ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

2024年 野母半島一周サイクリング

 

青点をスタートして矢印方向に進み青点に戻るコース。距離43.3km、気温11度、天気晴れ、湿度53%

今日は晴れという天気予報を見て、野母半島一周サイクリングに挑戦した。毎年、伊王島を起点にして50km野母半島一周サイクリングレースが行われている。そのレースは速さを競うのではなくスタートして6時間30分以内に完走するレースである。早く走ってもいいし、ギリギリ6時間30分で走っても合格である。私は昨年、自宅近くからスタートして43kmの野母半島一周サイクリングを試走した。その時の時間は7時間30分かかってしまった。短い距離にもかかわらず時間がオーバーしているので正式なレースであれば失格である。昨年はあまり時間を気にしないで、いろんな寄り道をしながらのサイクリングだったので時間がかかり過ぎてしまったようだ。今回はレースを意識して走ることにした。今日走るコースは規定の50kmより7km短いので、今日の最大所要時間は6時間に設定して、できたら5時間30分くらいで走る計画で出発した。

 

スタート地点はいつもの香焼町シンボル公園である。ここからスタートして朝モヤに包まれた道路をまっすぐ南東に進む。

 

日の出から1時間ではあるが、陰になっている部分は少し薄暗い。通行車両は少ないので歩道ではなく、第一レーンを走る。快適に第一レーンを走ってきて、途中から右折して脇道へ入る。

 

わき道から江川運動公園の中を通って行く。早朝から野球場やテニスコートでは多くの方がプレーをしている。

 

江川公園を出てまた本通りに合流する。本通りの車の流れは速いので、これからは歩道を走行する。この辺りの歩道の幅は広いので走りやすい。また、歩行者は少ないので助かる。

 

快適な走りで三和町へ入る。これから先も歩道を走っていく。途中何度か歩行者と行き違った。歩行者がいたら速度を落として慎重に進む。行き違う男性の方も女性の方もまた小学生も「おはようございます」と挨拶してくれる。「挨拶は自分の方からせんばばい」昔、高校の先生からいつも言われていたことを思い出して私も挨拶しながら進む。 

 

三和町行政センター前には恐竜のオブジェが置かれている。野母崎には恐竜博物館がある。ここから10km先という案内である。恐竜の前を通ると緩やかな上り坂が続く。ゆっくり上っていく。

 

坂の上り切ったら道は平らになる。そして、右手に海が見えてきた。海の向こうには伊王島と白い伊王島大橋が見えてきた。

 

ここも歩道を走っていく。右手に海を見ながら走っていく。ここを走るのはとても気持ちが良い。ここは一番のおすすめエリアである。海の方を見ると軍艦島が見える。

 

夫婦岩と呼ばれる岩の間から軍艦島が見える。この辺りの砂は暗緑色が特徴である。この辺りの岩石を放射能測定した結果、約4億8千年前という非常に古い年代を示すことが判明した。長崎地区全体の年代は6〜9千万年前と測定されており、プレートの境界で古い地殻の断片が露出した可能性があると言われている。

 

夫婦岩を過ぎて平道を海岸線に沿って走っていく。海を眺めながらのサイクリングはそれだけで気持ちが良い

 

長崎市恐竜博物館に到着。寒いのか恐竜君は毛糸の帽子をかぶっている。時間がないので写真だけ撮って通過。また海岸線に出て、右手に海を見ながら走る

 

ここまでずっと平道を進んできた。距離は22kmで、所要時間時間は3時間である。半分の距離ですでに半分の時間を使ってしまったことになる。ここから上りが始まる。今日一番の難所である。ここは高度2mであるが、これから4kmで260mほど高度を上げていく。とてもママチャリでは上れないから押していくしかない。前回は上るのに90分を要している。そうなると6時間以内は難しくなる。できるだけ頑張ろう、やるだけやろうという気持ちで再スタートする。

 

自転車を押して上っていく。気温11度であるが、押していくととさすがに汗をかく。途中、ウインドブレーカーを脱ぎシャツ一枚になる。黒瀬バス停にようやく到着。ここは標高160m地点である。ここまで50分かかった。

 

黒瀬を過ぎてさらに上っていく。そして風力発電が行われている頂上に到着する。ここは高度260mである。頂上までくると風が強く吹いている。暑い身体に冷たい風が心地よい。ここまで75分であった。前回より15分短縮したことになる。

 

風力発電を過ぎると下りになる。そのまま下り坂を1kmほど走ると長崎野母崎自転車道の入口が見えてきた。そこで小休止する。水分補給と栄養補給をして出発の準備をする。残り時間は90分。距離は約16mである。今までのコースは上り中心であったが、これからは下りか平地が多い。頑張れば90分で行けるかもしれないと計算して出発する。そして何とか5時間58分ギリギリで完了した。50km野母半島一周はもっと鍛えないと、ママチャリでは余裕はないようだ。いい運動にはなったが、いつもののんびりサイクリングの方が私にはあっていると思った。