ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

寺岳、左敷岳、松尾岳を歩く

G点をスタートして矢印方向に進み、G点に戻る巡回コース。距離6.2km、最低高度51m、最高高度502m、総上昇高度610m、消費カロリー1408kcal、天気晴れ、気温22度、湿度56%

 

良い天気に誘われて近場の山歩きを楽しむことにした。コースは寺岳、左敷岳、松尾岳の三峰を巡る巡回コースである。スタート地点は三和町元宮公園である。今日は、元宮公園の駐車場に車を止めて山歩きを開始する。元宮公園から山の方に目を向けると目の前に今から目指す寺岳がそびえている。

 

 

スタートして車道を10分くらい登っていくと、寺岳登山口に着く。登山口入口はイノシシ防止の金網で閉ざされているが、紐を解き金網を開けて入る。寺岳への道はテープを頼りに登っていく。今日の日差しは夏日を思わせるものであるが、木漏れ日が差す林の中は暑くもなくとても気持ちが良い。

 

テープを目当てに登っていくと、オスシカ捕獲禁止区域という古い看板を発見した。この山にはシカが多い。オスシカ捕獲禁止ということはメスシカは捕獲可能という意味なのかな?と疑問に思う。男女差別でないかと思う。視界が聞かない林の中を50分ほど登ってきたら、急に視界が開ける。ここまできたら寺岳頂上も近い。

 

本日、第一峰の寺岳に到着。頂上の周りは木が茂り展望は利かない。水分を補給し小休止して、第二峰の左敷岳を目指す。

 

 

左敷岳を目指して尾根伝いにアップダウンを繰り返しながら進む。全く展望が利かない林の中をひたすら尾根沿いに進む。途中、展望が開けたので振り返ると寺岳が見える。そして長崎港口を見ると女神大橋が見えてきた。ここまで来たら左敷岳は近い。

 

寺岳から約50分で第二峰の左敷岳に到着。ここも展望は利かない。小休止して次の目的地松尾岳へ向かう。この先に松尾岳への分岐点があるはずなのだがと思いながら、注意して進むと、木に括り付けた小さな案内板を発見。この案内板に助けられて松尾岳へ向かう。

 

松尾岳は標高296mである。左敷岳から200mほど下ることになる。地図を見ると“滑りやすい注意”と地図上に書かれている。昔、山で滑って、腕を擦りむいたことがあるので注意しておりていく。下りきったところには石がそこここに置かれてあり、座って休んで行きなさいと言う声がしたように思えて、お世話になる。

 

 

林の中を進んでいると、髪をオールバックにしたような人物が腕を上げて何かしているような芸術作品に出会う。私は「宇宙にテレパシーを送る人」という作品名をつけた。そして、その先には岩が行く手を阻むように立ち塞がっているが、そこにはハシゴが備えられていた。備えていただいた方に感謝である。

 

予定より10分遅れで松尾岳到着。本日第三峰の松尾岳頂上も展望はない。すぐ横にシカ捕獲禁止区域の看板が立てられている。ここは“オスシカ”でなく、“シカ”と書かれている。これだと問題ない。男女差別は良くないと思う。

 

松尾岳で休憩した後、さらに下山していく。林の中をテープを目当てに下りていく。途中テープを見失うがイノシシ罠の張り紙を見つけ、足跡を辿って行き山道に合流して松尾岳登山口に出る。

 

松尾岳登山口からはサイクリング道路を通ってスタート地点にもどる。途中振り返ると、今通ってきた松尾岳ががすぐそこに見える。

 

今日の山歩きで出会った花である。左からアザミ、ツツジムラサキカタバミオオキンケイギクである。ムラサキカタバミオオキンケイギクはきれいな花だなあと思って写真を撮った。後で調べたら、ムラサキカタバミ要注意外来生物オオキンケイギク特定外来生物に指定されている駆除対象植物であった。特にオオキンケイギクは日本の生態系に重大な影響を及ぼす恐れがあることから栽培、運搬、販売及び野外に放つことが禁止されている植物らしい。

今日のコースを歩いた方の投稿を見たら、20種近くの花が載せられていた。そのような花を見たいと思って今日のコースを歩いたが、花は4種しか見つけることはできなかった。しかもそのうち2種は駆除対象の外来植物であった。私は山歩き中、迷わないように、滑らないように、落ちないように歩くことに気を取られているので、まだ花に気づく余裕がないのだろうと思った。山歩きをすると今でもいろんな発見があって楽しいが、慣れるともっと違った景色が見えるのかなと思う。楽しみにしたい。