暴れん坊将軍は、もちろん、時の将軍徳川吉宗を、松平健さんが演じる人気時代劇である。そのオープニングでは富士山を背景に三保の松原を馬で駆け抜ける松平健さんのカッコいい乗馬姿がいつも放映される。私は昔から、いつの日か暴れん坊将軍みたいに馬で駆け抜けたいという願望を持っていた。しかし、その夢はなかなか実現せず今日まで来てしまった。
そのような中、先日、五島の友達と話をしていたら、乗馬の話になり、友達が「そんなに馬に乗りたいなら、乗馬を教えるよ」と簡単に言う。「五島の乗馬クラブで教えるから日曜日に乗馬クラブに来たらいいよ」と言う。というわけで、日曜日、乗馬実習に出かけた。
ここには三頭の馬がいるが、馬にも個性があっておとなしい馬、気性が荒い馬など様々なのは人間と同じということだった。私が乗馬初心者なので、それにふさわしい
サンダーという馬が私におつきあいしてくれることになった。サンダーはおとなしい従順な馬で決して暴れたりすることはない初心者用の馬ということであった。
厩舎からサンダーを連れ出して、くつわをはめ、鞍をセットする、今日は初めてだから、友達が全てやってくれるけど、早く一人でできるようになってと言われる。説明を真剣に聞く。
馬の準備ができたら乗馬の前に乗馬姿勢、発進、停止の方法など基本的なことを学ぶ。そして、まず友達に馬を引いてもらいながら乗馬体験をする。30分ほど引き馬してもらいながら乗馬の要領を掴む。そして、そのあとは一人での乗馬を開始する。
発進して常歩(なみあし)でゆっくり進むそして止まる。進む止まるの練習を繰り返す。進む止まるができてきたら、次は右へ、左へ自由に誘導する練習をする。外周を大きく回ったり、小さく回ったり、そして8の字コースに誘導する。
サンダーを自由に操れるようになったら、次は軽早歩(けいはやあし)に挑戦。軽早歩をするときは腰を浮かすような立つ座るの動きが必要になってくる。この練習はスクワットと同じなので太ももが痛くなる。疲れが出てきたところで今日の練習は終了。
乗馬練習が終わったら、サンダーのお手入れタイム。ブラシでホコリを落とし、身体全体に異常がないかを確認して、ヒズメの裏掘りをして土を落とす。そして仕上げはシャワー浴びて疲れを癒す。お疲れ様でした。
念願だった乗馬ができた。師匠からはセンスがあると褒められた。嬉しい。また機会を見て練習したいと思う。サンダーくんよろしくお願いします。
暴れん坊将軍はまだまだ遠いが、「望めば夢は叶う!」を感じた1日でした