ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

茂木四国八十八ヶ所霊場巡り その五

青点をスタートして赤点までのコース。徒歩距離約5km、最低高度6m、最高高度182m、天気曇り、温度23度、湿度57%

 

「茂木四国八十八ヶ所霊場巡り」の5回目を実施した。今回は千々地区1、2と藤田尾地区の両地区にある12の霊場巡りの予定で行われた。これまで、茂木四国八十八ヶ所巡りは全て徒歩で実施してきたが、今回は、特に霊場間の距離が離れている場合などは、必要に応じて車両移動を利用することとし、時間内に巡礼を終えるために徒歩と車両移動の併用で行うこととなった。

 

当日、私は、いつもコースの下調べをしてくださるOさんの車に同乗して本日の集合場所である千々簡易郵便局に行く。ここで、路線バスで到着する他の参加者をしばらく待つ。バスの時刻表を見ると、ここを通るバスは日に数本しかない。巡礼を予定通り実施して帰りのバスに間に合わせないといけない。遅れたら2〜3時間次のバスを待つことになる。それで車を準備したという話であった。時間通り行動しないといけないなあと心を引き締めていたら、仲間が乗ったバスが到着。リーダー以下5人全員が集合し、リーダーからの連絡事項を聞き、今日のコースを確認して最初の霊場へ行く。

 

本日最初の霊場は千々郵便局から高台の方に600mほど上ったところにある第六番札所へ行く。ゆっくり上っていくとだんだんと千々町の全体が見えてくる。この町は海に開かれた明るいきれいな小さな町である。景色を楽しみながら上っていくと小さなお堂に着いた。ここが第6番札所である温泉山安楽寺である。ここは薬師如来をお祀りされている。整列して読経する。

次は千々町の中心ほどにある62番札所へ下りていく。このコンクリートブロックのお堂が62番札所の天養山宝寿寺である。ここは十一面観世音菩薩が祀られている。整列して読経する。
すぐ近くに百日紅のピンクの花を見つけた。花からお疲れ様と声をかけられたような感じがして写真を一枚撮る。

 

千々町のはずれにある64番札所へ行く。道沿いに進んでいくと木造のお堂が建っている。中には阿弥陀如来が祀られている。ここが64番札所の石鉄山前神寺である。整列して読経する。

次に41番札所へ行く。ここは稲荷山龍光寺で十一面観世音菩薩をお祀りしてある。整列して読経する。

 

次に42番札所へ行く。本通りである県道34号線の脇道から枇杷の木畑の中に入っていく。トタンで囲まれたお堂を発見ここが42番札所である一カ山仏木寺である。大日如来をお祀りしている。整列して読経する。

脇道の茂みから戻って本通りに沿ってさらに進んでいくと17番札所の看板が目に入る。ここが薬師如来をお祀りしている瑠璃山井戸寺である。整列して読経する。

次に59番札所へ行く。下見をしたOさんの話ではここから脇道に入り1キロほど上っていくと札所がある。最初は舗装されているが先は未舗装の荒れた道になるようだ。言われた通り道をかき分けようやく到着すると今にも崩れてしまいそうなお堂の中に薬師如来がお祀りされていた。今までの街道沿いのお堂とは違い訪れる人も少ないのかもしれない。整列して読経する。

続いて68番札所へ行く。一旦本通りへ戻り今度は道路反対側の脇道に入っていく。狭い道を進んでいくとブロック作りのお堂があり、そこが68番札所の琴弾山神恵院阿弥陀如来が祀られている。整列して読経する。ここで予定していた8箇所の札所巡りを終了する。お昼の休憩場所である藤田尾町の公園に車で移動する。

 

お昼休憩は藤田尾町の浜の横にある芝生公園の木陰に敷物を敷いていただくことにした。この公園の周りには桜が植えられており、毎年、春には賑わうことだろうと思う。木陰の下秋風を受けながら昼食をいただく。食事の後、先達に促されて、四国のお遍路に参加したTさんがお遍路報告を行った。皆さんからは日数とか費用とか質問が出ていた。機会が有れば私も四国お遍路をしてみたいと思う。

お昼の後、公園のすぐ隣にお堂がある32番札所へ行く。32番札所は八葉山禅師峰寺であ、十一面観世音菩薩が祀られている。整列して読経する。

 

次は47番札所へ行く。ここへ行くには脇道へ入り、荒れた急坂を登っていかなくてはならない。果たしてお堂は倒壊寸前であった。道が悪い街道から外れたお堂にはなかなかお参りする人も少ないようだ。47番札所は熊野山八坂寺でご本尊は阿弥陀如来である。整列して読経する。

次は34番札所に行く。ここのお堂は民家の庭の中に建てられている感じである。仕切りはなく出入り自由である。34番札所は本尾山種間寺でご本尊はは薬師如来である。整列して読経する。

次に38番札所へ行く。道路沿いの小高い丘の上にお堂があった。38番札所は蹉跎山金剛福寺でご本尊は三面千手観世音菩薩である。整列して読経する。以上で藤田尾地区の4札所をお参りして、今日の予定12札所を全部終了した。移動に車を利用したことにより、予定より早く終了することができた。ここでリーダーより「このまま終了するのでなく、残り時間、近隣の札所をいくつかお参りしたい」という提案があり、そのまま札所巡りを継続することに決定。

左:60番札所  中:55番札所  右:14番札所

残り時間は車を移動手段に活用して3つの札所を参拝した。60番札所は石鉄山横峯寺でご本尊は大日如来である。55番札所は別宮山南光坊でご本尊は大通智勝如来である。14札所は盛寿山常楽寺でご本尊は弥勒菩薩である。読経してお参りする。

今回は、車を利用して札所巡りを行った。車を提供し、運転役をしていただいたOさんのお陰で予定通り以上の巡礼が大した汗もかかずに達成できたことは大変有難いと思った。Oさんにはいつもお世話になり感謝である。今回は、路線バスが極端に少ない地域のため、時間通り行動しないといけないという制約から、車を利用したが、時間の制約がなければ徒歩による巡礼をしたいと思う。メンバーの中で、いつも遅れがちで、いつも一番遅い私が言うとさらに皆さんに迷惑をかけることになるかもしれないが、自分の足で歩いていける日もそんなに長くないと思うと、自分の足で歩けるうちは、できるだけ自分の足で歩き続けたいと思った。