安冨歩氏は経済学者で東京大学名誉教授である。安冨氏の思考法や意見は私にとって示唆に富んでいることが多くあり、私は時々、安冨氏のYouTubeを拝見している。今年も新年早々安冨氏のYouTubeを拝見した。
YouTubeの冒頭、安冨氏は「新年開けまして・・・・と言いたいところですが、そんなこと言ってられない、お屠蘇気分が吹っ飛んでしまうようなことが起こってしまい、高市内閣が危機に瀕しております。」と言って次のように話題に入っていった。
「危機の問題は2つ起きている。一つは、1月2日、新年早々、高市総理がトランプ大統領と「元気!今年もよろしくね!」という電話会談をしたことである。そして、その電話会談について、正月早々、日米のトップが親しく電話会談したことは外交上の大きな成果であり、日米はさらに緊密な関係を築くことができた。さらに、その電話会談の中で、高市首相はトランプ大統領から3月渡米するようお招きいただきましたと明るい話題として発表した。しかし、それも束の間、トランプ大統領はベネズエラへ、突然軍事侵攻しベネズエラ大統領夫妻を拿捕してアメリカに連行したと言うニュースが発表された。
こんな国際法違反のとんでもないことをやらかしている最中に、なぜ高市首相とトランプ大統領は和かに電話会談したのかということについて、これは敵を欺くためにカモフラージュにしたのではないかという話が起こっている。いわゆる、トランプに利用されたのではないかと言われていることである。この電話会談はどちら側から持ちかけられたか判然としないが、仮にトランプ側から持ちかけられたものであれば、日本は完全にコケにされていると言ってよい。もし日本側から持ちかけたものであれば、コケにされないまでも、カムフラージュにうまく利用されたことになる。
また、この電話会談の数時間後に起きた、国際法違反の侵攻作戦について、トランプ大統領は高市首相に何か伝えたか否か、これも判然としないが、今のところ何も伝えなかったと言われている。アメリカが国際的に重要な作戦を開始する数時間前に、緊密な関係の強い同盟関係にあるアメリカのトップと日本のトップが電話会談して、何一つ同盟国に侵攻作戦の話が無かったことは、日本の外交はどうなっているのかと疑問を持たざるを得ない。このことは無視された、コケにされた、単なる外交の失態、と考えていいとは思わない。緊密な強力な同盟関係といわれている実態は何なのかということが明らかになったことである。このことは根本的不信につながることである。また、逆にこの作戦について知らされていたにもかかわらず、口止めされていたならば、さらに厄介なことになる。国際的批判は日本にも向けられることになるであろう。今回の電話会談は高市首相の外交の無能さと不確かさを炙り出す結果となった。
二つ目は、年末に「高市首相大好き」という韓国のニュースが報道されたことである。今、韓国では統一教会の韓国本部に、捜査の手が及び全面的に家宅捜査が行われ、捜査が進められている。その捜査で明らかになった統一教会の内部文書の一部が公表された。その中に、統一教会が自民党の国会議員290名を応援して安倍晋三さんが大喜びでしたという文書があった。また、その公表された文書の中に高市早苗という名前が32回出ているということが公表された。この内部文章は、高市首相が首相になる前に作られた文書であり、高市首相は統一教会と深いつながりを持ち、高市内閣は統一教会の強い支援の下で成立したと疑われる内容である。統一教会と自民党政権がどういう関係にあったかは内部文書によって明らかにされている。韓国政府は統一教会の内部文書を全て掌握している。
統一教会は、日本で霊感商法を用いた悪徳商法を繰り広げ、多くの日本国民を苦しめ社会問題を引き起こしていた反日思想の団体である。それにもかかわらず、統一教会から選挙応援を受けた自民党は統一教会と一心同体の協力関係にあった。その統一教会から強い支援を受けたといわれている高市首相は韓国との外交関係に関して、常に弱みを握られている状況にあるといってよい。これでは外国との外交などできはしないと安冨歩氏は語っていた。
正月休みの怠惰な気分で、安冨歩氏のYouTubeを見ていたら、いっぺんに目が覚めてしまった。のんびり正月気分に浸っている場合ではないと思った。こんな欠陥の多い人物を首相に仰いでいては日本は沈没してしまう。一刻も早く辞めさせなければと思った。