ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

健康維持に挑戦

先日、中国の今を伝えるニュースの中で、公園に高齢者がたくさん集まって運動をしている写真が掲載されていた。それは昔、私が中国で見た情景であった。朝早く散歩すると、公園ではどこでも年配の方がさまざまな運動をしていた。太極拳だったり、ヨガだったり、ダンスだったり、知らない武道だったり、中国では朝早くから多くの人々がいろんな運動をしていた。それらを見て中国の人は早起きだなと思ったし、朝早くからみんなが運動しているのを見るのは朝の散歩の楽しみだったことを思い出した。このニュースでは、中国では介護保険が充実していないから、最近、中国の高齢者は必死に健康維持に取り組んでいると紹介していた。しかし、中国での公園の運動は昔から習慣的にやっていることで、最近、始まったことではないし、中国に限らず世界中の高齢者は健康維持に熱心になるだろうと思った。中国の高齢者の方が運動している写真を見て、高齢者の私も何か運動したいなと思った。日本では、中国みたいに朝早く公園に行けば、いろんな運動をしているグループがあるわけではないから、トレーニングジムに行こうと思った。しかし、都心部から離れた郡部に住んでいるので、トレーニングジムは近くにはないと思っていたら、近くにトレーニングジムはあるし、また近くにプールもあるからそれらを使って、運動したら良いというアドバイスをもらった。

 

 アドバイスをもらったトレーニングジムを体験のために訪れた。
 こちらのトレーニングジムは私の住む隣町にある。ここは長崎市の温泉施設であり、そこの施設の中に、いろんなトレーニング機器を設置してトレーニングジムとして開設されていた。トレーニングして汗をかいたら温泉に入ってリラックスできるし、しかも安価に利用可能ということで利用者に好評という。ただし、インストラクターはいないので、トレーニングについてのアドバイスは受けられないということであった。入館して、まず自動販売機でチケットを購入する。私は(高齢者+トレーニングジム+温泉)というトレーニングと温泉のセット券を購入した。料金は高齢者割引で1回¥200であった。

 受付の方から初心者ということでアドバイスをもらう。「いろんなトレーニング機器がありますがインストラクターはいませんので、説明書を見ながらやってください。わからない時は周りの方に尋ねてください。始める前に、マットを使って柔軟体操をしてから始めた方が良いと思います。また、今日は初めてですので、張り切りすぎて筋肉痛にならないように注意してやってください」とアドバイスを受けてトレーニング室に入る。トレーニング室はさまざまなトレーニング機器が並んでいる。どれも同じように見えるが、一つひとつ見ていくとそれぞれ鍛える筋肉や部位が違う。自分が鍛えたい筋肉や部位を考えてトレーニングプランを考える必要があるようだ。いわれたとおり、柔軟体操を行いそれぞれのトレーニング機器に軽く挑戦した。初めてトレーニング機器を使って運動をした。わからないことは周りの方が親切に教えてくれた。周りの方からトレーニングジムの楽しさを教えていただいた。

 

次の日、体験のため近くにある長崎市温水プールを訪れた。
こちらは、ゴミ焼却施設に併設された温水プールである。焼却業務の中で生じる熱を使って温水プールと入浴施設を運営している。私はこちらのプールのことは知ってはいたが、水泳にあまり関心がなかったので気に留めていなかった。入館して、まず自動販売機でチケットを買う。プールは1回¥380で、入浴料は高齢者割引で¥110の合計¥490であった。
 私が入館した時は高齢者を中心に20人程度の方が利用していた。プールは25mプールの7レーンであった。その7レーンのうち、ウオーキング専用コース2レーン、練習コース2レーン、初級、中級、上級コース各1レーンに分けられていた。コースの区分けは利用者の状況によって変わるようだ。私は準備運動の後、ウオーキング専用コースで何度か25mプールを往復した。水中ウオーキングは水抵抗があり、歩くだけで十分トレーニング効果が期待できる。私は2往復したら、足に疲れを感じた。次に練習コースに移って泳ぐことにした。ところがクロールで泳ごうとしても右腕が自由に回せない。左腕は回るが右腕は固まって回らないのでびっくりした。私は3年ほど五十肩の痛みで苦しんだ。つい半年ほど前から痛みはやっと無くなり五十肩から解放されたが、長いこと肩を回さなかったので回らないように固まってしまったようだ。平泳ぎをしようとしても左右対象に手が動かない。私は横泳ぎで25m泳いだが、こんなに右肩が固まってしまっているのに驚いた。仕方がないので背泳ぎをするが背泳ぎで体は浮くが手が動かないので浮いているばかりで進まない。バタ足でゆっくり進む事くらいしかできない。それでも横泳ぎとか背泳ぎで何度か25mを往復した。1時間弱プールの中で泳ぎの真似事をしながら体を動かして、心地よい疲れを感じることができた。水泳は身体の全体運動であることを改めて実感できた。同時に、水泳をするにはストレッチ運動で身体のメンテナンスをする必要があると思った。

レーニングジムと水泳の二つを体験してみて、それぞれの面白みを感じることができた。格安でこのような施設を使えるのはありがたい。今年は、この二つを使って健康維持に努めたいと思う。