ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

香焼散歩

 

青点スタートして矢印方向に進み青点に戻る巡回コース。距離6.45km、最低高度4m、最高高度110m、総上昇高度149m、消費カロリー655kcal、天気曇り、気温26度、湿度86%

 

コロナのため2週間、自宅に篭って静養した。コロナは完治したので外を歩いてみたくなった。久しぶりに早朝散歩をすることにした。スタート地点はいつものようにシンボルパークである。ここからスタートしていつもとは反対まわりで香焼一周の散歩をスタートした。

 

香焼桟橋の方へ進んでいくと、歩道の壁面にペーロンレリーフが飾られている。長崎の海沿いの町はペーロンが盛んである。コロナでここ何年かペーロン大会が中止になっていたが、今年、やっと開催されて盛り上がったようだ。ペーロンは長崎の夏の風物詩である。

 

香焼町の本村桟橋まで来ると雲の切れ間から朝日が見えてきた。今日は雨という予報であったが、午前中は雨は降りそうにない。朝日を浴びながら歩くのも久しぶりで嬉しい。

 

桟橋を過ぎてしばらく行くと魚見大橋の上りになる。魚見大橋展望台に行くには脇の階段を上って行くが、今日は魚見大橋展望台はパスしてそのまま坂道をまっすぐ上っていく。坂道を登り切ると、開けて海が見えてくる。海の向こうには野母半島が見える。

 

魚見大橋を過ぎて左に海を眺めながら歩いてきたら白い砂浜が見えてきた。今年の夏に孫君たちが来てこの砂浜で海水浴をしたことが懐かしい。海も砂浜も綺麗と言って孫くんたちが喜んでいた。来年もまた来てほしいと思う。

 

砂浜を過ぎてどんどん歩いていく。人は見ない。ちょうど山影になるのか日差しを受けない。時折吹く風が心地よい。夏は過ぎて、小さい秋を見つけたような涼感である。ここまで平らな道が続いたが、これから道は上りになる。これから香焼総合公園までは上りが続く

 

上りをどんどん上っていく。日差しを受けることなく気持ち良く上ってきたが、途中から日差しを受けるようになった。一気に暑さが増す。でも、盛夏の灼熱の日差しからすると今日の日差しは柔らかである。

 

香焼町総合公園に到着。総合公園にはグランドやテニスコートがあり、また広い芝生広場や子供たちが楽しめる遊具も備わった総合公園である。展望台からの眺めを楽しむためさらに展望台まで上って行く。

 

展望台へ行く道は細い山道と階段を上っていく。この道中は蜘蛛の巣だらけで、たびたび顔や手足に蜘蛛の巣がまとわりつく。その度に後退して蜘蛛の巣を払って、小枝で蜘蛛の巣を払いながら進んでいく。蜘蛛の巣を壊された蜘蛛は怒っているだろう。俺らは遊びで蜘蛛の巣を張っているのではない。生きるためだ。それを遊びに来た人間がそれを壊していくなんて勝手すぎると言っているかも知れない。

 

展望台からの眺めは素晴らしい。すぐ目の前に伊王島大橋伊王島が迫る。そして西を見ると高島の先には大海原が広がっている。その先は五島列島であり、さらにその先は東シナ海が広がり上海に至る。

 

展望台を楽しんだ後は芝生広場の方に下りていく。芝生広場には園児や小学生用の遊具がある。この遊具でも孫君たちは遊んでいたことを思い出す。また、来崎した時は連れてきたいと思う。

 

広い総合公園の中は遊歩道が作られて公園内がウオーキングコースになっている。今日は下りコースで公園内を散歩する。海を眺めながらの散歩は気持ちが良い。

 

公園内の散歩は楽しい。桜、ツツジアジサイなどは植生されている場所があるので、季節によってはその花を楽しみに散歩することもある。

 

総合公園の遊歩道をどんどん下りて海岸近くに来たら公園の出口である。公園の出口では近所の猫が何匹もくつろいでいた。近所の人からやさしくされているのか逃げもしない。海岸近くの猫がいなくなったら要注意である。海が汚されているかも知れないのだ。石牟礼道子さんの「苦海浄土」の中に出ていたことだが、水俣ではまず猫がいなくなった。それは猫が水俣病で全ていなくなったからである。元気な猫さんを見て安心する。ここの海は大丈夫なようだ。

 

今日の散歩で出会った花はサルスベリオシロイバナである。サルスベリの花の写真を撮ったあと、すぐ近くにオシロイバナを見つけて撮った。目的なく歩く。風を感じる。花と出会う。この楽しみをこれからも味あいたい。