ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

「エドヴァルド・ムンク」を見る

NHKBSで「ザ・プロファイラー 夢と野望の人生 エドヴァルド・ムンク」を見た。ムンクは昔から気になっていた画家である。ムンクの代表作は上記写真にある「叫び」という作品である。私は昔、この作品を見て怖いと思った。そして、ムンクはどうしてこんな怖い…

「このままでは、飢える」を読む

「このままでは、飢える」を読んだ。著者は東京大学農学部教授の鈴木宣弘教授である。「このままでは、飢える」というタイトルを見て、怖いタイトルだなあと思ったが、さほど深刻には思っていなかった。しかし、読み進むと、これは想像以上に大変な問題であ…

第1078番船 命名式見学

私が住んでいる香焼町は造船の町である。香焼では、古くから名だたる企業が船造りに取り組んできた。現在は大島造船所が2022年12月に三菱重工業から香焼工場を取得し、積極的に事業に取り組んでいる。その大島造船所では、「地域と共に」をモットーに掲げ、…

クラシックを聴きながら香焼散歩

青点をスタートして矢印方向に進み、青点に戻る循環コース。距離4.72km、最低高度0m、最高高度84m、総上昇高度90m、消費カロリー402kcal、天気晴れ、気温7度、湿度60% 久しぶりの好天に恵まれ、早朝散歩を思い立った。青空が広がり、眩しいほど太陽が輝いて…

なぜ日本は原発を止められないのか その2

原子力ムラの権力は強大で、もはや我々国民はそれに異を唱えることさえできなくなっているのではないかと思いながらこの本を読み始めた。この本は、原発問題をライフワークとして長年にわたり取材してきたジャーナリストの青木美希氏が原発に関わるさまざま…

「なぜ日本は原発を止められないのか」を読む その1

「なぜ日本は原発を止められないのか」を読んだ。冒頭、著者の青木さんは次のように述べていた。日本政府と東京電力は2015年に、「関係者の理解なしには、いかなる処分も行いません」と 文書で福島県漁連に約束した。漁業者や市民は約束を守るよう繰り返し訴…

「興福寺ひいな展」に行く

興福寺は元和6年(1620)明僧・真円が創建した黄檗禅宗の唐寺である。長崎では雄大な朱色の山門により「あか寺」として親しまれている。当時、長崎には多くの中国人が滞在していて、それぞれ出身別に興福寺、崇福寺、福済寺などの自分たちの寺を建てた。興福寺…

大学入学制度を考える

花巻東高校の佐々木麟太郎内野手(3年)が米スタンフォード大に進学することが決まり、連日テレビなどで報道されていた。スタンフォード大はアメリカでトップレベルの大学で、世界大学ランキングもトップに入る超名門大である。この大学にはスポーツ推薦枠があ…

映画「ナワリヌイ」を見た

映画「ナワリヌイ」を見た。ナワリヌイ氏はロシアの弁護士で政治活動家である。この映画はナワリヌイ氏の政治活動の様子と2020年に起きた毒殺未遂事件についての詳細を記録したドキュメント映画である。ドキュメント映画であるから真実である。しかし、その…

「テルマ&ルイーズ」を見る

この「テルマ&ルイーズ」は33年前の1991年に作られたアメリカ映画である。この映画がデジタルリマスター版4Kとして全国公開中である。デジタルリマスター版4K は画像もさらに鮮明になり雄大な景色も最高の画質で楽しめるようだ。しかし、九州ではすぐには見…

「ザイム真理教」を読む

この本の出版社は三五館シンシャという出版会社である。森永さんはこれまで百冊を超える本を書き、いずれも増刷され、まあまあ売れる本を書いてきたという思いから、「ザイム真理教」の本についても問題なく出版できると思っていた。ところが、どこに持ち込…

「黒い海」を読んだ

この本のタイトル「黒い海」の横には「船は突然、深海に消えた」というキャッチーコピーが書かれている。このタイトルとキャッチーコピーに興味を引かれてこの本を読んでみたいと思った。船の遭難事故を扱っているようだが「黒い海」とは何だろう「船は突然…

「田岡俊治氏の徹底解説」を見る。

2024年1月13日、台湾で総統選挙が行われた。そして民進党の頼清徳氏が当選した。選挙前の解説では、今回の選挙は、親米派の与党民進党候補者と中国との交流拡大などを訴える政権交代をめざす野党の候補者の争いで、親米派の民進党候補者が勝利することになれ…

梅を見に行く

青空に恵まれた二月の一日、こんな日に家で過ごすのは勿体無いと連れ合いを誘って梅を見に行くことにした。場所は車で30分ほどの宮崎ダム公園である。宮崎ダム公園は広い公園で梅や桜やツツジが植えられている公園である。中でも記念樹として500本の梅が植え…

「吹きさらう風」を読む

書評家の長瀬海氏が、アルゼンチンの作家セルバ・アルマダの「吹きさらう風」について次のように書評を書いていた。 「小説という概念は我が国では、リアリズムを追求することから始まったのだった。戯作文芸に特有な筋立てを否定し、感情や風景をそこにある…