ばってん爺じのブログ

年を重ねても、尚好奇心旺盛な長崎の爺じの雑感日記。長崎の話題を始め、見た事、感じた事、感動した事などを発信。ばってん爺じのばってんはバツイチではなく長崎の方言

安倍晋三国際空港はいらない

 タレントの神田うのさん(47)が1月7日にインスタグラムで投稿した"提案"が賛否論争を巻き起こしている。投稿では「日本でも羽田国際空港や成田国際空港という名前から安倍晋三国際空港にして欲しいな」とし、ハワイの『ダニエル・K・イノウエ国際空港』やNYの『ジョン・F・ケネディ国際空港』を例に挙げて、「アメリカでは素晴らしい政治家さんの功績を称えていつまでもみんなが忘れないように、その方のお名前を国際空港につけています 凄く素敵な事だと思います」と理由を述べていた。

 私はその記事を読んで、神田さんは「アメリカでは素晴らしい政治家さんの功績を称えていつまでもみんなが忘れないように、その方のお名前を国際空港につけています 凄く素敵な事だと思います」と空港名に安倍晋三氏の名前を付ける提案をしているが、安倍晋三氏は素晴らしい政治家にふさわしい方なのか疑問に思った。

安倍晋三氏は、昨年7月8日銃撃で亡くなられたが、この銃撃の真相は統一教会の被害者である山上容疑者による統一教会への復讐であったと言うことが判明した。安倍晋三氏は日本国の内閣総理大臣でありながら、反日団体であり反社団体である統一教会と深くて黒い関係をもった支援者だったことがこの事件によって明るみにされた。統一教会の支援者ということは売国奴と呼ばれても仕方のない、そういう役を演じた人である。それ以外にも国会においても、嘘の答弁を百回以上も行い、内閣総理大臣在職中には文書の改竄、統計の書き換えなどを行うなど日本の政治への信頼をことごとく破壊した人物である。さらに森友学園加計学園桜を見る会など私利私欲で政治を行った方である。安倍晋三氏は「アメリカでは素晴らしい政治家さんの功績を称えていつまでもみんなが忘れないように、その方のお名前を国際空港につけています 凄く素敵な事だと思います」という説明に合致する人物であろうか?外国の方に安倍晋三国際空港の安倍晋三氏はどういう方ですかと聞かれたらどのように説明すればいいのだろうか。安倍晋三氏は日本の元総理大臣で反日反社団体の最大の支援者理解者となって、日本人を苦しめ続け、最後には苦しめられた被害者から銃撃されて亡くなった人ですと説明するしかないが、まさに恥を晒すことに他ならない。そのような人の名前を空港名にすることは、日本人はクレイジーと言われるに違いない。

ネットを見ていたら、安倍晋三氏が亡くなった後すぐに、護衛艦安倍晋三氏の名前をつけてもらいたいとかいう提案もあったようだ。国際空港への提案は、銃撃事件から三日後の昨年7月11日に安倍晋三氏の名前を空港名にして欲しいという提案があったのが最初らしい。最初に投稿した人が、神田うのさんの提言を受けて、一周忌には是非検討して欲しいとさらにネットで述べているようだが、こんな恥ずかしいことはやめて欲しいと思う。

ネットでは、安倍晋三国際空港はいらない。つけるのであれば「中村哲国際空港」にして欲しいという投稿もあったようだ。中村哲氏は医師であり、アフガニスタンの砂漠の灌漑事業を興し、アフガニスタンの平和と貧困の撲滅のために尽力された方である。世界的に評価も高い中村哲医師の名前のついた「中村哲国際空港」であれば私も大賛成である。

戦闘が続くアフガニスタンという危険地帯で危険を顧みず中村哲氏は灌漑事業を長くやってこられたわけだが、中村哲氏が著書の中で次のように言っていた言葉を忘れない。「アフガニスタンにいると『軍事力があれば我が身を守れる』というのが迷信だと分かる。敵を作らず、平和な信頼関係を築くことが一番の安全保障だと肌身に感じる。日本は戦争しない国ということは知られている。だから、単に日本人ということで命拾いしたことが何度もあった。憲法9条は日本に暮らす人々が思っている以上に、リアルで大きな力で、僕たちを守ってくれているんです」

中村哲氏は日本の誇りであるとともに平和主義という日本の進むべき道を生命をかけて実現した人である。日本人として彼の死を無駄にしないように、彼の取り組みを日本全体で受け継いで行かねばと今も思う。そのような誇りに思える人の名前を国際空港につけるのは大賛成である。是非検討してもらいたいと思う。