


朝、窓を開けると春の日が心地よい。今日は良い天気である。しかし、天気予報は明日から下り坂を示している。散歩するなら今日しかない。思い立って、久しぶりに伊王島へ散歩することにした。伊王島大橋のたもとの道路公園に車を止めて、そこからいつものように散歩を始める。

いつ来ても、伊王島大橋を渡ると心が晴れる。青い海青い空に向かって伸びる伊王島大橋を渡り始めると心が軽くなる。右手も左手も空も一面青に塗りつぶされた中を、人通りのない歩道を一人で歩いて行くのはもったいないくらい開放的である。春風も頬を撫でるくらいで心地よい。


左手の沖合には高島が見える、それらの島々の間に軍艦島が見えてきた。今は無人島の軍艦島は、炭鉱の島として賑わっていた時は、日本一の人口密集地として有名になった場所である


右手の方には西彼杵半島と長崎市が見える。この海域は長崎港の外にあたり、長崎港は風の影響を受けにくい入江の奥に造られている。長崎港が天然の良港と言われる所以である。


橋から海面を見るとカモメが羽を休めている。カモメなのか海猫なのか判別がつかないが、伊王島では年間を通して見る鳥である。周りの山に巣があるのかもしれない。


橋を渡り切ったら伊王島教会が見えてきた。この教会を見るたびに伊王島が隠れキリシタンの島であったことを思う。この教会は、信仰が許されない時代この島に渡ってきて信仰を守り続けた証である。


伊王島教会の下に来ると、そこから道路脇の花壇にはパンジーが植えられている。伊王島の道路脇の花壇は綺麗に手入れされている。伊王島は観光の島である。パンジーが整列して観光客の皆さんをお出迎えしているようであった。


今日のゴール地点である「みなとカフェ」へ到着。のどが渇いたのでここでコーヒを飲む。
ここのカフェは普通のカフェではなく、セルフサービスのカフェである。コーヒーを飲みたい人は自分でコーヒー豆を挽き、お湯を沸かし、そして自分でお湯を注いでコーヒーをいれなければならない。自分のコーヒーを自分で作って飲む。これがなかなか面白い。自分のために丁寧に作ったコーヒーの味ははまあまあであった。
久しぶりの散歩は、いい天気に恵まれ快適であった。風が冷たいかなと思って、ジャンパーを羽織ってきたが、むしろ少し汗をかくほどであった。冬の間、家に閉じこもっていたが、これからどんどん外に出ていこうと思う。