わなかったでしょう。言葉のはっきりしない誤魔化しの政治だったではないですか。それに比べて、高市さんは国民にわかるように話をしてますよ。それを、すこしばかり、間違えたからといって叩き潰そうとしているのは許せません。日本の政治はいつもこうなんです。優秀な女性が活躍しようとすると足を引っ張るんです。高市さんを応援します。負けないように頑張って欲しいです」と強調していた。
私は女性の説明を聞いた後、「私は、男尊女卑の女性蔑視派ではありません。高市首相が女性だからダメと言っているのではなく、私は高市首相の政策に反対だから支持しません」そして、なぜ、高市首相の政策に反対するのかを説明した。高市首相が国会で発言した「台湾有事は日本有事」の問題点について、基礎から説明していくと、初めて女性はことの重大さがわかったようで、高市首相支持を二度と言わなくなった。
女性は高市首相の政治家としての発信力を高く評価していたが、高市首相の政治姿勢や政策の中身についてはほとんど何も知らなかった。「台湾有事は日本有事」という言葉を日本の首相が国会で発言して、それを撤回しないことはどういう意味を持つのかということは、国際関係の中では戦争につながる重大事である。そのような中身については何も知らないまま、高市首相に任せていれば間違いないという考えで支持されていたようだ。
高市首相は今も高い支持率を保っている。共同通信社の11月16日の全国電話世論調査によると、高市内閣の支持率は69.9%で、前回10月調査から5.5ポイント上昇したということであった。11月16日の調査は台湾有事発言以後の調査であるが、前回より支持率が向上しているのを知って驚いた。この調査からもわかるように、高市首相支持者には政策の中身は何も知らないまま、支持している人も多いのではないかと思った。支持者の中には、私が今日話し合った女性みたいな、政策の中身はほとんど知らないけど、単純に女性の社会進出を期待して支持している人も多いのではないかと思った。私たちは面倒であっても、高市首相支持者で高市首相の政策の中身を知らない人に説明をしていく必要があると感じた。今回は、たまたま、女性から話かけられたが、私からも積極的にこのような女性に高市首相の政治の話をしようと思った。
政治家の役目は国民を戦争に巻き込まないことだ。高市首相の政策は戦争にならないための政策ではなく、地域の緊張を高め、戦争の可能性を高める政策ばかりで危険極まりない。高市首相は台湾有事、非核三原則の見直し、安保3文書改定など軍事政策に前のめり過ぎる。こんな政治家は一刻も早く首相の座から引き摺り下ろさなければと思う。