

昨日の夜は春の嵐であった。一夜明けて今日はいい天気になった。さらに、風も穏やかである。その穏やかな春風に誘われて、連れ合いを誘って久しぶりに女神大橋散歩に行った。
女神大橋は長崎港の入口に架かる2005年に完成した日本で6番目に長い斜張橋である。長崎港の入口に架かるので、橋の下は大型船の通り道として、海面上65mの高さに作られている。


気温19度、湿度55%、風速2〜3m。海を眺めながらの散歩は実に気持ちが良い。長崎港の奥深く松が枝埠頭には大型国際観光船が停泊しているのが見える。長崎港は奥深い入江になった天然の良好である。女神大橋は長崎港の入口にあたる一番狭い場所に架けられた大橋である。今日の出発点側の地名は「女神」で対岸は「神の島」である。この辺りは昔から清浄な地であったようだ。


「女神大橋には、橋の途中に、ミニチュアの女神大橋が置かれています。女神大橋を散歩する人は、大きな橋ばかり見ないで、小さな女神大橋も見てください」と言われたことがある。以来、散歩する度に小さな女神大橋を探すが見つけられないでいた。何回か挑戦してやっと見つけた。


数年前、女神大橋探検ツアーに参加した。そのツアーの案内文には、「主塔の天辺からの景色を楽しんでください」と書かれていたので申し込んだ。確かに景色は楽しめたが、途中は大変であった。というのも、主塔にはエレベーターはなく、ただひたすら階段を上っていくしかない。それも場所によっては鉄梯子で上って行った。とてもいい汗をかいた記憶が鮮明に残っている。


橋の上から陸地の方を見ると、5体の石像が並んでいる。見た感じ、モアイ像みたいな像である。モアイ像はチリ領イースター島にある石像であるが、モアイ像は海に背を向けて立っているらしい。しかし、ここのモアイ像に似た像は海に向かって立っている。何年も前から置かれているが、説明はなく今も意味不明である。



女神大橋を渡り終えて駐車場に戻ると、駐車場の花壇にはツツジが一斉に花笑みを振る舞っていた。桜の後はツツジの季節である。今日の女神大橋散歩は、春風を満喫した80分の散歩であった。
春の風巨大主塔をそっと撫で
春の風巨大主塔にそっと吹く
春風は巨大主塔をいたわりて
今日の散歩は、特に春風の優しさを感じた。春風は私たち人間だけに優しくしてくれているだけでなく、1年365日、休むことなくいつも黙って重い橋を支えている主塔をいたわるように優しく風が吹いていたように感じた。有難いと思った。こういう風にまた会いたいと思った。