ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

光の王国のクリスマスへ行く

地元のテレビニュースで、ハウステンボスは11月10日からクリスマス・バージョンに衣替えして、クリスマスのイルミネーションが点灯され光の王国のクリスマスが始まったと放送していた。ハウステンボスのクリスマスは毎年イルミネーションの賞を受賞する豪華なものである。連れ合いと、寒さが厳しくならないうちに見に行きたいねという話をしているうちに、明日は天気が良いから、明日、ハウステンボスに行こうと話がまとまった。イルミネーションの時間に合わせて、ハウステンボスに15時頃に到着して19時くらいまで遊んで光の王国を楽しんで帰宅は8時過過ぎという予定で出発した。

 

ハウステンボスは運河の街である。入国して橋を渡ると運河を進むカナルクルーザーが見えてきた。ハウステンボス内の移動は自転車やタクシーも使えるが、公共交通機関はパークバスとこのカナルクルーザーである。このカナルクルーザーは入国ゲートからタワーシティーまで移動するのに便利である。私たちはゆっくり散策しながらアトラクションタウンへ行く。

 

アトラクションタウンに着いたら、15時30分からショーが始まるという。グッドタイミングである。ここまで歩いてきたら少し疲れたので椅子に座ってショーを見ることにした。ショーのメンバーはハウステンボスから生まれたエンターテイメントチーム「チームエキサイト」である。「チームエキサイト」によるクリスマスショーは一度は聞いたことのあるクリスマスナンバーにのせてエネルギッシュなステージを展開した。会場から大きな拍手が起こっていた。

 

ショーを見た後、アトラクションタウンを散歩する。タウンの至るところにサンタクロースが見られ、サンタの乗り物にはたくさんのプレゼントが山積みされている。

 

アトラクションタウンから光のファンタジシティーへ行く。光のファンタジシティーは先端技術を駆使した幻想体験を楽しめる施設が並んでいる。その一つの「宇宙のファンタジア」館へ行く。この施設は、ハッブル宇宙望遠鏡でしか見られないような銀河を旅して宇宙の神秘や不思議を体験する施設である。100億光年とかいう単位が出てくるが、光の速度で100億年という話はどれだけの距離か想像つかない。しかし、人類はそこまで遠くを見ることができるようだ。さらに宇宙はまだまだ広いというから無限である。

 

光のファンタジアシティーからアムステルダムティーへ行く。そこのパサージュではポインセチアを使った見事な花の装飾がなされていた。ポインセチアがみんなでクリスマスが来た喜びを表しているようだ。

 

左:アートガーデン      右:ハーバータウン

 夕食を済ませると、外は薄暗くなってきた。タワーシティーのドムトールン展望室へ行って展望室からの眺めを楽しむことにした。展望室の高さは80mで、ビルなら25階程度の高さである。展望室から今日行けなかったアートガーデンとハーバータウンの夜景を見る。

 

18時30分よりアムステルダムティーの花時計の前でメロディー・オブ・クリスマスが行われるということで花時計の前に行く。椅子席になんとか間に合って開始を待つ。今日のクリスマスショーは、ニューヨークのゴスペルと華やかな光の映像の演出によるスペクタルショーと案内に書いてある。私はゴスペルを詳しく知らなかったが、調べると「ゴスペルは、アフリカ系アメリカ人の歌唱によって生まれた音楽ジャンルで、黒人奴隷の歌唱やプロテスタント教会の礼拝歌唱などが起源とされています。魂の救済を願い、神に感謝と賛美を捧げるために密かに歌い始めたのがゴスペルのルーツといわれています。 奴隷制度が廃止されてからも厳しい人種差別は続き、アフリカ系アメリカ人は教会にも入ることができなかったため、独自の集会を開き礼拝を行いました。 このような黒人教会で歌い継がれ、発展していったのがゴスペルでした」と書かれていた。

ゴスペルショーが始まった。黒人歌手5名の方のゴスペルは、確かに魂の救済を願い神に感謝と賛美を捧げるために歌われてきたものだという迫力があった。途中から、リーダーの指示に従って、観客も曲に合わせて手を叩きながら、舞台と観客が一緒にゴスペルを楽しむ雰囲気になっていった。みんな音楽に合わせて手を叩き体を動かしながら音楽を楽しんでいた

 

ゴスペルショーが行われている間、スタッドハウスの壁面を利用した3Dプロジェクションマッピングが行われていた。次から次に変わる映像とゴスペルの大迫力の歌声が会場を別世界に誘い、途中から会場に雪が降る演出も行われ、最後は花火が上がる演出で盛り上がった。

 

 

ゴスペルショーが終わると19時である。帰る時間が迫ってきた。出国ゲートまで歩いて行く。途中の運河では光と音楽の噴水ショーやっていた。そしてフラワーロードはイルミネーションが灯され昼間とは違った別世界になっていた。4時間のハウステンボス滞在であったが二つのショーを見ることができて満足であった。機会を見つけてまた行きたいと思う。