ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

「スパイ防止法」反対

 私が住んでいるマンションの郵便受けにチラシが投函されていた。チラシは号外と書いてあり、チラシの裏には「スパイ防止法に反対するのはスパイだけ!」という大きな見出しが書かれた「スパイ防止法」推進のチラシであった。発行元は思想新聞とあったので、思想新聞というのはどういう団体なのかと思いググると下記のように書かれていた。

 思想新聞は、解散命令が出された「旧統一教会」を母体とする反共主義政治団体国際勝共連合」の機関誌と書かれていた。思想新聞は、旧統一教会に所属する新聞ということがわかって、これは信用ならないなと思っていて、さらにググっていたら、「統一教会」と「国際勝共連合(思想新聞)」について書かれた下記の記事を見つけた。そこには次のように書かれていた。

 「統一協会(世界平和統一家庭連合)は二つの顔をもっています。一つは霊感商法、集団結婚などで甚大な被害を出している反社会的カルト集団の顔であり、もう一つの顔は、統一協会と表裏一体の政治組織「国際勝共連合」をつくり“反共と反動”の先兵を務めてきたことです。

 統一協会は、『世界基督教統一神霊協会』として韓国で1954年5月1日に設立されました。開祖は文鮮明(2012年死去)で、現在の総裁は妻の韓鶴子です。米国など世界で活動しています。日本では1959年に設立され、64年に宗教法人の認証をうけました。
 
 文鮮明の宗教的目的は、世界的な『政教一致国家』を樹立することであり、すなわち、神の直接のみちびきによって統治される世界秩序を樹立することであるとしています。また、政教一致国家の中心は、文鮮明と韓国という位置づけです。

 日本は、文鮮明が理想とする国家をつくるための資金集めを担う国であり、それを実行したのが日本の統一協会です。鮮明の発言を集めた『天聖経』には、「(日本で集めた金は)日本のものではありません。アジアを通じて世界のために投入しなければ、日本はぺちゃんこになります」とあります。統一協会広報局長で協会系の日刊紙「世界日報」編集長だった副島嘉和氏は、「毎月20億円」を文鮮明側に送金していたと告発しています(『文芸春秋』84年7月号)。これだけ多額の資金を集めるために、統一協会は日本の信者を、マインドコントロールし、違法な霊感商法や高額献金に駆り立ててきました。

 さらに、「統一協会(世界平和統一家庭連合)と表裏一体である「国際勝共連合」は自民党の右翼的潮流と結びついて、政治の反動化を進める先兵の役割を果たしてきました。
 勝共連合が1980年代に総力をあげて取り組んだのが、85年に自民党から提出された「国家秘密法案=スパイ防止法」の制定です。防衛・外交にかかわる「国家秘密」を外国に漏らした者に死刑を含めた厳罰を下す法律で、対象範囲は一般市民にまで及びました。
 自民党が第1次案を発表した80年に先駆けて、78年から勝共連合は同法の推進運動を本格化し、「スパイ防止法制定3000万人署名」と銘打って大々的に活動を展開しました。79年には「スパイ防止法制定促進国民会議」を組織し、全都道府県下で地方議会における制定のための請願運動を活発化させました。

 しかし、肝心の「国家秘密」の内容が限定されておらず、取材・報道の自由や国民の知る権利よりも「国家秘密」が最優先となる同法は、国民世論の高まりと国会論戦の末、86年に廃案に追い込まれました。廃案後も勝共連合は現代版「治安維持法」の制定を訴え続けて今日まで来て、さらに高市政権でスパイ防止法の成立に力を注いでいる状況にあります。

 前回廃案になった理由は、スパイ防止法は、国家秘密の中身があいまいで、国が機密と認めたら機密になる、また機密のため中身は公表できないし、裁判も機密扱いで、非公開で実施するなどおよそ不合理、不明確な法律である。スパイ行為を取り締まるという口実で、政権に不都合な人を罪人に仕立て上げることができる法律、政権に異を唱えるものを犯罪者に仕立てる法律というものであった。
 暗黒政治になる法律だから廃案になったのに、それが復活していることも、最近の軍事大国化政策と関連しているのかもしれない。国民の声が上げられない環境作りが着々とすすんでいるようで気持ちが悪い。

統一教会国際勝共連合、安倍政権、自民党(一部除く)これは別々の組織ではなく古くから親密な付き合いを続けてきた切っても切れない渾然一体となった仲間である。さらに、参政党も加わりこれらの団体が仲良く、しかも熱心に推進している「スパイ防止法」について、ネットでは「賛成」という声も多い。
 しかし、私は、このような人たちが推進していることだから信用できないと思って、調べたら、前回廃案になった理由を見て納得した。この法律の狙いはスパイの摘発と同時に、国民監視と国民に異を唱えさせない装置なのだと思った。

スパイ防止法」は国にとって当然必要という意見も多いが、誰が賛成しているか、誰が反対しているか、両者の意見を聞いて比較して判断した方がいいと思う。テレビ、新聞も信用できない。SNSはフェイクだらけ。何も信用できない中、安易に周りに流されることだけはやめにしたい。