ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

女神大橋サイクリング

赤点をスタートして女神大橋を往復して赤点へ戻るコース。走行距離23km、消費カロリー551kcal、最低高度1m、最高高度107m、総上昇高度205m、平均速度9.9km、所要時間2時間19分、温度26度、湿度61%

台風11号が去って一気に秋らしくなった。天気は良いが、涼しい。台風の前までは、朝起きてリビングに行ったらまずエアコンのスイッチを入れていたが、今日はエアコンはいらない。窓を開けると外から涼しい風が入ってくる。外からの涼しい風を入れるというのは久しぶりである。こんな良い天気の日に家に閉じこもるのはもったいないと思い、急遽、サイクリングに行くことにした。行先は女神大橋である。女神大橋は海面からの高さ65mの橋である。海面上65mの何も遮るものがない女神大橋を、涼しい風を受けて走ったら気持ちいいに違いないと思い女神大橋に行き先を決めた。

 

出発点は香焼町シンボルパークである。出発する前に「愛と平和」の像の前で愛用の自転車の記念撮影をする。私の自転車は4段変速のママチャリ仕様の自転車である。サイクリングをしていると最新のロードバイクやe- バイクを見かける。私も現在の愛用の自転車が走れなくなったら次はe-バイクにしたいと思うが、それまでは愛用の自転車に頑張ってもらおうと思う。シンボルパークを出て南東方向へ伸びる広い道路を快適に走り出す。

 

車道から歩道に移って歩道を走る。ここの歩道は人はほとんど通らない。もちろん歩行者優先だから歩行者がいるときは止まって歩行者が通り過ぎるのを待つ。右手に八郎岳を見ながら進む。

 

本通りから外れて海岸の方へ進む。造船所の工場地帯である。いたるところにクレーンが聳えている。朝夕のラッシュ時はこの道路も混み合うのかもしれないが、今の時間帯は交通量も少ない。

 

海岸地区に造船所が立ち並んでいる場所を過ぎてしばらく行くと団地が見えてきた。六階建のビルがニ十棟くらい建っている。ここは毛井首県営団地である。

 

 

毛井首町の海岸から真正面に女神大橋を見る。女神大橋は長崎港の入り口に架けられている橋である。女神大橋の「女神」という名前は女神大橋が架けられている長崎港の入り口の地名である。そして、女神大橋は「ビーナスウイング(女神の翼)」と愛称で呼ばれている。確かに主塔から斜めに伸びたワイヤーが翼のように見える。女神大橋は観光長崎の美しいランドマークである。

 

小ケ倉埠頭から女神大橋を真正面に見る。女神大橋長崎市内の交通渋滞の緩和と長崎港の両岸に設けられている施設の連携強化と物流の効率化を目的に長崎港の一番狭い部分に架けられた橋である。橋の長さは1289mで、女神大橋は日本で6番目に長い斜張橋である。

小ケ倉埠頭の倉庫の壁に古写真が大きく壁いっぱい引き伸ばされて貼られていた。明治時代の写真みたいだがはっきりはわからない。私は、長崎生まれの生粋の長崎人だが、浅学非才の身では昔の写真はわからない。その昔、長崎が寒村の葦の茂った何もない場所であったとき、長崎の港は水深が深く、しかも深い入江になっていることから暴風雨を避けるにふさわしい天然の良港であることを発見し、この地に港を開くべきと提案したのはポルトガル人であったということが古文書に残っている。長崎の始まりはそのポルトガル人の提案にあったことを思うとポルトガルの先人に感謝したい。

 

女神大橋のすぐ近くに、なぜかモアイ像が設置されている。入り口は鍵がかけられて侵入禁止になっている。貼り紙を読むと管理棟完成までしばらくお待ちくださいと書いてある。中には入れないので、正面からの写真は撮れない。

 

女神バス停から女神大橋を見上げる。女神大橋は海面からの高さは65mである。長崎は国際観光都市で、世界各国から大型の国際観光船がやって来る。女神大橋は世界最大級の国際観光船も通過できるように設計されている。しかし、現在はコロナ禍のため国際観光船の入港は絶えて久しい。毎日のように大型の観光船が入港していたあの頃の賑わいが早く戻ってほしいと思う。

 

今日一番の難所である上り坂に挑戦する。海抜1mから65mへペタルを漕いで一気に上っていく。電動自転車だったら楽なのにと思いながら一歩一歩漕いで上っていく。下から巨大な構造物である橋を見上げると、圧倒される。よくこんな巨大なものを作ったものだと改めて思う。

 

 

女神大橋に到着。女神大橋の両サイドに歩道・自転車道が設けられている。歩行者が歩いているときはスピード出せないが、いないときは快速で走ることができる。歩行者はいないので風を切って走る。潮風を受けて気持ちがいい。長崎港外の方を見ると香焼、伊王島が見える

 

女神大橋を渡り切って、一旦女神大橋を出てUターンして女神大橋に戻り、今度は長崎港内側を走る。復路も他の歩行者は見えない。快速で歩道・自転車道を進んでいく。長崎港内の方を見ると左手に三菱重工長崎造船所が見える。そしてその先に長崎の繁華街のビルが見える。

今日の女神大橋サイクリングは予想通り、心地よい風を楽しめた。サイクリングにとって今が一番良い時期なのかもしれない。私の周りでも電動自転車が流行り出している。いつまで電動自転車無しで行けるかわからないが、できるだけ電動なしで行けるところまで行きたいと思う。