ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

小池都知事の学歴詐称について その2

 小島氏は基本的姿勢について説明したあと、記者からの質疑応答に応じた。質疑応答について次に記す。
 「小池都知事カイロ大学を卒業したという卒業証書及び卒業証明書を提示しています。また、カイロ大学声明ではカイロ大学の学長名で小池小百合氏は卒業生であるという声明が出ています。それでも、なおカイロ大学の卒業に疑問があるというのはどうしてですか」と記者からの質問があった。
公職選挙法の資格要件に居住要件というのがあります。立候補者は当該地域に居住していなければならないという規定です。居住要件はどうやって証明するのかというと、まずは住民票を提出する必要があります。この住民票は本物か偽物であるかどうかを役所で確認して、この住民票は本物であると役所で確認できても、まだ、終わりではありません。次に、実際に居住実態があったかどうかを調べることになります。つまり、書類が正しいかどうかは、権限がある人によって発行された書類であるかどうか、また権限がある人が発行した書類であってもその実態があったかどうかが問題となります。居住要件は公的な書類である住民票が提示されれば大丈夫とはなりません。卒業証明書の問題もこれと同じです。小池さんの場合はカイロ大学に通っていた実態があるのかかどうか、卒業したという実態があるのかどうかが問われています。仮に、卒業したという実態がないにもかかわらず、カイロ大学の権限のある人が証明し発行した書類であっても、それは偽造文書ということになります。

小池都知事の学歴に違和感を持ったのは、いつどんな時だったのですか?」
一つは、小池さんはカイロ大学卒業証書及び卒業証明書を持っています。都議会でその二つの書類を提出せよという決議案がなされた。私としては、小池さんは持っているのだから、提出すれば簡単に卒業したかどうかの疑いが晴れると思いました。しかし、小池さんはその決議案を否決した。どうして小池さんは提出を否決したのかというのが違和感の第一歩です。小池さんは事あるごとに、卒業証書と卒業証明書を繰り返し繰り返し見せていると言っているけど、誰もそれらの書類を触った人はいません。文書というのは紙質、厚さ、インク、鑑定する時にはいろんな角度から実物を見て行います。触った人は誰もいませんし、じっくり見た人は誰もいません。だから、裁判所に提出して鑑定する必要があると思います。
 次に、ジャーナリストのAさんがカイロ大学声明の原案を書きましたが、原案とカイロ大学声明は少し違っていました。違いは、原案にあった正規な卒業に言及する文章がいくつか削除されていたことも違和感を持ちました。

「小島さんは、この告発において小池さんに何を具体的に求めているのですか?たとえば、カイロ大学卒業撤回なのか、都知事選挙の立候補阻止なのか、具体的に教えてください」という記者の質問があった。
「この告発で、私が求めていることは嘘はつかないということです。カイロ大学を卒業しているというのであれば、通学の実態、試験の実態及び成績証明書、同級生の実態などの事実を見せて欲しい。それらの実態を見せたうえで、そして、正規の手続きの書類がそろっているのであれば何もやましいことはない。確かに卒業したのであれば、それをはっきりした上で、取り組まないと国益を損ねるということを案じています。いつまでも、それをいい加減にしていくと日本国自体が危うくなる。だから、そこを明確にした上で、女性総理を目指すのなら、女性総理を目指して欲しい。そうでなければ、日本国を危険に晒すようなことになるのでやめてほしい。私が主張していることは、選挙に出る出ないということではなくて、嘘を言ってはいけないということです。我が国の東京都知事は、我が国の総理大臣は全部証拠を出して、カイロ大学卒業を明確に証明している。エジプト政府やカイロ大学からいざという時に、言われて失職するようなことはないということを明確にして選挙に出てもらいたいだけです。仮に国際的に対立したら、脅されるようなことがあってはいけないし、そんな日本国ではダメではないですかというのが私の考えです」と述べておられた。

 小池都知事学歴詐称問題は、個人的問題でどうでもいいではないかという人もいるが、私は小島氏の記者会見を聞いて、小池都知事学歴詐称問題は日本国にとって重大な問題であると思った。都知事であり、しかも日本国総理大臣を噂されるような人物の学歴詐称は決して許せないことである。学歴詐称の疑いは明確に疑いを晴らしてもらいたい。
 小池都知事学歴詐称の追求に対して、カイロ大学卒業証書や卒業証明書を繰り返し提示していると主張しているが、カイロ大学の卒業証書はお金で買えるという証言もある。日本国はエジプトに1千億円を超える援助をしているし、カイロ大学には100億円を超える援助をしている。小池都知事は何度もエジプトを訪問しているが、カイロ大学への援助と小池都知事カイロ大学卒業の学歴詐称に関係はないのか疑問を持つ人もいる。国民の税金が小池都知事学歴詐称のためにカイロ大学に援助という形で使われているのではないかと疑われている。ウソを言う政治家を持つ国民は悲惨である。小池都知事はこのような疑いを持たれているのだから、カイロ大学を卒業したというのであれば、実態を示して明確に証明してもらいたい。政治家は単なるタレントではない。タレントが嘘をついても個人の信用が失墜するだけだが、政治家のウソは、どれほど国家の利益を損なうかわからない。政治家が疑問を持たれることについて、あいまいにせず真実を明確にするのは義務である。少なくとも、学歴詐称疑惑は小池都知事という公人に対する重大な名誉毀損である。小池都知事は裁判に訴えてでも断固たる処置をしなければ、小池都知事の主張は国民にとって納得できない。