きょうは天気が良いので隣町の「深堀」を散策する。江戸時代、深堀を支配したのは佐賀藩家老深堀鍋島家である。深堀は佐賀藩に関係する城下町である。
通称お東、中屋敷、お西と呼ばれた家老職の屋敷通りで門や石塀が当時の面影を残している。
この鳥居(石神門)は2代目である。初めは、寛文3年(1663年)に建てられたが、台風で倒壊したため、天保8年(1837年)再建された。長崎市指定有形文化財である。
深堀地区内にある深堀貝塚遺跡は長崎県の砂丘遺跡を代表する遺跡で、深堀川の河口部に発達した当遺跡からは、縄文時代、弥生、古墳、古代、中世、近世に至る遺物等が出土している。
深堀能仲が、相模国三浦庄金谷村に祀っていた薬師仏を譲り受け、同寺を建立したとされる曹洞宗の古刹である。寺は1255年創設といわれる。境内に長崎喧嘩騒動の切腹者12名と五島への流人9名の墓碑がある。
このアコウの大木は幹回り7.9m、樹高約20m、東西・南北それぞれ25mの枝張りである。この木は地上約4mまで直立し、そこから出る支幹も高く上に伸び、美しい樹形を保っている。アコウの大木に触れてパワーをもらう。
海岸線に戻り左手を見ると、海上遠くに「高島」と「軍艦島」が重なって見える。
海岸線を戻っていたら大きな鳥を発見。慣れているのか近づいても逃げない。でも、飼われている鳥ではないようだ。隣で釣りをしている人に尋ねると、釣りをしてるといつも寄って来る。魚をあげると喜んで?食べるという。魚を貰える場所と理解しているのか釣れるまで待っているらしい。結構大きい。
今日の一枚はブーゲンビリアである。曹洞宗の古刹、菩提寺の庭に咲いていた。ハイビスカスと同様にトロピカルな雰囲気を漂わせている。色が鮮やかなので庭木によく見かける。
深堀は隣町だが、このようにゆっくりと散策したことはなかった。深堀にアコウの大木があることも知らなかった。アコウの大木の樹齢は200年以上だと思う。アコウに触れて見上げると、200年の生命力を感じた。今日の散策の一番の感動である。