ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

驚いたことが起きた

 巨人軍の阿部監督が解任された。理由は娘さんへの暴行事件の逮捕を受けてのことであった。ニュース解説によれば、長女と次女が姉妹喧嘩をしているのを見て、止めに入ったお父さんの阿部監督に対して長女が反抗的な態度をとったことから、怒った阿部監督が長女を押し倒すなどの暴行に及んだ。そして、長女は父より暴行を受けたことをチャットGPTに相談したところ、児童相談所に連絡するようアドバイスを受けた。長女が児童相談所に相談してその後は警察が出動して、阿部監督逮捕ということになったようだ。

 相談を受けた児童相談所も、児童相談所から通報を受けた警察も、子供の安全確保という点から最大限の対応をしたことがわかる。阿部監督は逮捕数時間後、反省しているということで釈放されたが、その翌日、辞任したいという本人の申し出が受け入れられ、翌日には解任記者会見が行われることとなった。

 阿部監督の活躍を期待していた者としては残念というしかない。娘さんがお父さんから暴力を振るわれたとき、娘さんが誰かに話を聞いてもらいたいと思ったのは理解できる。誰かに相談したいと思ったことは理解できる。娘さんに相談されたチャットGPT は,、娘さんの話を聞き、児童相談所に相談しなさいとアドバイスをした。そしてアドバイスに従って相談したら、阿部監督の逮捕となり翌日には阿部監督の解任記者会見を見ることになったという流れである。

 もし仮にであるが、娘さんの近くに祖父や祖母がおられて、娘さんが祖父や祖母に相談していたら、違う結果になっていたのではないかと想像する。少なくとも翌日の解任記者会見はなかったのではないかと悔やまれる。
 
 阿部監督の娘さんだけではなく現代の子供達にとって、相談相手としての祖父や祖母がいない時代なのだと思った。あるいは、祖父母に代わるような人間関係がないのだと思った。祖父や祖母に相談するよりは、チャットGPT の時代なのだと思い知った。確かにチャットGPT は明快に答えを出してくれるが、しかし、今のチャットGPTはまだまだ人間の心のひだまでは理解できないようだ。祖父や祖母に相談していたら、児童相談所とか警察とかに連絡するようアドバイスしなかっただろう。阿部監督の解任事案から、私は日本社会が祖父や祖母の存在しない時代になっていることを知った。

 そして、この問題は、阿部監督の娘さんだけではない。私たちの人間関係はこれでいいのだろうかと思った。何かの問題が起きて誰かに相談したいと思ったとき、親に相談できない、祖父母もいない、心を許す親戚もいない、心を許す友達もいない、相談できるのは怪しげな宗教団体とチャットGPTしかいない。私たちの社会はそのように進んでいるのかもしれない。しかし、どんなに科学が進歩しても、一人でもいいから心から信頼できる話を聞いてくれる人が私たちには絶対必要だと思った。