ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

梅を見に行く

 青空に恵まれた二月の一日、こんな日に家で過ごすのは勿体無いと連れ合いを誘って梅を見に行くことにした。場所は車で30分ほどの宮崎ダム公園である。宮崎ダム公園は広い公園で梅や桜やツツジが植えられている公園である。中でも記念樹として500本の梅が植えられ梅林公園になっている。今がちょうど見頃かもしれないと思いながら出かけた。しかし、到着して宮崎ダム公園の全景を眺めるが梅は全く咲いていない。なぜ、どうしたのだろうとおもいながら、公園を歩くと、今年は暖冬のためか、梅はすでに終わってしまったようだ。

 何年か前の2月に来た時は、ちょうど満開だったが、年によって開花の時期がずれるようで、今年は早く終わってしまったようだ。

 

残念ながら楽しみにしていた梅の花は見えないが、宮崎ダム公園には2年ぶりに来たのだから、天気も良いし公園内を散歩しようと思い、広い公園を二人で歩いて行った。広い公園をしばらく歩いていくと、一角に遅咲きの梅が何本かきれいな花を咲かせているのを見つけた。そして、そのあたりはかすかに梅の香が漂っていた。広い公園にたくさん梅の木が植えられている。梅の木は早咲きもあれば遅咲きもあるのだろう。また広い公園だから場所によっても咲く時期が違うのかもしれないと思った。梅林に来て、今年は一枚も写真を撮れないのは寂しいと思っていたが、ここで念願の梅の写真を撮ることができた。そして公園内を梅の花を探しながら歩いたが、咲いている梅の木はこの一角だけであった。

 

 自宅に戻りネットで梅開花予想マップを見た。今年は各地で早い梅の開花が予想されていたようだ。そして、実際の観測結果は、長崎の昨年の開花日は2月6日であったが、2024年の今年の開花日は1月13日であったと書かれていた。昨年と比べて24日早く、平年と比べても11日早い開花だった。

 

 天気の良い日に、連れ合いと一緒に季節の花を見にいくことは私たちの楽しみである。水仙を見に行く、梅を見に行く、桜を見に行く、菜の花を見に行く、つつじを見に行く、コスモスを見に行くなど、これらの楽しみをいつまでも続けていきたいと思う。

しかし、いつまで続けることができるだろうかということを思い知らされる年齢になった。最近、立て続けに2件の訃報に接した。一人は会社の元同僚であった仲間が突然亡くなった。病院通いをしているという話は聞いていたが急な話で驚いた。一人は、中学時代からの友人の奥さんの訃報であった。友人の奥さんの訃報に接っして、私は友人に慰める言葉もかけられなかった。そして、そういう年齢に達したのだと悲しむしかなかった。今、元気に一緒に花を見に行けるのは、お互いが健康だからできることである。しかし、今は健康でも、生老病死は間違いなく近づいてくる。そう思うと、二人で一緒に楽しめる今は感謝でしかない。一日一生という言葉がある。これからの毎日は一日一生の思いで過ごして行かねばと思う。一日一日を大事にして刻むように歩んで行きたいと思う。