ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

東京都知事選挙迫る

 いよいよ都知事選挙が迫ってきた。選挙予想では、小池氏が先行し、2位の蓮舫氏が猛追しているという情報が出ていた。なんとか、蓮舫氏が小池氏に追いつき逆転してほしいと思う。

 今回の東京都知事選挙は、8年間やってきた小池知事を見つめ直して、これからも小池さんに都知事を任せるか、小池さんに降りてもらうかを判断する選挙だと思っている。私は、8年前の東京都知事選挙のことも、4年前の再選した時のこともよく覚えている。小池さんは、自民党という権力者に私物化された都政を、都民の手に取り戻すために私は都知事に立候補しますと言ってきた。また選挙のたびに、現在の都政は誰がどのように決定したのか何も明らかにしていない。これは秘密主義でまさしく政治の私物化です。情報公開は政治の一丁目一番地です。私が都知事になれば、情報公開を進めますと言って多くの都民の指示を受けて、当選した方である。そして、二期8年都知事を務めてきた。

 過去の都知事選挙で小池さんが語ったことは小池さんの公約であり、小池さんの政治家としての信念であると思っていた。そのことから、現在の小池さんを考えると、小池さんの都知事としての現在の姿は大きく変わってしまった。まず、小池さんは自民党政治を払拭すると言っていたが、今や、その自民党と都政においても国政においても仲良く手を握っている。いわば、自民党がお得意とする金権政治を小池さんも一緒に行っていると言って良い。次に情報開示は一丁目一番地と言っていたが、小池都政になって、情報非開示がますますひどくなったと言われている。情報開示を求めると、海苔弁みたいに墨で塗りつぶした書類が開示され、これに抗議すると、次回からは、黒塗りではなく白色で消された書類が開示されるようだ。黒塗りの非開示をやめたということらしいが、黒塗りも白塗りも非開示は同じで、都民を馬鹿にした話である。これも都民への大きな裏切りである。あわせて、小池都政になって明らかに悪化したものが都知事記者会見である。都知事は、毎週一回定例記者会見を行い、都政の現状について記者から質問を受け、それに答える形で説明を行い、都知事としての説明責任を果たすことになっている。しかし、小池都知事になって、記者会見は特定の記者による記者会見になった。その記者会見では、小池都知事に近い、忖度記者のみが出席して、小池知事に都合の良い質問ばかりする自作自演の記者会見になっているようだ。このような記者会見では、厳しい質問が発せられることもなく、いわば、小池都政大本営発表みたいな記者会見の場になってしまったようだ。このように情報開示が一丁目一番地と言っていた小池さんは真逆なことをやっておられるようだ。つまり、小池さんはウソを言って都知事になった人である。小池さんの出発点である政治の姿勢のウソを追求されるとまずいので、そのような質問を受けないようにしっかりガードしているようだ。

 このような人が東京都知事でいいのかという疑問に思う。本来、政治家は言論人でなければならない。政治家は国民に言論でもって、その思想を語らねばならない。もし疑問を持たれるのであれば、堂々と言論でもって現状を語り少しもウソ偽りはないし、問題がないことを語らねばならない。その追求を避け、言論の場に現れず、逃げ惑うことは政治家としては許されない。
日本では、言論人たる政治家は、平気で嘘を言う人であってはならないし、また、追求から逃げ惑う政治家であってはならない。この点において、小池さんは政治家失格の人である。だから、小池さんの落選を願い、蓮舫さんを応援している。蓮舫さんには是非とも当選してほしいと思う。

しかし、日本における政治家は、上手にウソを言う人が自民党を中心に政権を担ってきた。安倍元総理は息をするようにウソを言う人とも言われた。我が国の最高の言論の府である国会において100回以上ウソを言ったことが明らかになっている。ウソ偽りを平気でする人が長期政権を保持した結果、この国はもはやどうにもならないほど凋落したと言われている。平気でウソを言う人間に集団のリーダーを託すと集団が弱体化するのは当然である。
 東京都知事は日本国首相に次ぐくらいの権力者である。平気でウソを言う人に、そのような重要なリーダーを託すことはできない。そのような人が都知事になると、日本はますます、凋落すること間違い無い。都民が冷静な判断で小池氏を落選させることを待ちたい。