ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

仲間と七面山へ行く

S地点をスタートして矢印方向に進み七面山に行き、折り返してG地点まで戻るコース。距離5.6km、最低高度15m、最高高度207m、総上昇高度233m、消費カロリー702kcal、天気曇り時々晴れ、気温10度、湿度77%

 

仲間から「七面山の紅葉狩り」の誘いを受けた。10時にスタート地点である諏訪神社を出発して七面山に行って紅葉狩りを楽しんで戻ってくると、ちょうどお昼の時間帯になるので人気店の海鮮丼の食事をして解散という計画である。久しぶりに仲間と食事する海鮮丼付きの紅葉狩りに惹かれて参加した。

 

私は、バス、電車を乗り継いで定刻25分前に諏訪神社に到着。私が一番乗りと思って鳥居の下で待っていたら、仲間の二人が上から階段を下りてきた。諏訪神社の本殿に参拝してきたといっていた。みなさんやる気満々である。定刻までに5名全員が集合。幹事から今日の予定について説明を受けてスタートする。

 

諏訪神社をスタートしてしばらく行くと、左手に桜馬場天満宮の鳥居が見えてくる。このあたりは長崎街道の出発点である。文政9年(1826年)1月9日早朝、阿蘭陀商館長を筆頭にシーボルト一行約60名は江戸へ向け出島を出発した。この天満宮で安全祈願と別れの盃を交わしたと記されている。カピタンの江戸参府の際にはこの天満宮での別れの小宴が慣習となっていたようだ。

 

天満宮を過ぎて進んでいくと、観光客の方が写真を撮っている。何を撮っているのだろうと思いながら近づくと大正時代の木造建築物であった。桜馬場公民館と書いてある。近所の方に聞いたら、大正時代、ここに上長崎村役場が建っていたそうだ。昔の役場の建物を再建して、今公民館に使っているそうだ。古い建物には時代を醸し出す雰囲気がある。

 

 

さらに進んでいくと、シーボルトさんの銅像が入口に建てられている建物が見えてきた。ここはシーボルトさんが文政7年(1824年)に長崎郊外に設けた私塾、鳴滝塾である。ここでシーボルトさんは西洋医学を日本人に教えた。ここは日本における西洋医学発祥の地でもある。鳴滝塾跡地にはシーボルト記念館が開館された。

 

七面山妙光寺の山門に到着。確かに紅葉も見られるが、色あせが進みピークがすでに過ぎているような感じであった。残念ながら七面山の紅葉は見頃を過ぎてるのかもしれないけど、ここまできたら奥の院七面大明神の七面堂まで上っていく。麓が色あせしているのであれば、さらに高地は色あせから落葉に進み紅葉は見られないだろうと期待しないで上っていく。

 

ところが階段を上っていくにつれて色あせした紅葉があざやかになっていく。紅葉の美しさ全開であった。紅葉前線は山から降りてくるのにラッキーであった。

 

 紅葉を存分に楽しんだ後は、待ち望んでいた昼食である。紅葉見学を終わり、昼食に向かう。人気店はいつも満員であるが、何とか並ばないで入店できた。今回が今年最後の仲間とのウオーキングになった。食事をしながら来年の計画を話し合う。来年もまた、みんなでいろんなところに行こう。美味しいものの食べ歩きもしたい。温泉にも行きたい。長崎八十八ヶ所巡りをもう一度やりたい。山歩きもしたい。町歩きも楽しそう。などなどいろんな意見が出ていた。私たちのグループの幹事は若くて優秀である。みんなの意見を拾い上げて楽しいプランを考えてくれるので有難い。来年も楽しませてもらおうと思う。