ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

香焼安保地区ウオーキング

f:id:battenjiiji:20210916071355j:plain

青点をスタートして青点に戻る周回コース(トンネルは点線で表示)、距離4.48km、歩数6438、最高高度99、最低高度3m、累計高度109m、天気曇り、気温28度、湿度72%

 

「台風の影響だろうか、このところ天気の悪い日が続いている。朝から、ウオーキングしようと予定していたが、雨が降っていたので断念した。昼過ぎになって雨が上がった。雨雲レーダーでは「しばらく雨は降りません」と言っている。曇っているから、そんなに暑くはならないだろうと考え、急遽ウオーキングをすることにした。今日のコースは突然雨が降ってもいいようにトンネルのある安保(アボ)地区に行くことにした。

 

f:id:battenjiiji:20210916074410j:plain
f:id:battenjiiji:20210916074345j:plain

スタート地点の道路公園に車を駐車する。この道路公園は県道250号線の伊王島大橋の袂につくられた公園である。伊王島大橋ウオーキングする人などが利用するが、この時間、駐車車両は少ない。

 

f:id:battenjiiji:20210916080713j:plain
f:id:battenjiiji:20210916080743j:plain

道路公園をスタートして左回りに下の方に降りていく。道路公園からは周りの景色は見えなかったが、海が見えてきた。沖合いにはタンカー船が停泊している。さらに左に降りていくと伊王島大橋道路下の高架に出る。

f:id:battenjiiji:20210916082403j:plain
f:id:battenjiiji:20210916082428j:plain

高架の下を通り、入江に沿って十数軒の家が建つ栗ノ浦という集落を通る。道路きわの花壇にはいろんな花が植えられている。ハイビスカスやマツバボタンなどが鮮やかな色合いで目を引く

f:id:battenjiiji:20210916083544j:plain
f:id:battenjiiji:20210916083643j:plain

海岸線の栗ノ浦集落を通って、今度は県道205号線まで上っていく。大した上り坂ではないが、この上り坂がメタボ解消には効果的である。205号線まで上りきったら、すぐに香焼トンネルの入り口が見えてくる。香焼トンネルは2003年、伊王島大橋の開通に伴いできた延長603mのトンネルである。以前、散歩中に雨にあい、このトンネルで雨宿りしたことがある。今日はその心配はなさそうだ。先日のテレビニュースで、トンネル内の車両火災に遭遇した後続車のドライバーがトンネル内に備え付けられていた泡消火器で消火に当たったというニュースを見た。泡消火器の使用法を知っとく必要があると思って、泡消火器を探しながらトンネルを歩くが見つからない。このトンネルには非常電話はあるが、泡消火器の設備はないようだ。

 

f:id:battenjiiji:20210916091015j:plain
f:id:battenjiiji:20210916091047j:plain

トンネルを抜けると安保(アボ)地区に出る。この安保地区からコースは約100mの上り坂になる。今日のコースではメタボ解消に1番効果が期待できる場所である。しかも、曇り空がいつのまにか快晴になってきている。天の味方というべきか、天の試練というべきかよくわからないが暑さを堪えて上っていくことにする。

 

f:id:battenjiiji:20210916092855j:plain
f:id:battenjiiji:20210916092823p:plain

この安保地区では、毎年春にチューリップ祭りが行われる。この広い畑地一面にチューリップが咲き誇り圧巻である。コロナで2年ほど開催中止になっているのが残念である。一角にアオノリュウゼツランを見つけた。この植物の花は数十年に1度しか咲かないと聞いている。また咲いたら枯れてしまうらしい。

 

f:id:battenjiiji:20210916095548j:plain
f:id:battenjiiji:20210916095622j:plain

上り坂を頑張って上っていくと甘いいい香りが周りに漂っている。いい香りの植物の正体を探っていくとこの白い花に行き着いた。名前がわからないのでGoogleレンズで検索すると「臭木(クサギ)」と表示された。花は甘いいい香りを出すが、葉や枝を傷つけると悪臭を放つからこの名がついたらしい。

f:id:battenjiiji:20210916225938j:plain
f:id:battenjiiji:20210916225825j:plain

強い陽射しをを浴びながら上り坂を一歩一歩上っていく。まだまだ夏だと思いながら汗を拭きながら上っていく中、突然、道路下の庭木から秋の気配を感じる。。万緑と思い込んでいた風景の中に黄葉を見て、季節は間違いなく秋になっていることに気づく。「小さい秋見つけた」という気分である。黄葉は桜の木であった。桜木は春に満開の花を咲かせ、散り、そして初夏に新緑の青葉になる。そこまでは毎年意識的に目にしている風景だが、黄葉の桜は意識したことはなかった。秋を知らせてくれる桜もおもしろい。

 

f:id:battenjiiji:20210916232404j:plain
f:id:battenjiiji:20210916232458j:plain

上りきったところは十字路交差点である。この地点は高度99mで今日の最高高度である。この交差点を左折する。左折したら、すぐに香焼総合公園の入口が見える。今日は総合公園はパスしてそのまま下っていく。

 

f:id:battenjiiji:20210916233416j:plain
f:id:battenjiiji:20210916233452j:plain

歩道を歩きたいが草木が繁茂して歩道が通れないような部分もある。散歩する人が少ないので夏は草木に歩道を占拠されることも多い。下りながら、左手には樹木の切れ目から島影が見える。高島の島影を見ながら下りていく。

f:id:battenjiiji:20210916234413j:plain
f:id:battenjiiji:20210916234457j:plain

降って行くと途中に鳥居を発見する。参拝するため鳥居を通ろうとしたら、蜘蛛の巣が張り巡らしてある。蜘蛛の巣を取り除いて参道を上っていく。石の祠が祀られてあった。案内板を読むと、「この祠は天満宮の祠といい、この祠には安永2年(1773年)という年号が刻まれている。昔、鰯漁が盛んな頃、大漁と漁の安全を祈って祀られたものである」とあった。

 

天満宮を後にして、しばらく歩くと道路公園に到着する。今日の消費カロリーは523kcalであった。少しはメタボ効果も期待できるだろう。今日のウオーキングはメタボ効果だけでなく、小さい秋を見つけることができてよかった。黄葉はいちょうの葉ばかり連想するが、桜の黄葉も風情があっておもしろい。桜の黄葉に出会えてラッキーであった。