ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

山本太郎氏の健康回復を祈る

 れいわ新選組山本太郎氏が健康上の問題で参議院議員を辞職すると発表した。山本氏は会見の中で「私、山本太郎は、本日、参議院議員を辞職します。衆議院選挙のためではありません。端的に言うと多発性骨髄腫血液のがんの治療に専念するために議員辞職します」と発表した。

 私は山本太郎氏を応援しているので、大変驚いた。そして、是非とも治療に専念して早く良くなってまた、国会に戻ってきてほしいと願うばかりである。

 山本太郎氏が政治に目覚めたのは、2011年3月の東日本大震災である。地震に伴う福島原発事故について様々な意見があるのに、原発に対して何も意見を言えない、言ってはいけない日本の現状は異常ではないかと考え、それが政治に取り組むきっかけになったと語っていた。山本太郎氏は、それ以来、徒手空拳で政治の世界に入り、2013年に行われた参議院選挙で東京選挙区から無所属の候補として立候補し初当選した。さらに、2019年にれいわ新選組を立ち上げ、国政選挙の度に勢力を拡大させ、現在、れいわ新選組を国会議員15名の国政政党に育て上げてきた方である。

 日本の国会議員の多くがコスパの良い就職口として議員を目指し、また国会議員になった後は、次の選挙に落ちないように、選挙応援をしてくれる団体のための政治活動に専念する方が多い。日本の政治家は、選挙の時の演説では、自分の政治信条、政治姿勢は国民の幸せが一番であるとか自分の政治は国民目線とか国民受けの良いことばかり言うが、実際は国民の幸せに反する、選挙応援してくれる団体のための政治活動しかしない2枚舌政治家が多い。

 国会議員の仕事の一つは国の予算を決めることである。今まで自民党を中心とした政党は、選挙支援者が希望する軍事費の予算は潤沢に際限なく増加を決定してきた。しかし、国民のための医療保険介護保険への予算は財源がないと言って、制度が立ちいかなくなるまで絞り、今や医療保険介護保険も制度が崩壊寸前である。これが2枚舌政治の実態である。


 日本にはそういう政治家が多い中にあって、山本氏はそのようなタイプではないことが、山本氏を支持する理由の一つである。山本氏を15年間見てきて、山本氏の言葉に嘘やごまかしがないのが山本氏の良さであり、特徴である。しかし、政治家は本来、嘘・偽りのない山本氏が当たり前であって、当たり前のことをする山本氏が珍しいという日本の政界こそ異常である。

 日本の政治家が嘘を平気で言うようになった始まりは、国会で118回の虚偽答弁をした安倍元総理が元凶だと思う。そして、安倍総理の嘘・偽りをカバーするために、役所で虚偽答弁が作られ、最終的にはその虚偽答弁に関与した役人が自殺するいう事態になった。日本の政界及び官僚機構をここまで破壊した安倍元総理の責任は極めて大きい。しかし、自民党はその悪の元凶みたいな安倍元総理を国葬をして見送った。そして国葬に関する資料の開示裁判では、また虚偽答弁で開示を拒否している。嘘の連鎖は止まらない。このような嘘・偽り癖のついた自民党という政党は解党するしかない。嘘・偽りの答弁しかしない政党は国民を不幸にするだけというのは間違いない。

 山本氏の政治目標は、「日本を、誰にでも生きやすい国にする、誰でも生きてて良い国にする」ということである。今の日本は、弱肉強食の社会である。全てが自己責任である。全てがお金に換算されて判断される社会である。あなたはどれだけ日本の生産に貢献しましたか。あなたは何の価値を生み出しましたか。その後には必ず、価値を生んでいないのであれば存在する価値ありますかという言葉がついてくる。そして、それはあなたの責任です。これは今の自民党の主たる考え方である。


 自民党麻生太郎氏は講演で「90になって老後が心配とか、訳のわからんことを言っている年寄りがいたが、お前『いつまで生きているつもりだ』と思った」と述べた。生きていることはコストがかかるのだ。ただではないのよ。だから生産できなくなったら早く死ねと言っていることと同じである。全てが自己責任、生きたければもっと生産せよ。価値を生み出せ。強くなれ。そして金儲けが1番という社会になっているように思う。金儲けもいいだろう。しかし、今の日本の政治には助け合う仕組みというものが国の視点から抜け落ちている感がする。

 私が年寄りだから言っているのではない。誰でも年寄りになる。順番で必ずその番は来る。生産しない人間は価値なし。生産できない人間はクズ。生産できない人間は無駄。年を取り生産力が落ちるといつまで生きているつもりだと言われる国を愛することはできるだろうか。私はそのような国を愛することはできない。今の国が、愛したい国でなければ、私は、今の国を、愛したいという国に変えたいと思う。私たちの手で愛したい国に作り変えようというのが山本太郎氏の呼びかけであった。これからも山本氏を応援したいと思う。

 私はこれまで山本氏の政治目標を支持してきた。ここで、山本氏がれいわ新選組の議員団から抜けることは、今後のれいわ新選組の活動が心配になる。しかし、今のれいわ新選組の議員団を見ると頼もしい方ばかりである。今後は共同代表のくしぶち万里氏、大石あきこ氏のお二人を中心に活動を進めてもらいたいと思う山本氏が休職していても、令和の活動は心配ないと確信する。そして、山本氏が休職するからには、今まで以上にれいわ新選組を応援して盛り上げようと思う。
 いずれにしても、山本太郎氏の健康回復を祈るばかりである。治療に専念して、また元気な姿で復帰するのを是非とも期待する。