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秋晴れに恵まれた4日、今日は天気が良くて日向は少し動くと汗ばむくらいだが、日陰に入ると気持ちがいい。「こんな外出日和の一日を家に籠るのはもったいないね。どこか出かけよう。」と話し合って、昼からハウステンボスに出かけることにした。「ハウステンボスには年に4回は行きたいね。」といつも話しているが今年はまだ一回しか行っていない。今はどのような催しをしているかわからないが、それも未知な楽しみとして出かけることにした。
ハウステンボスに到着して駐車場から入国ゲートに向いながら聞こえてくる音楽に耳をすますとクリスマスソングが流れている。そうか、ハロウィンが終わったら、次はクリスマスだ。ハウステンボスはクリスマスシーズンとともに光の王国になっていた
ハウステンボスに到着して、まずどこに行く?と場内地図を見ながら二人で検討。いつも行かない所へ今日は行こうということでアドベンチャーパークへ向かう
アドベンチャーパークに来て、何をしようかとまた相談。その結果巨大迷路「ザ・メイズ」に挑戦することにした。今日の二人はやる気満々という感じで挑戦。
「ザ・メイズ」は世界最大級のツリーハウス型の5階建て巨大迷路である。1階にある入り口から入り、400ほどのブロックから構成されたコースを、4つのスタンプを探しながら上下左右、縦横無尽に動き回りながら、秘宝「龍玉」が隠されているゴールめざす複階層型巨大迷路である。
おそらく、私たちが今日の「ザ・メイズ」挑戦者の中で最高齢カップルであったと思う。最高齢カップルでもここまでできるということを証明しようとやる気満々で挑戦した。
巨大迷路の中を身体を折り曲げて進んだり、腰をおとして歩いたり、急な階段を昇り降りしながらまず4つのスタンプを探しながらゴールを目指した。しかし、目的のスタンプを3個しか見つけられずにそのままゴールに到達。ミッションは失敗に終わってしまった。
敗因は方向感覚の喪失である。たくさんの水平移動、上下移動を繰り返していくうちに方向感覚を失って現在地がわからなくなってしまったことが一番問題であった。また、体力的にも年齢は正直であることを思い知った。
意気消沈しそうな気分でいたところ、丘の方から運河の上を気持ちよさそうに滑ってくる人がいる。これは面白そうだ!と気を取り直して受付へ急ぐ。
これは「シューティングスター」と言う全長300mのジップラインである。 丘の上から運河を超えて、ワイヤーロープを滑り降りるスリル満点のアトラクションである。パンフレットにはハウステンボスの上空を横切る“流れ星”になろう!と呼びかけてあった。
受付で体重測定を受け、辛うじて合格。痩せないといけないと痛感。ハーネス・ヘルメットを装着してスタッフのチェックの後、安全のためのレクチャーを受け準備完了。前のお嬢さんが軽やかにスタートしたら、私も覚悟を決めて一気に飛び出す。樹上や運河を超えて空中を駆け抜け“流れ星”になった。
スリルを味合うならこれを外すわけにはいかないと思い、アトラクションタウンに向かった。前回は待ち時間が長いため諦めた「VR-KING」に挑戦。「ヴァーチャル-キング」は世界最高300m!最長3000m!最速270km!のレールコースターをVRで再現したものである。
体験した感想は本当に怖い。怖くて怖くてずっと目をつぶっていたのでよく覚えていない。最高!最長!最速!は激しい車体の揺れや衝撃などでわかったが、早く終わってと祈っていた。心臓に悪いことがよくわかった。もう2度としない。
カナルクルーザーで束の間の船旅をしながら気分転換を図る。運河巡りでは周りの綺麗な景色だけでなく、運河で羽を休めているオシドリや白鳥を見ることができるのでこれも楽しい。
アムステルダム広場ではダンスパーティが始まっていた。参加者の皆さんは音楽に合わせて楽しそうに踊っていた。もちろん私も参加する。
歩き回ったり、踊ったり少し疲れたので休憩。いつものカフェで美味しいコーヒーとケーキを注文する。
休憩の後、散歩していたらバイオリンとアコーディオンの音色がどこからか聞こえてくる。その音色に誘われていくと外国の人が楽しそうに演奏していた。 楽しい音楽に集まってきた人達は大きな拍手を送っていた。
今日はワイン祭りだそうだ。ワインを傾けながら音楽を楽しむ人もいる。ハウステンボスならではだと思う。私は今日はドライバーだから、残念ながらソフトドリンクで音楽を楽しむ。
日が落ちると光の王国が現れた。昼間のハウステンボスは楽しい。そして夜の部の光の王国は美しい。華やかなパレードは今夜は見ないで帰宅するが、次回の楽しみに残しておこう。