選挙中盤の情勢調査を朝日新聞が発表した。それによると、自民党単独で過半数を超え、さらに自民党と日本維新の会合わせて300議席以上を確保するという驚きの発表であった。これはどういうことかと思った。日本に高市旋風が吹き荒れているのかというと、そういう風は日本全国どこにも起きてるようには思えない。日本で高市旋風が盛り上がってるというところはどこにも見られない。支持率調査では、自民党の支持率も高市総理に対する支持率のいずれも下がってきているけど、選挙情勢の世論調査では圧勝するという結果が出ている。これはミステリーといっていい結果である。
今回、公明党は自民党との連立を解消した。これだけでも高市総理にとってはかなりのダメージになる。自民党にとって今回の選挙は、公明党が離反して中道改革連合を旗揚げした。解散に国民の理解を得られる大義がない。物価高で国民は苦しんでいる。高市総理は中国との関係を滅茶苦茶にした。円安推進によってアメリカとの関係もひどい。増税の話さえ出ている。しかも、高市総理自身が統一教会と深い関係があるといわれている。
統一教会は共産党を否定する反共団体であると同時に、日本の天皇をないがしろにする反天皇団体である。自民党は同じ反共団体ということで、天皇をないがしろにする反天皇制の団体とがっちり手を組んで戦後50年間やってきた。統一教会の教義は、日本は悪の国である。朝鮮半島は男性であり、日本は女性である。日本は男性である朝鮮に全てを捧げてつくさなければならない。日本国民は、日本国のすべての財産を朝鮮に差し出さなければならない。日本国は生活水準を下げてもそれを実行しなければならないという教義を持つ統一教会と日本の国政政党である自民党は50年間に渡って深い協力関係にあったことが明確になっている。高市総理は自分は統一教会とは一切関係ない。統一教会から資金援助してもらったことも含め、関係は一切ないと明言していたが、裏帳簿の発覚でそれが嘘であったことが露見した。
このような状況で、高市総理が選挙に勝てるというのがどう考えてもおかしい。これで高市総理が勝てるはずがないと思うが、情勢調査は自民優位ということらしい。
なぜなら、これだけひどい状況なのに小選挙区では自民党が圧勝らしい。それは突然の選挙で野党共闘の話ができず、野党候補者が乱立し野党候補の票が割れ、それによって地盤を持つ自民党政治家が当確化する情勢にあるようだ。高市旋風という風は吹いていないけど、野党勢力結集による自民党倒せという風も吹いていないということらしい。
これについて、木下ちがや氏が1月20日、選挙結果はわからないけど、総選挙と中道改革新党結成について次のように述べていた。
「高市総理は、今回の解散決断を幹事長ら自民党関係者に一切根回しせず、自民党内の意思決定を一切飛ばし、いきなり消費税減税を公約にするなど、すでに高市総理は与党を置き去りにして好き放題をやっている。そんな高市総理に総選挙でパワーを与えば待ち受けているのは独裁である。
今回の総選挙は、かりに高市与党が圧勝すれば、自民党は高市総理の独裁により壊れていくことになる。逆に、中道改革連合が踏みとどまると、高市首相は追い込まれ、自民党右派と自民党リベラル派の対立は激化し、党としてのまとまりは維持できなくなり、自民党は壊滅する画期になる。
さらに、かりに高市与党が勝利したら、高市独裁に抵抗するため、自民党のリベラル派を結集するための拠点に、中道改革連合はならなければならない。高市与党が過半数を取れなかったら、倒閣運動を起こし、自民党内の右派とリベラルを分断しなければならない。つまり中道改革連合の使命のひとつは、自民党の中にある多様な勢力が統治担うという民主主義的要素を救うことにある」と書かれていた。
今回の情勢調査を見て正直がっかりした。どこに、高市総理を支持する理由があるのと思った。しかし、木下ちがや氏がいっているように短期決戦の選挙の結果はどうなるかわからない。しかし、高市総理が勝利しても敗れても、高市自民党は内部抗争の激化により壊滅に追い込まれるということであった。今回の衆議院選挙で高市総理を倒したいと思うが、かりにそれができなくても、高市自民党は壊滅するということらしい。政治の世界はよくわからないことだらけであるが、信頼できる政治家を育てなければと改めて思う。