ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

伊王島へサイクリング

青点をスタートして矢印方向に進み青点に戻るコース。距離17.60km、最低高度3m、最高高度74m、総上昇高度255m、消費カロリー500kcal、天気晴れ、気温14度、湿度62%

 

今日は山歩きに絶好の天気である。残念ながら、午前中用事があって今日は山歩きはできなかったが、このまま何もしないのはもったいないと思い、昼からサイクリングで伊王島へコーヒーを飲みに行くことにした。スタート地点はいつもの香焼町シンボルパークである。スタートして海岸線を西へ進む。今日は暑くもなく寒くもなく快適でる。

 

しばらく行くと目的地の伊王島が見えてきた。今からその突端の伊王島灯台を目指す。伊王島灯台にはセルフカフェがある。そこで青空と青い海を眺めながらコーヒーを飲もうと思う。携帯の望遠を使うと小さいものが大きく見える。

 

一般道路を通って行くには、海岸線の3m地点から約100m高度を上げていくことになるが、今日は近道を通ることにして、高度20m地点の総合公園海老瀬入口から公園の中の自転車・遊歩道に入る。ここを通ると平道で楽である。

 

公園の遊歩道を歩いている人はいない。ここは水仙ツツジ、桜、あじさいなど季節季節で花を楽しめる場所である。水仙の季節はもうすぐだ。年が明けたらまた楽しめるだろう。

 

1kmほど走ってきたら右手に伊王島大橋が見えてきた。あの橋を渡って伊王島にいく。橋が見えて少し行くと公園の出口がある。そこから公園を出て一般道に合流する。そこの出口は階段である。押していくしかない。

 

一般道に出てしばらく進むと、道路公園の案内標識を見る。その案内を過ぎると伊王島大橋である。伊王島大橋は全長876m、桁下高25mの2011年に供用開始された橋である。できて12年である。それまでは伊王島には船でしか行けなかった。この橋のおかげで伊王島がとても近くなった。私は伊王島に向かうこの橋の景色が大好きである。青い空、青い海に囲まれて橋を渡るとそれだけで幸せになる。

 

橋の上から沖合を見ると高島が見えるその高島の左手に軍艦島らしきものが見える。携帯の望遠で撮影すると紛れもない軍艦島である。

 

伊王島大橋を渡りきると、目の前に馬込教会が見えてくる。馬込教会の正式名称は「聖ミカエル天主堂」といい、昭和6年(1931年)に建立されたゴシック様式の天主堂である。

 

伊王島は自転車に優しい町である。島全体に自転車行帯が作られていて、安心して自転車を走らせることができる。

 

馬込教会を過ぎるとホテル群が続く。ホテルを過ぎると伊王島港へ着く。伊王島港を過ぎるとホテル・アイランドナガサキである。伊王島はリゾートアイランドでホテルが多い。ホテルの先には温泉スパもある。横目に見ながら先を急ぐ。

 

温泉スパを過ぎて海岸線に沿って走っていくと伊王島海水浴場に着く。海に入っても寒くないような天気だけど12月中旬の今は、もちろん誰もいない。ここまでは標高3m程度の海岸線を快調に進んできたが、これから標高73mの高台にある灯台目指して山の方に上っていく。ただし、最初の200mほどは階段が続き、自転車を押して標高53mの地点まで上っていかねばならない。今日一番の難所である。

 

3m地点から一気に標高73mまで上ってきて、伊王島灯台公園に到着する。灯台公園からの眺めはいつ見ても素晴らしい。

 

喉が渇いたので「みさきカフェ」へ行く。ここは無人カフェである。だからセルフである。料金は一杯百円。コーヒーを飲むには、一杯分のコーヒー豆を取り焙煎して、豆を挽いて、お湯を沸かしてフイルターで濾して自分で自分のコーヒーを作って楽しむ。カフェに入ってコーヒー豆を探すがない。おかしいと思って案内を見ると、日本茶と紅茶をお愉しみくださいとなっていてコーヒーがなくなっている。想像だが、最近の値上げでコーヒ豆の提供ができなくなったのかもしれない。コーヒーを飲みたかったのに残念である。仕方がないので日本茶をいれて飲むことにした。
日本茶はどうするのだろうと思っていたら、たまたま補給に来ていた係の方が教えてくれた。茶の葉をスプーン一杯取り、片手鍋に入れて焦げないように弱火で焙煎する。匂いを感じるようになったら紙のフィルターに入れて上からお湯を注いで好みの濃さで楽しんでくださいと教えてもらった。

 

ここのカフェは、自分でいれたお茶を持って戸外に出て、景色を楽しみながらお茶を楽しむ趣向である。ブランコの近くのベンチにカップルが座って談笑していた。そのカップルに「ブランコ使いませんか?」と聞くと「どうぞ」という。そのブランコに座ってお茶を飲む。「このブランコはカップル用だ。1人ではなんとなく寂しい。今度連れ合いを誘ってみよう」と思いながら日本茶を飲む。

今年は何度も伊王島に来た。サイクリング、ウオーキング、温泉、釣りなど伊王島はなんでも楽しめる場所である。来年もまた伊王島を元気に楽しみたいと思う。