ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

久しぶりの香焼散歩

赤点をスタートして矢印方向に進みスタート地点に戻る巡回コース。距離4.42km、最低高度1m、最高高度47m、総上昇高度72m、消費カロリー505kcal、天気曇り、気温25度、湿度93%

 

 


朝起きて外を見ると、曇っているが雨は降っていない。最近は雨の日が続き散歩ができなかっったが、今朝は早朝散歩ができそうだ。雨雲レーダーでチェックすると午前中は雨は降らないと言っているので久しぶりに散歩に出かけることにした。スタート地点は香焼シンボルパークである。シンボルパークの「愛と平和」の銅像の周りはガザニアの黄色い花が満開である。また公園の一角にはペチュニアがピンクのきれいな花を咲かせている。誰かがシンボルパークの花のお世話をされておられるのだろう。いつもきれいな花が植えられている。有難いと思う。きれいな花を見るのは楽しい。今日は季節の花を楽しみながら散歩をしようと思う。

 

シンボルパークを出て北方向に進む。道路は直線である。そのまま行くと、三菱重工業香焼造船所の正門につき当たる。その手前を左に折れて三菱香焼工場の敷地に沿って進んでいく。塀越しに三菱の大きなクレーンが見える。そのクレーンには以前書かれていたスリーダイヤの三菱マークが消えている。三菱重工業は香焼工場を他社に売却譲渡したという話を聞いているが、スリーダイヤが消されているのを見ると売却話は確実に進んでいるのだと実感する。

 

 

香焼第5児童公園に到着。私はこの公園の車止めの石の置物の表情が好きだ。何か和かに笑っているような感じがする。「おーい、げんき?」とつい声をかけたくなる衝動に駆られる。「またね」と心の中で声をかけながら先に進む。

第5児童公園を過ぎて進んでいくと、人家の壁に鮮やかなオレンジや赤の花を発見。ノウゼンカズラである。かずらというから蔓性の植物で壁などに絡みついて成長していく。ノウゼンカズラは中国産とアメリカ産があり、中国産はオレンジ色や赤色の花が咲き、アメリカ産は黄色の花を咲かせると聞いたことがある。ここのノウゼンカズラは中国産ということになる。ノウゼンカズラの花を見ると夏が来たという思いがする。

 

野原の一角にアガパンサスが群生しているのを見つけて写真を撮る。アガパンサスは暑さにも寒さにも強い初心者が育てやすい植物という話を聞いたことがあるが、この野原で自生しているのを見ると確かに強い植物だと思う。アガパンサスは花火のように放射状に青い色の花を咲かせるのが特徴で、その愛らしい花の美しさから名前はギリシャ語で「愛の花」という意味らしい。お隣の伊王島には道路沿いの花壇に、アガパンサスが植えられているのをよく見る。

お隣の島伊王島を対岸に見ながら歩く。伊王島も久しく行っていない。来週あたり伊王島に遊びに行きたいと思う。時折黒い雲が見えたりするが、今のところ予報通り雨は降らないようだ。道端には淡いピンクの花が目につくようになってきた。ヒルザキツキミソウである。月見草は夜に咲く花だが、月見草の仲間で昼咲くのでヒルザキツキミソウという。ヒルザキツキミソウは北アメリカ原産で、5月〜7月にかけて咲き続ける。道端などの過酷な状況でも咲き続ける強い花である。

道端にウチワサボテンを見つけた。しかもきれいな花を咲かせている。サボテンの花を咲かせるため、冬は必ず室内に入れて、水やりに注意して、害虫に注意してなどさまざまな注意してもうまくいかないことも多いと聞いたことがあるが、ここのサボテンは路地栽培で自生である。立派な花を咲かせている。

住宅街を通る。庭先にランタナが溢れるほど咲いている。ランタナは別名を七変化といい、次第に色が変化するらしい。私は、ランタナにはいろんな色があるのは知っていたが、一つのランタナがさまざまに色が変わっていくのがランタナだと聞いて驚いた。黄色は黄色、オレンジはオレンジ、赤は赤で色は変わらないと思っていたが、どうもそうではなく、色が変化するらしい。現在、黄色のこのランタナはどういう色に変化するのかこれからも気にして見ていきたい

庭にブーゲンビリアが咲いている。しかし、手入れがされてないのかブーゲンビリアは雑草の中に埋没しそうである。ピンクに色づいた花びらに見える部分は葉(包葉)で、実際の花は中央部にある白い部分である。接写写真を撮ろうと思うが、薮で近づけなかった。散歩をしていると空き家になった家を時々見る。ここも住民がいなくなったようだ。

空き地の一角に朱赤色の鮮やかな花を発見。近づいて見るとヒメヒオウギズイセンである。ヨーロッパ原産で明治の頃に観賞用として渡来した。繁殖力が強く、乾燥地でも湿地でもよく耐え、世界中で野生化していると言われている。佐賀県では、旺盛な繁殖力から条例によって移入規制種として栽培を禁止しているようだ。

 

 

沿道の庭先にマリーゴールドが咲いていた。マリーゴールドはメキシコ原産のキク科の植物で、4月から10月にかけて長い期間美しい花が咲き続ける。観賞目的の栽培が普通であるが、根に線虫防除効果があることから、作物の間に植えられることもあるようだ。

 

久しぶりの香焼散歩は夏の花を楽しむ散歩になった。季節が来たら、花は律儀に花を咲かしてくれる。人が見てても見てなくても律儀に花を咲かす。人間は人に見られているかどうかで取り組みに違いが出ることがあるが、植物の律儀さを見習いたいと思う。特に私は。