関東方面は梅雨入りしたみたいに雨が降っているが、長崎は晴が続いている。今日は梅雨前の香焼散歩を楽しんだ。香焼中学校の近くを出発点にして左手に海を見ながら歩く。
スタートしてしばらく行くと黄色い船が係留されている香焼港に出る。この桟橋では季節になるとペーロン競争という舟のレースが行われる。そして、各地区の代表が集まって毎年7月末に長崎港で決勝大会が行われる。ペーロンは中学生から成人まで熱中する長崎の伝統文化である。
道なりに進むと野母半島が望める雰囲気バツグンの散歩道にでる。雰囲気を楽しんだら右へ折れて山の方に上っていく。
階段を上りきったら目の前に榎の大木が飛び込んでくる。この榎の大木は樹齢約200年、樹高約20m、根回り約4mで長崎市指定天然記念物に制定されている。
榎の大木と別れて道なりに進んでいくと左手に香焼山円福寺が現れる。円福寺は香焼町の地名である「香焼」の由縁となる寺院である。その昔、延暦23年(804)〜大同元年(806)弘法大使空海が中国に渡海する行き帰りの際、ここ香焼島に立ち寄り供養のために香を焚いたことからこの地を香焼と呼ぶようになったと言われている。香を焚いたといわれる場所が円福寺にある。
円福寺の梵鐘は元禄5年(1692)の紀年銘があり、高さ106.5cm、口径47cmである。この時代の梵鐘の大部分は、戦時中の金属供出で失われ、現存しているのはわずかである。長崎市指定有形文化財
今日の一枚はランタナである。道路際の花壇からこぼれ落ちるように咲き誇っていた。「花のいのちは短くて」という言葉があるが、このランタナは開花時期が5月〜11月までと長いのが特徴である。
奥さんに「君はランタナみたいだ!」と言おう。
その心は、「いつまでも綺麗」